『ラブライブ!サンシャイン!!』HAPPY PARTY TRAINでおなじみの「伊豆箱根鉄道」さんにインタビューしてきました!【メセヌマ2】

ユメの電車にミライを乗せてーー。

Message from Numazu セカンド

《ヌマヅの声》第1章 From 伊豆箱根鉄道

日本でも例の少ない『フルラッピング電車』、HAPPY PARTY TRAINの走る「伊豆箱根鉄道」。

美しく青々とした空と、雄大な自然に恵まれた伊豆半島を華麗に走る「HAPPY PARTY TRAIN」だが、運行に至るまでには、伊豆箱根鉄道職員の皆さんの、汗と涙の物語が詰まっていた。

伊豆・三津シーパラダイスは今年で40周年。

伊豆箱根鉄道は100周年という大きな節目に訪れた「アニメ」の存在。

今回のインタビューでは、「HAPPY PARTY TRAIN」運行までの物語や、これからの企画について、伊豆箱根鉄道の社員さんお二人にお話を伺った。

〈ヌマヅの声〉伊豆箱根鉄道 さん

ユメの電車が走り始めてはや3ヶ月

さて、伊豆箱根鉄道(駿豆線)さんで現在運行してるフルラッピング電車『HAPPY PARTY TRAIN』が運行を開始しておよそ3ヶ月が経とうとしています。

改めてこの3ヶ月を振り返ってみて…いかがですか?

あれだけの規模のラッピングを施した電車になりますので、アニメのファンの方からすれば、これまでにない驚きと喜びを感じていただける車両になっていたのですが、

「一般の方に理解が得られるか」といった点が大きな懸念材料でした。

が、4月8日の運行開始をいざ迎えてみたら、アニメファンでないお客様にも、賛同までかは分かりませんが、苦情等も一切無く、我々鉄道部の者としては一安心しているところです。

私は「この電車を走らせたい」方で、鉄道部の皆さんと苦労を重ね…各所に確認を取りながら企画を進めて、なんとか運行を迎えることができたので…

走ってくれただけで、ほっ…といった感じですね(笑)

本当に、伊豆箱根鉄道さんの想いがこもった「HAPPY PARTY TRAIN」だった、ということで。

こもりまくってますね、あの電車には…!(笑)

くらいから駆け足で企画を進めて…本当に運行できるのか…?といった感じでしたしね。

はい…。本当にギリギリで。

周りの理解と協力のお陰でなんとか運行までこぎ着けました。

ただ乗っているだけでは分かりませんが、裏では非常に沢山の苦悩があった…と。

そうですね…貼り付け作業自体は2日間ほどだったのですが、いざ貼った後、お披露目会まで、どうバレないように留置しておくのか…といったところも担当の者と協力して、電車工場の工場長と相談し、(電車と電車の)間にラッピング電車を置いて…など。

あれだけの大きい車両でしたし、伊豆箱根鉄道の敷地は外からかなり見えてしまう作りになっているので、良いカメラとかであれば簡単に撮影出来てしまう…と(笑)

やはり「お披露目会」で“初めて見る”感動をファンの方には味わってほしいですしね。

伊豆箱根さんの想いが詰まりまくってます…。

そういえば私、伊豆箱根鉄道さんの発表なさったニュースで初めてラッピング電車を見たときは、「駿豆線は景色が綺麗なのに…これじゃ外が見えなくなっちゃうのでは?」と思ったのですが、実際乗ってみたら、ちゃんと外の景色も見られるようになっていたんですよね。

はい。

伊豆箱根鉄道 駿豆線は「富士山が見える電車」と謳っている部分があるので、景色も見えるように、といった点はとても工夫しましたし…とても苦労した点でもありました。

透過率や燃焼の問題で、クリアしなくてはならない課題が幾つかありまして。

当初考えていた素材だと、問題があることが後々判明しまして、そこから……

本当の素材探しでしたね(笑)

素材探し…?

まず第一に、燃焼試験クリアしている素材」でないといけなくて。プラス窓の外を見れる特殊な素材。

四苦八苦した後に、それをギリギリで探してきまして…。

電車には制限が多いんです…。

なるほど。

おそらく、企画立案から運行まで、全てが大変だったと思いますが、その中でも一番大変だったことは何ですか?

