『 アナと雪の女王 』(アナとゆきのじょおう、アナとゆきのじょおう、原題:Frozen)は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作による2013年公開のアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。日本ではアナ雪の略称でも呼ばれている。
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不運に見舞われた「 アナと雪の女王 」アニメ化への道のり
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『雪の女王』からインスピレーションを得たこの作品は、舞台設定を雪と氷の世界としているが、ストーリーは新規に書き下ろされた。ウォルトディズニーアニメーションスタジオ長編作品としては53作目で、短編アニメの『ミッキーのミニー救出大作戦』(3D作品)が同時上映された。
映画化しようという試みは1930年代から存在しているが、幾度となく頓挫している。最近では1990年代後半にも雪の女王を映画化する企画が再び立ち上がったのだが2002年には廃案となってしまっている。
不運続きのアナ雪アニメ化計画に転機が訪れたのは2008年である。この時、クリス・バックは長年在籍していたディズニーアニメーションを離れてソニー・ピクチャーズ アニメーションに移籍しており、そこで『サーフズ・アップ』などのアニメーション映画を監督を担当していた。バックとカリフォルニア芸術大学時代の旧友であるジョン・ラセターは、バックに対してディズニーアニメーションに戻ってくるように呼びかけた。その年の9月に、バックは自分が構想を練っているいくつかのアイディアをラセターに対して提示した。この中の1つが『アナと雪の女王』の原案だったのである。
「 アナと雪の女王 」はディズニー史上初のダブルヒロイン、すなわち、2人のディズニープリンセスを主人公とする作品である。
触れたものを凍らせたり雪や氷を作る魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女・エルサは8歳のある夜、妹のアナと魔法で遊んでいるときにはしゃぎすぎたアナを助けようとして自分の力を制御できず誤って魔法をアナの頭に当ててしまい、意識不明の状態にさせてしまう。
「 アナと雪の女王 」で誰もが感じた音楽の力
https://www.youtube.com/watch?v=cvj3-MZO9Tw
『アナと雪の女王』のオリジナル歌曲はロバート・ロペスとクリスティン・アンダーソン=ロペス(英語版)が作詞・作曲する。2013年8月のD23(英語版)のデスティネーション・Dのイベントで楽曲「レット・イット・ゴー」が披露される。この曲は挿入歌としてエルサを演じるイディナ・メンゼルが歌い、キャラクターが王国を離れて氷の宮殿を建てる際に使われる[主題歌にはデミ・ロヴァートが歌う「レット・イット・ゴー」が使用される「レット・イット・ゴー」(英: Let It Go)は、2013年のディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』に使用された楽曲。
作詞・作曲は、クリスティン・アンダーソン=ロペス(英語版)、ロバート・ロペス。劇中の挿入歌としては、アメリカ人女優で歌手のイディナ・メンゼルが王女エルサ(英語版)役の声優として歌唱している。
人々に自らの魔法を知られてしまったエルサが、王国から逃げ出した直後の場面でこの曲が流れ、もはや自分の意思で抑えることが出来ないほど強大な魔法を持つエルサが、幼少期以来ずっと抑えられてきた障害から解放され、何にも恐れずに魔法が使えることを歓喜する(一方で、王国は彼女の魔法による氷で覆われたままになる)。
「 アナと雪の女王 」の強いメッセージ、それは「家族の強さ」
作品のメッセージとして、監督のクリス・バックは、「家族の強さ」であり、すなわち、エルサとアナの「姉妹の絆」であるとしている。また、共同監督で脚本を担当したジェニファー・リーは、「『恐れ』対『愛』のテーマが物語の中心に据えられているとインタビューに答えている。
日本でもこの力強いメッセージは大いに感動を呼び起こし、どこの映画館でも大入り満員となる現象を引き起こした事は記憶に新しい。
それは多分、私達が忘れかけている「家族への思い」や「愛」といった普遍的な価値観を見失いつつある事への「恐れ」なのかもしれない。
タイトル | アナと雪の女王 |
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監督 | 原作 脚本 |
放送期間 | 公開 上映時間 |
主な声優 | 出演者 クリスティン・ベル イディナ・メンゼル ジョナサン・グロフ |
製作会社 | 製作会社 配給 製作国 |
その他の情報 | 音楽 クリストフ・ベック 主題歌 英語版 イディナ・メンゼル/デミ・ロヴァート「レット・イット・ゴー」 日本語版 松たか子「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」(日本語歌) May J.「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(エンドソング)」 編集 |