『機動戦士ガンダム00』は今年で10周年。今見ても古さを感じない素晴らしいアニメです。ということで、ガンダム00TVアニメ第1期のボスを勤めてくれた 金ジム 大使ことアレハンドロ・コーナー大使について、触れてみようと思います。
そうさ、記事の主役はこの――アレハンドロ・コーナーだ!
金ジム 大使ことアレハンドロ・コーナー36歳は優秀なパイロット!?
――忌々しいイオリア・シュヘンベルグの亡霊どもめ。この私、アレハンドロ・コーナーが貴様らを新世界への手向けにしてやろう!
アレハンドロ・コーナーとは『機動戦士ガンダム00』に登場する三大国家のひとつ、ユニオンに所属する国連大使です。彼の一族は200年もの間、主人公達の所属する組織ソレスタルビーイングを監視する役目を担ってきました。
しかし、コーナー家の野望はソレスタルビーイングの監視で終わることではなく、計画そのものを乗っ取ることにありました。
アニメ第1期後半から登場するチームトリニティを遺伝子操作によって生み出したのも、擬似太陽炉を創り出し本来あるはずのないMSを国連軍にばら撒いたのも、コーナー家です。
コーナー家の末裔であるアレハンドロは、第1期終盤では自ら黄金色の機体に乗り、戦場に姿を現します。
元ユニオン軍のMSパイロットであった彼の実力は折り紙つき――なのですが、機体の性能に頼ったような戦い方と、性能の劣る機体に敗北したことから、あまり強くないかのような印象を受けてしまいます。
おまけにソレスタルビーイングを乗っ取る計画を、利用していたはずのリボンズに乗っ取られるという。散々な扱いを受けるかませ役でした。
超高火力! 凄いぜ巨大MAアルヴァトーレ!!
――残念だったなイオリア・シュヘンベルグ。世界を統合し、人類を新たな時代へと誘うのはこの私だ! 今を生きる人間だ!!
そんなアレハンドロの乗っていた機体、アルヴァトーレは擬似太陽炉を7基も搭載した大型のMAです。自己顕示欲の強い彼らしく、黄金色の装甲を持つ目立つ機体です。第1期の時点では他に並ぶ機体のいない超高出力の巨大ビームを放ち、やはり当時としては珍しい遠隔操作可能な兵器GNファングを搭載、さらにはGNフィールドというバリアまで張れる、規格外の性能を持っています。
敗北してしまったのは、ビームに強いGNフィールドに対抗できる実体剣を複数持ち、機動力にも優れたガンダムエクシアを相手にしてしまったからでしょう。決してアレハンドロの実力が劣っていたわけではない、はず。多分。
金ジムとはいうけど、その性能は確かなもの! アルヴァアロン!!
――新しき世界にキミの居場所はない。塵芥と成り果てろ――エクシア!
アルヴァトーレを破壊したかと思えば、中から現れた黄金色のMS。それがアルヴァアロンです。実はアルヴァトーレとはこの機体の強化パーツにすぎず、こちらのアルヴァアロンこそが本体だった!?
サイズは小さくなったけれど、機動力はアップしたのか、接近戦も交えてエクシアを追い詰めます。
背中の双翼からはやはり極太のビームを放つことが可能で、GNフィールドも健在というなかなかの性能っぷり。
しかし、見た目のせいでファンからは金ジムと呼ばれ、やはりネタ扱いされるという始末。それはそれで愛されているんだから美味しいのかも?
劇場版では作中作にて再登場を果たし、やはりいじられるというある意味では美味しいポジションを獲得。
そんな機体です。
とまあそんなこんなで、ネタ扱いされることも多いけど結構愛されている金ジム大使さんでした。
ちなみに、アルヴァアロンはロボット魂にもなっていますよ!最高にクールなボディだぜ!
ROBOT魂[SIDE MS] アルヴァアロンDX the core of アルヴァトーレ