『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第20話(第45話)「これが最後なら」【感想コラム】

KANA-BOONの歌う鉄血のオルフェンズの新オープニングテーマ「Fighter」がいよいよ3月1日に発売となります。

作品の世界観に沿った歌詞と “戦場での一瞬の輝き”をテーマにした楽曲ということで、ぜひともCDをゲットしてFULLの音源を聞いてみてください。

ということで、第45話も感想、考察、etcをやっていきたいと思います。

『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第45話「これが最後なら」

紆余曲折の末、鉄華団もアリアンロッド艦隊との戦いに臨むこととなるが…。

圧倒的な戦力差に不利な戦いを強いられる

アリアンロッド大艦隊とマクギリスの革命軍+鉄華団との大規模戦闘はすでに幕を開けていました。なんだか鉄血のオルフェンズはこのパターンがけっこう多いですね。

相手は百戦錬磨のアリアンロッド艦隊、マクギリス側はいきなり押されている劣勢状態!さすがに2倍以上の戦力差はかなりキツイようです。

この戦いが鉄華団にとっての最後の戦いだと言い聞かせ、弾薬も気力も全てを使い尽くせと指示を出すオルガ。

三日月もハッシュも昭弘も鉄華団は全戦力をもって進軍していますが、倒しても倒しても相手の戦力が削れない展開に三日月も思わずいつまで続くのかと言い知れぬ不安を感じている様子。

そして、ラスタルの指示はその三日月に向いていました。

ジュリエッタには予め、鉄華団のエースであるバルバトスだけを止めるように指示してあり、それを従順に実行するジュリエッタ。

“倒せ”や”破壊しろ”ではなく”止めろ”という指示なのもラスタル側が三日月を最重要視した上で倒すのが難しいと判断されたのが伝わってきて、三日月のやばさもなんとなく伝わってきますね。

タービンズとの戦闘やガエリオの活躍を側でみてきて、自分はまだまだ未熟で弱いと自覚しそれでもバルバトスを止めてみせると、今まで以上の気迫でバルバトスを止めることだけに心血を注ぐジュリエッタ。
レギンレイズジュリアの特殊なギミックのソードもかなりかっこいいですね。バルバトスといい、こうした特殊な武装のモビルスーツが多いのもオルフェンズならではといった感じです。

戦力差だけでないラスタルの戦術

『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第20話(第45話)「これが最後なら」【感想コラム】

画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

戦況が交錯する中で革命軍がなんと、あのイオクがつかった禁止兵器『ダインスレイブ』を使用し始めます。

しかし、それは事前に送り込まれていたアリアンロッド側のいわゆるスパイ!

革命軍にスパイとして送り込み、革命軍のふりをして禁止兵器をぶっぱなし、それに対してアリアンロッドは正義の鉄槌を下すというわかりやすいマッチポンプを演出したのです。

そしてその目論見はアリアンロッド側もダインスレイブを使うこと。

禁止とされた違法兵器を報復という名目でこちらも使用するというシナリオで、戦況をさらに有利にしていこうという作戦でした。

そのダインスレイブは一撃で革命軍に甚大な被害をもたらし、鉄華団もシノやホタルビにも被弾します。
その一撃はオルガや三日月さえも焦るほどの威力!(鉄血のオルフェンズは三日月を基準にすればなんとなくやばさが伝わるのでわかりやすい!)

さらに、ラスタルは敢えて地球外縁軌道統制統合艦隊を狙わずに革命軍や鉄華団をターゲットに攻撃を絞ります。

もちろん、戦力的な面で鉄華団や革命軍が一番の戦力であることは間違いありませんが、それ以上に革命軍や鉄華団は完全にはマクギリスの革命に賛同しているわけではなく、そこを叩けばマクギリスの軍は勝手に崩壊していくという目的もあったのです。

単に戦力差で押すだけでなく攻めるポイントを明確に突いてくるラスタル。戦争とはなんたるかを熟知していてかなり手強い相手です。

この戦いに幕を引くために

被害は甚大、戦力差は歴然、圧倒的不利な状況に鉄華団は一旦引くべきかどうかの決断を迫られます。

そこへ、被弾して怪我をしたシノが登場。

流星号に残ってたデータを基にテイワズで使ってるモビルスーツのフレーム材を加工して作った本物のダインスレイヴ『『スーパーギャラクシーキャノン』』で一泡吹かせるまでは引けないと宣言!

