つぐもも 十一本目「決戦」【感想レビュー】

気がつくと、このレビューを書いていた時にはつぐももの最終回が終わってるやないですかー!まだ11話のレビューを書き切れていない中で、すでに結末を知ってしまっている状態でございました私です。

というわけで、ちゃちゃっと11話のレビューをはじめて参りましょう。今回はわりと真面目っぽく書きます。

つぐもも 十一本目「決戦」のあらすじ

皇すなおとの決戦に備え、かずやは与えられた一週間の間に桐葉と稽古を積み重ねる。一方のすなおは鍛錬に励むも、かずやに負ける要素は一個もないと強気な姿勢である。

兄の仇と仇の息子への苛立ち、そしてかずやは今までの自身のすそ払いとしての振る舞いを見直し、すなおとの決戦に挑む。

決戦に備えて

つぐもも 十一本目「決戦」【感想レビュー】

画像引用元:©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会

皇すなおとの決闘に挑むため、河川敷で桐葉と稽古を積んでいるかずや。

そこでは、戦いの際の間合いやお互いの攻撃範囲、そしてすなおが明かした手の内をどう対処するか、対策を練っていた。

帯の長さは一丈一尺(約4.17m)で、対するすなおの太刀の攻撃範囲は一間(約1.8m)であった。攻撃の範囲で見ればかずや達の方が優勢ではあるが、そこにすなおが明かした「空断ち」「地走り」という衝撃波による攻撃がやってくる。

桐葉はこの二つの攻撃を四間(単純計算で約7.2m)ほどと仮定する。これでは、かずやは遠距離でも近距離でも攻撃をするのが難しくなってしまったのだ。

これに加えて、両者が扱う付喪神の相性もあった。

桐葉は布でできた帯であり、相手の虎鉄は鉄でできた刀。脆い刀レベルでは傷一つ付かないらしいが、相手が刀のつぐももであれば話は別。この材質の部分でも、かずやは不利な戦いであるのだ。

しかし、桐葉とかずやに諦めの兆しは全く見られない。むしろ手はあると、勝算すらある勢いだ。

一方、小宮の神社でほのかと手合わせをするすなおと虎鉄。こちらも「私達が勝つ以外ありえない」とほのかに宣言をする。もちろんこれはただの虚言などではなく、今まで奏歌としてきた鍛錬や、直前でのかずや・桐葉との戦いでの能力差を知った上だ。

しかし、虎鉄はすなおの勝算に対し懸念を抱いていた。

意見を言おうとするも「今はほのか様と話しているの」と一蹴されてしまうが、ほのかが意見を言うようすなおをなだめる。
虎鉄の懸念材料は、かずやも同じすそ払いであり、菊理の試練を乗り越えている人である以上油断できないということであった。

まぁ…すなおちゃんは怒るよね。そして、菊理の攻撃「水鞠」を防いだであろう防御技であるなら、刀を一太刀入れる隙はあるので問題ないと言い切る。

「道具のあんたは余計なことを考えないで」

すなおの冷徹な一言に「すいません…」と謝ることしかできない虎鉄。

夜、かずやはいつも通り(もはやノルマ)桐葉と同じ湯船に浸かる。こういう所は実姉のかすみよりも姉っぽい行動に見えるのは気のせいかな?

いつまで経っても女体に慣れずにいつまでも立っている(何がとは言わんが)かずやをよそに、桐葉は決闘の話を続ける。

両者の決闘の見届人は菊理が請け負うことになった。そしてすそ払い同士の戦いで死人が出ては困るため、身代わりとなる水人形を使いダメージを人形に肩代わりさせる方式となった。

なお水人形の形を見て、桐葉は「大人のおもちゃか」と聞くが、まぁよく見たらでっかいバ◯ブにもオ◯ホにも見える。ただこの水人形でダメージを肩代わりできるのは一人のみ。付喪神のダメージは当然蓄積されてしまうし、桐葉とかずやは帯の現し身を出すことが出来るが、ダメージが増えると回復に専念しなくてはいけなくなる。むやみやたらと攻撃させて無駄にダメージを蓄積させないよう立ち回ることも重要なのだ。

「わしを使うことを躊躇うな。わかったな」

危機的状況になったら、ダメージを喰らおうが構うなとかずやに告白するが、かずやの返事に同意の声はない。
かずやは単純に「大事な桐葉を傷つけたくない」のだ。だから、桐葉を勝つために酷使することに抵抗感を持っていた。だが

