「 境界のRINNE 」第3シリーズ第3話は、3本立てのようですね。3期の3話は3本立て…3繋がりでちょっと笑ってしまいます。第2話はいわゆる「現代」のエピソードが中心となっていましたが、今回は「あの世」エピソードが多めなようです。
では、さっそく感想レビューに移っていきましょう。
輪廻の輪一斉清掃
全ての魂を転生させる力を持つ「輪廻の輪」。数年に1度、若い死神とその契約黒猫たちによりその輪の大掃除が行なわれます。
日当は出ないものの、清掃終了後のバーベキューに心躍らせながらやる気を出すりんねと六文が印象的ですね。
若い死神たちが集うということもあり鳳や朧、さらには第2シリーズで彗星のごとく現れたナイスキャラ・沫悟くんなんかも出てきました。何気に朧は久しぶりの登場ではないでしょうか。
架印は命数管理局職員ということで、掃除の監視兼指導員をやっているみたいです。忘れかけてましたが、架印はりんねより年上で社会人なんですね。
ここに現れ、清掃中預けられていた死神たちの鎌を盗み出そうとする鯖人たち。鎌を取り返す過程でせっかく綺麗に掃除した輪廻の輪に傷がついたり、架印に正体がバレそうになりれんげが思いっきり鯖人をぶっ飛ばしたりなどドタバタです。
鯖人は魂子さんの鉄槌を食らい、輪廻の輪は専門の業者によって再度清掃されることが決定しました。
最後はみんなでバーベキュー!「ごちそうだ!」と喜ぶ六文と、「シケてんなー」と文句を言う朧の対比が印象的でしたね。
めでたしめでたし。
恨み無限大
死神の鎌を作る鎌打ち「三日月堂」の零不兎と来兎が、まるでチェーンソーのような死神の鎌を持ってりんねを訪ねるところからお話は始まります。
この鎌はよく売れたものの、「なぜか他の死神の鎌を攻撃したくなる」という重大な不具合があったためにりんねにお祓いをお願いしに来たのでした。
実際遊びに来た鳳がこの鎌を買い、りんねの部屋の隣に住むれんげの鎌を攻撃しに行っています。一生懸命鎌を磨いた後すぐに攻撃されたのですから、れんげとしてはたまりませんね。
心当たりはないかとりんねが聞くと、なんとこの鎌は悪霊で汚染された霊鉄で作られたことが判明!れんげは騙死神としての活動のためにローンで鎌を購入し、りんねや鳳を攻撃するも、そこに乱入したのは何と命数管理局の調査で現れた架印でした。
結局問題の鎌は命数管理局で押収されるも、鳳の馬鹿な行動によりりんねや架印たちの鎌は大破・三日月堂も営業停止となってしまいました。
めでたしめでたし…?
雨の中の子犬
今回のお話はどうやらこれがメインエピソードのようですね。
桜から工具を借り雨漏り対策をしていたりんねの元に現れた依頼人・雨野は、常に雨に降られていました。室内でも、何故か常に雨野の上には雨が降っているのです。そうなったのは今まで暮らしていた団地から一戸建てに引っ越し、犬の小太郎を飼い始めた10日ほど前からのことでした。
霊の正体は犬であると知り、小学生時代捨て犬「ベロ」を保護しきれなかった過去を語る雨野。ベロの霊が自分を恨んでいるのではないかという雨野に、りんねは定価3000円の死神道具「念読バブルソーダ」を使用し霊のメッセージを読み取ることを提案します。
そこに映し出されたのは、雨野が世話をさぼった日にたまたま通りがかった大富豪の少女にベロが拾われ、幸せに暮らしている日々でした。さらに小太郎が吐き出した霊体用カラーボールにより大きく成長したベロの霊が着色され、ようやく心を通わせたことでベロの霊は成仏していきました。
たまたまベロの寿命と雨野が小太郎を飼い始めた時期が重なり、最期のお別れを言うために雨を降らせていたベロ。BGMが良い味を出していて、不覚にもウルッときました。動物ネタは弱いんです。
こうして事件は解決し、あとは小太郎の躾が課題として残るのでした。
めでたしめでたし。
境界のRINNE 第3シリーズ 第3話「輪廻の輪 一斉清掃|恨み無限大|雨の中の子犬」のまとめ
3本立てでテンポの良かった今回ですが、ギャグ2本の後にほんわかシリアスが来て涙腺持っていかれましたね。
次回はOPやEDにも登場していたあの水晶玉の美女が登場するみたいです。
これは見逃せない!