梅の蕾が膨らんでいるのを見つけてほのぼのし、寒中見舞いを出すタイミングを失った事を悟るこの頃です。
来年の年賀状は元旦に届くように手配したいなぁと、買いそろえてはいた年賀状セットと寒中見舞いセットを見てため息です。
ALL OUT!! 第20話「嬉しくねーのか?」のあらすじ
天竺必死の攻撃も、祇園のタックルに阻まれホイッスルが鳴り響く――。
激戦は神高の初勝利で幕を下ろします。しかし、赤山達の代で初めての勝利に戸惑いが勝る神高は、喜びをどう表現して良いか解らず、そんな神高の様子に天竺も戸惑います。
マネージャーのうめちゃんは涙ぐみ、生田荘の美樹ちゃんも感動を隠せない様子で、生田荘で神高の試合を語ります。
ですが、試合を見ていない生田荘の主人には「あの神高」がそんな凄い試合をしたなんて信じられないと切り捨てられてしまい……。
試合後、雰囲気が変わっていった天竺は?
うめちゃんと美樹ちゃんの、ALLOUT!!には珍しい女子トークの内容とは!?
籠コーチと吉田先生の飲みで意外な人物が待っていた!?
熱戦後のそれぞれとは!?
ALL OUT!! 第20話「嬉しくねーのか?」の感想
熱い試合もホイッスルと共に幕を下ろしました。菅平での初戦を、大阪ベスト8天竺工科高校ラグビー部と戦った神高は勝利を収める事ができました。試合後、天竺のメンバーも神高の力を認め、それぞれ讃えてくれます。試合が終われば敵も味方も無い。ノーサイドの精神がそこには見えます。
前歯が特徴的な細谷 長司(ほそたに ちょうじCV:落合福嗣@確認)が広田先輩にあんなタックル食らってたら前歯折れてた言ってましたが……自覚、あったんですね。
正直めちゃくちゃ心配してた!
強い凄いと褒められている神高メンバーがもの凄く慣れてない反応なのが可愛かったです。
赤山先輩すら強ばりすぎた表情でおどおどしてるのがもうっ!
この代で初めて勝った、と告げる赤山キャップに佐野キャップが心からの嘘つけやアホッ!と大阪伝統の突っ込みを入れてくれます。凄い顔になってたよ佐野キャップ……でもそうもなりますよねぇ。
自分たちを倒した相手がまさか負け試合しか経験が無いとか、嘘だろっていうか嘘であってほしいというか、もうそういうしかないですよね。
ずいぶんと雰囲気が変わった
神高を讃えてくれる天竺ですが、試合中の淳の発言に感化されずいぶんと雰囲気が変わりました。
試合中のギスギスした雰囲気は抜け、キックを外してしまったスタンドオフの水無瀬 とおるが、強烈なタックルを食らっていた淳の体を心配し、試合中のミスを謝罪。
生意気一年が珍しく謝っている、とからかわれるも、もっと頑張って花園に連れていく、と宣言します。
気まずそうにしながらも、しっかり言い切った水無瀬は格好いい!
そんなチームの意識を変えた淳に、京都産経大学の岩倉も注目し、スカウトを受けます。すでに廉平には声をかけているが、伸び代は淳の方がある、という言葉に、日本代表には叶わないなぁと笑う淳。小学生の時、廉平と淳は廉平の名字は「桜」だから日本代表が似合う、と話していた思い出があったのです。
日本代表のユニフォームには、胸に桜のエンブレムが輝いている。だから、名字が桜で、ラグビーが上手い廉平にはそのユニフォームを着る日本代表が似合う!
そう盛り上がる淳に、珍しく頬を紅潮させるほど興奮して廉平が同意します。絶対俺に似合う、だから絶対代表になるのだ、と。
そして淳は「廉平にはやっぱりこれ」だと日本代表の桜とラグビーボールがついたキーホルダーを廉平に選んであげていたのです。
隠れデレ炸裂
そのキーホルダーを廉平が鞄につけている、という隠れデレ。ボールのモチーフが外れて転がっていったのに気がついて、探し出してほっとするという堂々としたデレを発揮。
モチーフを探すときにくっついた葉っぱを淳が取ってあげる、という少女漫画的伝統のラブラブデレイベントを経て、あれだけ衝突していた二人の関係性にヒビがが入ってないことを見せつけつつ、次は花園で会おう、と爽やかに神高の前から去って行きます。
生田荘では、この感動を美樹が生田荘の主人にまくし立てるも、過去の代をしる主人は相手にもしません。
すすり泣くうめちゃんだが・・
夕食を二人で運んでいくと、食堂は静まりかえり、うめちゃんのすすり泣く様な声が時折響く沈痛な空気が支配していました。
混乱しながら夕食の配膳を終えた二人は、どうしても気になったのか、こっそり食堂の様子を覗きます。
籠さんが、淡々とお祝いを述べ、赤山に挨拶を促します。たどたどしく話し出す赤山を、籠さんが遮りラグビーの精神を説きます。
ラグビーの暗黙のルールに、勝ってもあまり喜ぶな、負けたチームを思え、というものがある。トライも、決めたからといって過剰に喜ぶな、と戒められる。チームでボールを繋いで、たまたま最後尾にお前がいただけなのだから、と。
しかし、ここには神高しかいない、単純に嬉しくないのか?そう続けた籠さんに、ようやく赤山が喜びを爆発させます。
一気にお祝いモードへ突入です!