「桐葉さんは僕が守る。勝つことも大事だけど、桐葉さんも大事だからね!」

先のはだかふとんの一件の影響か、素直さと正義感に磨きがかかったかずやであった。

桐葉も思わず耳を赤くしてしまう。あれ意外とちょろいですね桐葉さん(

まぁいつものようにち◯こもぎ制裁を食らうかずやであったが、桐葉もまんざらではない様子。それ以上に、一週間の稽古で力がついたことを褒めて「今日は深寝入りするから、おさわりくらいはしてもいいぞ」と夜のお誘いまでする勢い。…結局、桐葉の寝相のせいでいい思いはできなかったようだ。にしても桐葉さん、パンツは履くようになったんですね(落涙)

夢の中

かずやの夢の中では、奏歌と桐葉についての話で盛り上がる。

今回のは特段きつかった(おそらくち◯こもぎ?)と少し愚痴をこぼすかずやだったが、奏歌は

「いつも守ってばっかだった桐葉が守るって言われたことに、驚き以上にドッキリしちゃったのね」と言う。なんか初心なヤンキーJCみたいっすね。ロングスカートとか似合いそう。

そして実の母親に数々のラッキースケベ体験をバラされるかずや。どこぞのビジョンでフレグランス事件の時の映像も出され、挙句にはかずやの周りに桐葉たちが。

からかうのはやめてと怒るが、しかし「これはかずやの生み出した幻覚」であり「かずや自身でどうとでもなる」と奏歌は言う。その通りに意識を変化させると、かずやの周りの人はたちまちムキムキマッチョマンに変わり、姿を消した。

その自制心にあっぱれ!と奏歌。

「桐葉ちゃんは別にかずやに求められても怒らないし、色々してくれると思うわよ?」

と迫ってみようぜ!と言いのける。でも奏歌さんその手の動きはダメだ。でもかずやは「今のみんなといる世界が好き」だから「このままでいたい」という。

なんとも煮え切らん…が、奏歌は納得する。夢の中でお別れの時間が来ると、ふと「さようなら、先代すそ払いさん」と自分の発言に疑問を持ち出す。

「そこは封印されてて思い出せないのよね。けどいつかわかる。その時を待ってるね」

かずやは夢から覚めるなり、自分の息子を見て「マッチョ、マッチョ、マッチョ…」とつぶやくのであった。

決闘!

つぐもも 十一本目「決戦」【感想レビュー】

画像引用元:©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会

兄のようなすそ払いになるべく修行を積んだにも関わらず「なんとなく」という理由ですそ払いになったかずやが許せない。その気持ちの甘さを叩き込みたい、皇すなお。

前回すなおの兄すおうが死んでしまったのは、力不足の私が原因。今回何かあったとしたら敗因はまた自分、だから負けられない、虎鉄。

最初は流れですそ払いになってしまったが、己のすそを集める習性で周りに迷惑をかけてしまったことへの反省と自身で解決をする覚悟、そして「付喪神は道具」としか見ないすなおには負けたくない、加賀見かずや。

水人形と契約を交わし、決闘の準備を終えるかずやとすなお。見届人の菊理によるルール説明は以下の通り。

・白山神社のフィールドから離れる
・水人形が壊れる
・降参する

以上を行うと試合に負けとなる。

「いざ尋常に、始め!」

菊理の始めの号令とともに、かずやが間合いを詰めてくる。

『型綴り!』近距離で人型の帯人形を出し、両腕のパンチを繰り出す!すなおは刀で切り裂き、帯人形を一突きで破壊する。その下には伏せたかずやが刀の動きを止めるが、すなおはかずやごと刀で背負い投げてしまう。なんという怪力。

続いて同じ型綴りを繰り出すかずや。今度は間合いを取り、遠距離から衝撃波を出して攻撃をするすなお…だが。

ドン!という重い衝撃とともに、すなおの身体が飛ばされてしまい、水人形に罅が走る。
間合いと衝撃波の威力では容易に型綴りを壊せないと読んだ桐葉による作戦が功を奏し、初撃はかずやが討ち取った。

完全に間合いを読まれているすなお。一方で攻撃できる範囲を保つかずやだが、すでに次の策を取られる前に、新しい手段に変更した。

形勢逆転、大ピンチ!

