「 ガラピコぷ~ 」のほんわか可愛いアニメーションを作ったのはこの人!久野遥子さんをキミは知ってる!?

何の気なしにテレビのチャンネルを回していた時の事。NHK Eテレの長寿番組「おかあさんといっしょ」が丁度放送されておりまして、「今はこんな感じなのかー」と眺めていた時、アニメーションが流れ出しまして、ワタクシ、仰天しました。

か…可愛い!!

その時に流れたアニメーションがすごく綺麗で、ぬるぬる動き、なにより猛烈に可愛いのです。

このアニメーション、現在「おかあさんといっしょ」の着ぐるみ人形劇として放送されているシリーズ『ガラピコぷ~』のオープニングで流れるもの。おおまかながら、『ガラピコぷ~』のストーリーが分かるものとなっており、わずかな時間で衝撃的な感動を与えてくれました。

この可愛いアニメーション、どこかで見覚えがあるなぁと思っていたら、最近各所で活躍中のあるアニメーション作家の方の作品でした。この記事ではそんな可愛いアニメーションを作った作家の方を紹介します。

アニメーション作家・久野遥子さん

「ガラピコぷ~」のアニメーションを制作したのは、アニメーション作家・久野遥子さんです。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業。2013年にはcuusheのMV「Airy Me」を制作し、第17回文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞しました。

温かみもあるのだけど、どこか不穏な雰囲気も感じる不思議な印象のアニメーションです。このMV、製作期間1年半という重厚なアニメーションなのです。

実写とアニメを組み合わせた 久野遥子 さんの世界

久野遥子さんは、2015年に公開されたアニメ映画「花とアリス殺人事件」ではロトスコープディレクターも務めています。ロトスコープとは、実写映像を元にアニメーションを作る手法の一つ。この手法を利用することで「花とアリス殺人事件」のキャラクター達はまるで実写映像のような動きを見せています。

さらに、注目して欲しい作品が久野遥子さんが監督したCuushe 「Spread」のMV 。こちらの映像では、実写映像だったはずのものが、いつの間にかアニメーションに変わり、次々に別の生き物にメタモルフォーゼしていく不思議なものとなっています。

実写とアニメーションの間の世界を駆使する久野遥子さんらしい映像ではないでしょうか。

最近では“あの”作品にも参加していた!?

そして最近ではなんとあの国民的人気キャラクター「クレヨンしんちゃん」のアニメ制作にも参加していたりします。

今年の劇場版「映画クレヨンしんちゃん襲来!!宇宙人シリリ」にて、ゲストキャラクターである宇宙人のシリリや宇宙船のデザインを務めていたことを、久野遥子さんが自身のTwitterのツイートにて明かしています。なんとシリリを作ったのは久野遥子さんだったのです。

しかも映画の本編でも1シーン、アニメーションに参加していることも伝えられています。具体的にどのシーンかは明言されてはいませんが、確かに「襲来!!宇宙人シリリ」では明らかにテイストが異なるアニメーションパートが用意されていました。映画を観た人で、これらの久野遥子さんの作品を観た人なら恐らく『ここだ!』と分かるのではないでしょうか。


そんな今注目のアニメーション作家・久野遥子さんなのですが、月刊コミックビームではなんと、漫画「甘木唯子のツノと愛」という連載もスタートしたばかりだったりします。なんと漫画家としても活躍中なのです。

きっと今後もいろんな場所で久野遥子さんの名前を見かけることになるのではないでしょうか。是非久野遥子さんの今後の活動に要注目です。

ようこのよう虫:http://kunoyoko.tumblr.com/

久野遥子公式Twitterアカウント:https://twitter.com/kunoyoko?lang=ja

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