やっぱり、一番は窓ガラスに貼る素材探しですね。

今回は「フルラッピング」で、窓ガラスのところにちょうどキャラクターたちの顔がきている、と。

ガラスに貼る素材の問題をパスせずして、あのフルラッピングでの運行は成し得なかったので…。

そこをクリアできないんじゃ…ということで、最悪走れないかも、と思ったときもあったのですが、

ラッピングにキャラクターを大きく配置するために窓ガラスにも(ラッピングを)貼れて…、景色も見えて…

の、その両方を叶えなきゃ、と粘って粘って、やっと素材を見つけ、鉄道部と協力してあの「HAPPY PARTY TRAIN」を完成させることができました。

苦労の末、ようやく運行!アニメファンの反応は…?

そのように伊豆箱根鉄道さんは大変な苦労をなさって、なんとか「HAPPY PARTY TRAIN」が運行を開始できた、と。

大変なご苦労の末、ファンの方の反応を見て、いかがでしたか?

あれから、駿豆線にもたくさんのアニメファンの方がご乗車くださるようになりました。

(HAPPY PARTY TRAIN)走り出しの当日はかなりの大雨だったにも関わらず、たくさんの人に集まっていただきまして、

伊豆長岡駅に設置した黒板にはファンの方が「すごいです…!」とか、「感動しました」とか色々書いてくださっていたのも拝見して、ただただありがたいな…というか、嬉しいな、というか…。

あの「HAPPY PARTY TRAIN」も含め、聖地巡礼で遠方から沢山のファンがいらっしゃっている中で、やはり「ファンの方をがっかりさせたくないな」という思いが強かっただけに、皆さんのご反応がとても嬉しかったです。

アニメは抜きにしても、「駿豆線でいい景色が見られた」とか、「いい場所だった…」とか、伊豆・三津シーパラダイスにおいても「イルカのショーが面白かった」と言っていただけるのも、本当に嬉しいです。

皆さんに、「沼津伊豆」自体を好きになっていただくための、いいチャンスを(ラブライブ!に)頂いてるな、という気がしますね。

サイクルトレインで伊豆の景色を満喫…♪

ところで、伊豆箱根鉄道さんは「サイクルトレイン」の企画も行っていらっしゃると伺っております。

そうですね。

3月31日まで実証実験で、地域の方のお声なども聞きながら進めておりまして、4ヶ月で500台くらいの利用がありました。

オリンピック・パラリンピックでは、自転車競技が伊豆半島で行われるということで。

それもサイクルトレインが始まったきっかけの1つですね。

聖地巡礼を自転車で…という方もかなり見られますよね。

皆さん、伊豆半島でのサイクリングはとにかく景色が良い、と。

はい、駿豆線は総合で19.8キロの路線ですが、最大16キロくらいの区間では富士山が見えますので、「サイクルトレイン」をご利用いただいて、サイクリングと、駿豆線を併せると、伊豆特有の綺麗な景色を楽しんでいただけるのではないかな、と思います。

作中では、キャラが内浦地区から伊豆長岡駅までサイクリングをしてましたし、是非これから、アニメファンの方には、交通マナーにはくれぐれも気をつけつつ、サイクリングも楽しんでいただきたいですね。

「スクフェス感謝祭2017」にヘッドマーク…伊豆箱根鉄道さんの『おもてなし』

本当にアニメファンの方々には遠くから来ていただいてるので、伊豆箱根鉄道として皆さんに、色々な仕掛けを楽しんでいただきたいな、と思っておりまして。

そういえば「スクフェス感謝祭2017」では“うちっちー”も東京まで出張してくれていましたね。

「うちっちーに会いに…!」と、スクフェス感謝祭に来ていただいた方も非常に多かったので、とても嬉しかったです。

皆さん、うちっちーをとても温かい目で見守ってくれている、というか…。

たまにモテモテなうちっちーに厳しいお声をいただくこともありますが…(笑)

でも皆さん、うちっちーが作品のイベントに来ると「うちっちー♪」と可愛がってくださるので(笑)

スクフェス感謝祭2017では、ラブライブ!とのコラボグッズは3つしか販売していなくて…あとは全部うちっちーのグッズだったのですが、皆さんかなりうちっちーグッズを買ってくださいまして…(笑)

あとは、キャラクターの誕生日の前後にはキャラクターのヘッドマークをつけたり…と、ファンの皆さんに楽しんでいただけるような企画も行っています。

ヘッドマークも大好評でしたね。

やはりそこは、皆さんの、ファンへの『おもてなし』精神を強く感じます。

みとしーは2017年で40周年!

