ALL OUT!! 第21話「おまじない」【感想レビュー】

梅の花がすっかり綻んで春を感じさせる……ような気もしますがまだまだ寒いですね!早く暖かくなって欲しいものですが、花粉症シーズンもやって来るという事で悩ましいものです。

ALL OUT!! 第21話「おまじない」のあらすじ

練習試合終了後のちょっとした息抜きの時間に、偶然出会ったライバル校のメンバー達と、急きょ学校対抗力くらべ大会が開催されることになり、わいわいと盛り上がります。

夜はそれぞれ思い思いの過ごし方をしているようですが、祇園は意気揚々と夜のグラウンドへ特訓に出かけます。

“秘密の特訓”に向かった先には、一足先に練習をする意外な人物……貴船の姿があった!?

いつもは控えめな印象の神高フルバック・貴船(CV:永塚拓馬)が胸に秘めた想いとは!?

そして翌日。

クレープ屋では、“神奈川の怪物”残波琉人(CV:楠大典)との再会が待ってた!?

嶺蔭キャプテンの月中幸太郎(CV:島﨑信長)の意外なキャラクターが明かされると同時に、吉田先生が意外なファインプレイを見せ、嶺蔭との練習試合を取り付けようとして……!?

ALL OUT!! 第21話「おまじない」の感想

ALL OUT!! 第21話「おまじない」

菅平での合宿は、天竺戦の後も続きます。二連勝に浮かれたり、浮かれた瞬間籠さんに怒られたり、負けて悔しがったりと、神高メンバーは賑やかです。

対照的なのは、良い酔いっぷりを披露した吉田先生。

二日酔いの青い顔でフラフラしています。

「何かやらかしちゃいましたか?」

とオドオドする吉田先生にみんな楽しんでいた、と嘘でも本当でもない返事をサラッと返す籠さん……流石大人ですね。

でもまぁ、あの乱れっぷりは……覚えてないならその方が良いかもしれませんね……。

負け試合の後、悔しがる神高ですが、まさかの苗鹿が「調子に乗ったつもりない」のに、と悔しがっていたのが印象的です。当初のきつい練習を嫌がっていた苗鹿はどこに行ったのでしょうか……伊勢が最近頑張っている、と言っていた変化がこういう何気ない場所にもあらわれています。

そんなグラウンドからの帰り道、元気が有り余っている祇園が何かを見つけます。

それはパンチングマシーンならぬ、タックルマシーン!菅平に来た人は、誰でも一度は挑戦する世界に菅平だけのカッコイイマシーン!

当然、祇園は挑戦したがります。

八王子先輩が「今年もやろうか」と赤山先輩に聞いていることから、神高ラグビー部では毎年恒例の様ですね。そんな行事?を前にしてもご飯が優先だと叫ぶ広田先輩……ブレてなくて素敵です。

賑やかな神高の前に、慶常メンバーが現れます。

赤山先輩大好きな平さんが一ミリもブレてない……。タックルのごとく赤山先輩に走り寄るも、嫌がる赤山先輩は片手で顔面を掴んでいなしてしまいます。ちょっとまって。赤山先輩の腕力おかしくないかな??

再会を喜ぶ祇園、石清水、御幸の穏やかさとは凄い落差です。

慶常キャプテンの久川が神奈川王者、嶺蔭を今年も強いと評しますが、ちっこい先輩こと賀茂先輩は、祇園と一緒に偵察に行った事を思い出して青くなってしまいます。

そりゃあ、あんなのみたら、ちょっと遠い目にもなってしまいますよね……。

わいわい盛り上がっていると、相模メンバーも偶然通りかかります。

筆者注目の花館 充男(はなだて みつお CV:代永翼 )が再登場!そう、試合で江文先輩にフルボッコにされてしまった、傷心の相模一年生です……。

中学時代、御幸がキャプテンを務め、石清水と共にプレーしていた試合で負けてしまい、全国大会への夢が絶たれてしまった花館。
その出来事がきっかけで、御幸は天敵となっている模様。

ですが、いくら毛嫌いしてるからって、認識した途端アイス投げつけて逃亡するというのはどうなんでしょうね……。しかもド定番の捨て台詞で走り去った先に居たのは、新たな天敵江文先輩。