さすがシノの相変わらずのネーミングセンス。

しかし、それは同時に敵の艦隊へ”特攻”を意味する宣言でもありました。

『お前が決めた最後の舞台、きっちり幕を引いてやる』

かっこよく決めるシノですがどうみても死亡フラグビンビンの特攻作戦、というより半分本人もそのつもりなのでしょう。しかしこの戦いをひっくり返すにはもうそれしかない。

最後の道を切り開くために三日月にオルガから『最後のお願い』として雑魚の露払いが命じられる。そしてここで流れるBGM!! 素直に激熱です!!

ガエリオvs石動 そして最後の特攻

『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第20話(第45話)「これが最後なら」【感想コラム】

画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

そんな鉄華団の決意を前に、マクギリスがついにガンダム・バエルで出撃を開始し、待っていたと言わんばかりに登場するのはもちろんガエリオ、しかもガエリオが搭乗するのは本来の姿となったガンダム・キマリスヴィダール!これも熱い!!
ここでマクギリスとガエリオとの戦いに割って入るのは、これまでマクギリスをそばで支え続けた男・石動。マクギリスのカリスマ性に惹かれた寡黙な部下の一人である石動は最後までマクギリスに従った貴重な男でしたね。

そしてその裏で特攻作戦に向かうシノ。折れた腕を包帯でぐるぐるに固定しこの戦いに終止符を打つため流星号で出撃をするのですが、ここでのヤマギとシノとの会話がもう……観ててかなりキツイ展開でした。
ホタルビを囮に、一度目の囮特攻で油断したラスタルに最後の気力を振り絞り特攻を仕掛けるシノ!!! しかし、その一撃は…届かない…。直前にジュリエッタの一撃がかろうじてかすめたことにより、軌道がそらされる。

がっ ここで終わるわけにいかない。最期の特攻。少し前にみたこの光景。宇宙空間に流されるシノの包帯。シノの運命そしてこの戦いの決着は…。

次々と散っていく仲間、不利な状況、どうなる革命軍

さていよいよ始まったアリアンロッド艦隊 vs マクギリス革命軍。始めから圧倒的な戦力差で不利な状況を強いられていた革命軍は、ラスタルの緻密な戦術にはまり撤退を余儀なくされるレベルまで追い込まれてしまいました。

これまでは三日月一人でたいていはどうにかなっていた状況ですが、今回の影のMVPともいえるジュリエッタの猛攻に阻まれてしまいました。戦力でおしてくる戦争ではなく、ダインスレイブを利用したり、相手の士気を落とすようにピンポイントで戦力を削りにいったりとラスタルの緻密な戦闘はかなり小賢しいとも思えるほどでしたね。

ようやく登場したガンダム・バエル、まだその全てをみせてはいないようですが、どれほどの機体なのでしょうか。終盤でマクギリスを襲うダインスレイブの弾幕がありましたが、あっさりと次のシーンではなにごともなかったかのように登場していました、これはバエルの能力のおかげなのでしょうか。このあたりも気になりますね。

そして、今回は石動vsガエリオの戦いがありました。マクギリスに従順で手駒として利用されることに割り切ってついて行った石動と、同じようについていきながら裏切られたガエリオ。なんだかガエリオにはマクギリスに対する未練すら感じられるような戦闘シーンにもうつったような気がします。

最後に余談ですが、2月28日は”ビスケットの日”だそうです。そして昨年放送されたアニメ第1期で”彼”が散った21話が放送された日でもあります。

彼の死をきっかけに変わろうと決意した鉄華団ですが、果たしてどうなるでしょうか。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想コラムのまとめ