大きなくす玉のように、球状に帯をまとめるかずや。この攻撃はすなおでも知らないらしい。

「すなお様、距離を取ってください!」
「うるさい、退くのは負けと同義よ!」

知らない技への危険を察知する虎鉄だが、やはりすなおはアドバイスを退ける。すなおはすなおという名前の通りに、素直にかずやの攻撃を受けきると豪語する。と、いつの間にか現れたほのか(ミニマムサイズで菊理の頭の上にちょこんと乗っかるのがかわいい)も「そんなこと思ってるんだろうなー…」と考える。

続けてかずやは帯を球状にまとめ、今度はらせんつづりを繰り出す。なんとすなは、かずやのらせんつづりを刀の柄の部分で受け止めてしまった!

お互い一歩も引かぬ攻防を繰り返す。かずやの帯攻撃を受け流し、地走りでなおも遠距離から攻撃を続けるすなお。

「ふふーん。いちのかずやが押しとるよ?」
「まだ始まったばかりだろうが!」

まるで子供の体育祭で「うちの子供すごいだろ」と自慢合戦をする親のような菊理とほのかである。忘れてたけど二人とも土地神なのよね。

「連撃!」

その時、すなおが地走りを2回連続で出してきた!予想できなかったかずやが連撃の一発をもろに食らってしまう。威力を弱めた分地走りの射程距離を伸ばすという離れ業をやってのけるすなお。攻撃の範囲を超えてきた事態に、一旦藪の中へ身を隠すかずや。

すなおもただちにかずやを追い、至近距離で刀を振りかざす!帯をボーガンのような形にして小石を飛ばし、攻撃キャンセルを狙うかずやだが、小石では避けられたり刀で振り落とされてしまう。
大きな木を根元から断ち切るほどの斬撃をなんとかかわすかずやだが、形勢はすでにすなおの攻勢一辺になってしまった。

つぐもも 十一本目「決戦」【感想レビュー】

画像引用元:©浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会

 

このままでは防御するだけになってしまう、すかさず帯攻撃をかますかずやだったが、その一瞬の隙を見逃さなかったすなおが、かずやに空断ちを放ってきた!

「うあぁっ!」

間一髪で衝撃波を守ったが、守ったのは帯の現し身でなく桐葉本体だった。桐葉のうめき声が響く。続いて、現し身も回復のために消えてしまい、残るは現し身一本と大ダメージを受けた本体のみ。続く空断ちに盾綴りを出さず逃げまどうかずやだが、そのせいで大きな隙を作ってしまう。その間合いは、すなおの至近距離の一太刀が入るほどの近さであった。

「かずや!何をしている!」

桐葉の叫びはかずやに届いていない。

「盾綴りは帯二本で編む。でもここで本体の帯を使えば、桐葉さんが…!」
「使うことはためらわず…でも桐葉さんは、傷つけさせない!!」

かずやは地に手を付いて体制を整える。

「もろてつづり!」

手のひらのような形で帯を編み、すなおの攻撃に立ち向かう!

「初めて見る技です!」

虎鉄が再度注意を促すが、

「構うか!!!」

すなおの強烈な一太刀が砂埃を立てて炸裂する。砂埃の中には…

『もろてつづり 水分り』

両手のような帯の指の部分を合わせ、家の屋根のように三角形の形を作って交わしていた!!

ってここで終わりかい!

なんとも良い所で11話が終わっておりましたね〜。今回はおふざけも少なく、決戦に挑む二人と付喪神の内心が少し垣間見えたお話でした。

今回の見所は、前回あれだけネガティブになっていたかずやが「付喪神はパートナーだということを、すなおに知ってほしい」と言えるまでに成長した姿が見られた点、そして珍しくかずやの一言でデレデレでなく素直に照れてしまったかわいい桐葉さんでしたね。

普段おちょくりつつも守っていた桐葉が「桐葉さんを守る」だなんて…かずやもかっこよくなりましたね!
さて、ついに次回が最終回になってしまうわけなのですが、果たして今回の決闘の結果はいかに!?
そして今後つぐももはどーなっていくのか!楽しみですねー!

…まぁ、もう最終回も見てしまっているんですけれどね。では最終回に続きます。

つぐもも 感想レビューのまとめ