……花ちゃん、強く生きるんだよ……そして君がラグビー辞めて無くて安心したよ。

さて、肝心のタックル大会。先走った祇園のタックルは残念ながらノーカウントになってしまいましたが、各校の代表者三人の合計点数で競う本格的な勝負をする事に。

平が常に赤山に絡み、赤山が出したスコアが自分と同点だったのを、自分に合わせてくれた!とはしゃいでいるのは最早女子高生のノリにしか見えません。勝負なのに合わせてどうする。

偶然同じスコアになってしまった赤山先輩はやり直したい、としばらくげんなりしていました。可愛すぎか。
相模が200点台をマークしたところで、神高は最終兵器の広田を投入……しようとしますが、食欲に負けた彼は菅平名物「ラガーめん」を食べようとレストランに並びに行ってしまっていたのです……。

賀茂先輩から優勝したら全員からアイスを奢って貰える、と嘘の情報を聞かされた広田先輩はやる気と食欲の炎を燃やしてレストランからタックルマシーンの元に帰還。

全ての情熱を込めた気合いの一発は最高得点を記録し、合計得点でも見事神高が優勝しました!

……が、もちろんアイスを奢って貰える訳はなく、怒りに燃えた広田先輩は賀茂先輩を追いかけ回す事になるのでした……。夜になっても広田先輩の怒りは収まっていないようですが、夜になってもまだまだ元気な一年生も……。

そう、石清水に手伝ってもらいながら腹筋100回をこなし、意気揚々とグラウンドに出かけたのは、やっぱり祇園!

堂々と秘密の特訓に行く、と宣言して出かけた祇園。誰かいないかなって誰かいたら秘密がバレる、というツッコミも最早必要ないですね……。

ALL OUT!! 第21話「おまじない」

さて、そこには最近安定したプレイと正確なキックで出番が増えている2年の貴船が居ました。
ボールを掲げ祈る様に目を閉じていた貴船がボールを蹴ると、正確な軌道でポールの間を通り抜けて、ボールが夜の暗い空に吸い込まれていきます。

そう、五郎丸選手で大流行したルーティーンを、貴船もこっそり持っていたんですね。ルーティーンを祇園に見られた貴船は恥ずかしがります。

貴船は中学まで6年間取り組んでいたサッカーで、キック力も体力も無く、派手なプレイもできなかった、ボールの動きを読むのだけは得意だったけれど、体が付いていかなくて、キーパーも出来ず、性格故に仲間の輪にも入れず……と、石清水がかつて祇園に言った様な事を話しだします。

サッカーが大好きだったけど、辛くて、でもチームメイトに嫌われたくなくて辞められなかった……。高校でもサッカーを続けるつもりでいた貴船は、今の三年生達に勧誘された事でラグビーに転向。大好きだったけれど、居場所をどうしても掴めなかったサッカー。

ラグビーのボールにまで嫌われてしまったら、転向したからこそ、今度こそ自分の居場所がなくなってしまうのではないか……。

そう怯える貴船は、ボールに「お願いします、入って下さい」と、祈りを捧げることで心が落ち着くのだと言います。

しかし、恥ずかしいし気持ち悪いから人前ではできないっと羞恥心に悶える貴船に、祇園はカッコイイから絶対やった方が良い!と言い切ります。

祇園はこう言う所、割合素直ですよね……しかも深い事考えて、と言うよりは殆ど忍者かっけえ!!みたいな純粋なノリを感じる気がします。

理屈じゃないんだ、それはカッコイイだろ見た目的に!みたいな。

そんな祇園の勢いに、貴船もホント!?と食いついてきました……が、直後に貴船の顔が青くなってしまいます。

「良い話だな……」

まさかの籠コーチが後ろで話を聞いていた様で「冷静な奴より怯えて必死な奴の方がいざという時強い、そのおまじない嫌いじゃない」そう言った籠さんは暗闇の空にボールを蹴り上げキャッチしろ! と即席の特訓を開始します。

全然取れない祇園はいつの間にかボール拾い役に……。貴船は何度かトライしていくうちにキャッチに成功します。籠さんは大昔良くやらされた、と笑います。

心の目で見ろ、と過去に言われた根性論を笑い飛ばず籠さんに、でも、何となく解るかも、と言う貴船。心の目、解るんだ……と祇園がちょっと貴船を見直している陰で、パーカーを目深に被った人影が走り去ります。