ならもっと喜べ、バカヤロー!
そう籠さんが言うと、一気にお祝いモードに突入です。籠さんのバカヤローご馳走様です。ありがとうございます!石清水が祇園の初トライをお祝いしたり、キックを決めまくった貴船が同ポジションの吉備が色々教えろ!と迫ったり、ようやく初勝利後らしい賑やかさです。
そんな様子に生田荘の二人は驚いたり興奮したり。普段クールな大原野はあまり表情も変わらずスマホをいじっているだけのようですが……。久しぶりに試合に出たことを弟に報告していました。
トライを決めて涙ぐんだ祇園の話を送ると弟から返信が……興奮気味に祇園の写真を撮り、弟に送信する表情も声も「弟大好き!」がにじみ出ています。
神高の生意気一年がやたら可愛くなってます。ご馳走様です。夜、うめちゃんと美樹ちゃんは女子トークで盛り上がります。みんな格好いいと言う美樹は、ラガーマンはモテるのでは?と素朴な疑問を抱きます。ここで、うめちゃんのラガーマンのタイプ講座が始まります。
うめちゃんのラガーマンのタイプ講座スタート!
ラグビー界では、結婚するなら若い数字のポジション、つまりぽっちゃりがっしりなFWが良い、と言われている!神高で言うと、2番の八王子先輩。包容力のあるぽっちゃり系!9番10番あたりからプライドが高くなってくる……神高で言うと大原野!うん、彼はプライド高いね!!
ウイングともなるとチャラさに磨きがかかるそうで、11番、江文はヤンキーなのにモテる、とのこと。格好いいけど見た目で逃げられる赤山先輩、15番だけど普通な吉備と小動物な貴船、FWの魅力からは外れるものの良くご飯を食べる広田……さて、うめちゃんの好みは!?
そして皆さんの好みは誰でしょうか!?
是非推しポジションもとい推しキャラをコメントしてください!筆者?筆者は籠さんとか吉田先生とか美味しいと思いますよ!!
格好いい「大人の飲み会」
さて、ALLOUT!!の貴重な女子組が盛り上がっている頃、籠さんが約束通り吉田先生を飲みに連れ出していました。
吉田先生が、本当に飲みに誘ってくれた籠さんにお礼を言うのですが、上手く伝えられてない感……この不器用さんめっ!!
籠さんも、飲みに誘った事や店の手配にお礼を言っているのではないと察していながらそれ以上言わせないとか、もう流石に大人な対応ですね格好いい。
そして、籠さんの大人度はここから突き抜けていきます。
なんと追加メンバーに天竺の二見 峻介(ふたみ しゅんすけ CV:福島潤)コーチを召喚していたのです。
子供達と年が近い二見さんが、指導方法や子供達との距離感に悩んでいる事を察して、話を聞き出します。
二見さんは天竺を誰かに負かしてほしかった、勝ちたい気持ち、ボールを繋ぐ気持ちを天竺に教えたかった。だが、指導者として負けを願うなんて、と自責の念も感じている様子。アドバイスを与え、お互いに頑張ろう、と二見さんを励ます籠さん。
いい話が展開しているところで、吉田先生が完全に浮いているのも、飲み会あるあるですね!
爽やかな二見さんに押され、同い年でありながら「わ、若いですね……」と引き、熱血教師に憧れて身近な兄のように振る舞っていた二見さんに共感を示す吉田先生。
「憧れました、そういうの」という言葉に吉田先生の挫折がにじみ出ています……。
きっと、神高ラグビー部の顧問になった時、そんな風に部員と一緒に頑張って強くなりたかったんでしょう。
話に入れず、ひたすらにビールを空けていく吉田先生は、話が一段落する頃には完全にできあがっていました……。
ちょっとしんみりしていた二見さんにうちにはマリモが二人いて名前がついていると言いだします。
これには二見さんも「二人!?」と思わず聞き返します。そんなすっかりできあがった席に、元気な東道代相模の喜多コーチが乱入。吉田先生は二見さんの名前を間違え続け、ついに籠さんに「吉田、酒飲むな!」と叫ばれ、二見さんに「だから吉田はアンタやぁ!」と突っ込まれ……この不憫オチ、コミュニケーション苦手なオタとしては親近感がわきまくりです。
そう、一対一ならまだ良いんですけど三人、四人、五人、と人数が増えれば増えるほどどうしたら良いか解らなくなるんですよね、会話。
籠さんの呼び捨ても美味しかったですありがとうございます。吉田先生、流石闇落ち帰還系教師……ポテンシャルが凄いです……。
さて、次回はもう一人、ポテンシャルが凄い方にスポットライトが当たるようです。
そう、この試合キックを決めまくったフルバック!
うめちゃんに小動物と評された二年貴船 公(きふね いさおCV:永塚拓馬)さん!
次回「おまじない」吉備さんも気になる貴船の色々に注目です。
今回のまとめ
吉田先生の不器用ぶりが……ほんともう……わかる。わかる。凄く解る。ひたすら首を縦に振るのに忙しかったです。籠さんの色々なお声が聞けて幸せでした。
試合後の天竺が、気まずくならなくて、むしろ沢山話し合えていたという二見さんからの証言を聞いて安心しました。
衝突のあと、ちゃんとまとまれる良い子達だなぁ。
そして喜多さんは本当に籠さん大好きだなぁ……。まぁ良く解りますけどもね!?籠さんみたいな上司欲しいです!!