そう、夜に一人で特訓と言えばヤンキーなのに真面目な江文先輩です。

しっかし睫毛なんがいね江文先輩。

ALL OUT!! 第21話「おまじない」

そんな秘密の特訓?に貴船と同ポジションの吉備先輩がずるい!と怒鳴り込んできます。もう腰が痛い、と嘆く籠さんに強請って吉備と貴船が特訓を続けます。そう、結局祇園はずーっとボール拾いする羽目に……。お疲れ様です。

翌日の練習試合は、秘密の特訓の成果が出て?神高の勝利に終わります。意気揚々と引き上げる途中、祇園がクレープ屋さんを発見。

もうすぐお昼御飯だから、と嫌がる石清水を引っ張って入ったクレープ屋には……たっぷり具が詰まったクレープを頬張る嶺蔭の巨人こと、残波 琉人(ざんば りゅうじん CV:楠大典)が!初めて出会った時もかき氷でお腹怖していたし、残波さんは甘党ですね……。

赤山先輩と趣味が合いそうな気がします。

圧倒的な強豪チームの嶺蔭に所属し、その実力も桁外れな残波を前に石清水は委縮し、カタカタ震えてしまいます。仔ウサガか!!一方、サイズだけならよっぽど仔ウサギな祇園は一切物怖じせず、クレープを注文し、普通に残波に話しかけます。が、残波は祇園の事をあまり覚えていなかったようです。まぁ、ちょっと話しただけですものね……。

クレープ屋の外には嶺蔭のキャプテン、月中 幸太郎(つきなか こうたろう CV: 島﨑信長)や監督の源 晃生(みなもと こうせい CV家中宏)ら嶺蔭メンバーが。

すっかり怯え切った石清水が胸を庇って乙女座りで祇園の影に隠れてしまいます。

普通隠れる! と主張する石清水ですが、普通に衣服をはぎ取られた乙女の様には隠れないと思います。

祇園がフランカーを目指すきっかけとなった双子の霧島兄弟は残念ながら先に帰ってしまっていて、再会は叶いませんでした。そんなやり取りを祇園達とするキャプテンの月中さんを、嶺蔭メンバーが突っつきまわして会話不能にしり、監督がサイフ落としたかも!?と泣き崩れて話の腰をバッキバキに折ったり……。嶺蔭、強豪校ですが随分緩いところもあるようです。

監督のサイフを探しに月中さんが走り去った直後、残波がそういえば監督のサイフ預かってたーと言い出し、月中に電話を掛けるもカバンごと携帯を置いていってしまっていたため、連絡はつかず……。

あーあ、の一言で流される月中キャプテンの不憫さが凄い。きっと凄いプレイヤーのはずなのにこの扱い……。面倒見が良く慕われているけれど、とっても不憫な月中さんのその後が気になって仕方が無いです。

そして、今話で終始青い顔をしていた吉田先生。

青い顔をしていた理由はどうやら二日酔いだけではなかった模様。練習試合の予定が組めず困っていた様で、所々で電話をしては溜息をついていました。

緩い嶺蔭のやり取りを見たからか、監督さんが居る事に勢いづいたのか、もはや後がなかったからか……。なんと吉田先生、嶺蔭の源監督に二日後の練習試合を申し込みました!

これには石清水の顔色が青を通り越して白くなってしまいます。まさかの神奈川王者と対決なるか!?

次話『自分のシマ』にも注目です。

ALL OUT!! 第21話「おまじない」のまとめ

貴船ええええええ!!!!

良い子や……真面目で、臆病で、一生懸命!!活躍して欲しい!!でも同ポジションの吉備にも頑張って欲しい!!

吉備に貴船ばっかりずるい!と強請られた籠さんが腰痛いと言いながらも追加で練習してくれるのに愛を感じます。

わいわい仲良しな賑やかさに挟まれた貴船の心情が際立つ回でした。

さて、次回吉田先生会心の一撃の行方は……!?

ALL OUT!!( オールアウト ) 感想レビューのまとめ