© IZUHAKONE Railway Co.,LTD. All rights reserved.

今年、『伊豆・三津シーパラダイス』は40周年記念イヤー、ということで、みとしーではみなさまから募集したアイデアを実現する、特別イベントを実施しています。40周年と長い歴史がありつつも、これからもどんどんいい水族館になっていくため、チャレンジ精神を忘れずに、これからもみなさまが「また来たくなる水族館」を目指すことを目標としています。

今まで水族館には決してなかった「アニメ」がまたいい味を出してくれそうですね。

水族館と聞くと、家族連れで…とか、カップルで…とかというイメージがありますが、伊豆・三津シーパラダイスを見ていると、意外とそうでもない(お一人の方も多い)ですよね。

多分、今までだったら一人で行くのはためらいがあったんだろうな、と思いますが、聖地巡礼で来てくださるファンの方を見ていると、そういった雰囲気もあまり感じられず…

年間パスポートを買って、沼津に来るたびに来館してくださっているアニメファンの方も多いと聞いています。

「伊豆・三津シーパラダイス」が、一人でもゆっくり回ることのできる水族館という良い印象が、ファンの皆さんの中にもあるんでしょうね。

3年目も元気に走っていこう!「ラッピングバスツアー」

ここまでは、これまでの企画を振り返ってきましたが、伊豆箱根鉄道さんの“これから”ということで、「ラッピングバスツアー」についてお話を伺いたいと思います。

はい。

ラッピングバスツアーは、ラッピング電車…ラッピングバス…伊豆・三津シーパラダイスを全部「盛りだくさんで」楽しんでいただきたい、という想いから始めたツアーです。

ツアーに参加してくださった方限定のノベルティも作りまして。

いつもだと、内浦地区を巡礼するついでに伊豆・三津シーパラダイスへ…というファンの方が多いと思うのですが、

ラッピング電車にラッピングバス…そして「伊豆・三津シーパラダイス」という、ある意味「新鮮な」行程にすることで、普段と違う目線で楽しんでいただけたらな、という想いもこもっています。

ラブライブ!プレミアムショップが出店している「駿河湾沼津サービスエリア」にも寄りますので、沼津でラブライブ!を満遍なく楽しんでいただけるのではないでしょうか。

関東から来るお客さんが多いのかな…?というところで、三島発に「渋谷」までのお送り…と…これは賛否両論色々あると思うのですが(笑)

ラブライブ!のファンの方は、いつも私たちが気付きもしないような楽しみ方をしてくださるので…

「皆さんの普段の想像力でこのツアーを楽しんでください!」と(笑)

ツアーの際には、うちっちーも「伊豆・三津シーパラダイス」で皆さんのお越しを待っております!

ちなみに、この企画、6月30日から開始で、これがAqoursの結成日…ということで。

…なるほど!ここからまた………

走っていこう!といった感じです(笑)

これから

現在でもたくさんのアニメファンが、伊豆箱根鉄道さんを含め伊豆・沼津地域に足を運んでいて、これからの時期は、更に増えるだろうと予測されますよね。

ファンの方があれだけたくさん来てくださってますので、せっかくですから、アニメに登場する箇所箇所だけではなく、豊富な観光資源など、地域をまるごと楽しんでいただけたらな、と思います。

これまでも、アニメファンの方々には、ラブライブ!をキッカケにたくさんの方が地域に足を運んでくださっていて、地域の人ともいろいろな関わりを持っていただいている、と聞いています。

逆に私たちが気付けないような魅力もファンの方は気付いていた…なんてこともあるかと思いますので、今後も、アニメに登場するスポットだけでなく、広範囲で楽しんでいただけたら嬉しいですね。

特に伊豆箱根鉄道さんは「交通機関」の役割を担っている、ということで。

ラッピングバスやラッピング電車、ラッピングタクシーなどの撮影の際には、是非身の安全を第一に考えた上で楽しんで欲しいですね。

伊豆箱根鉄道では、今後も、もっともっと皆さんに楽しんでいただく企画をしたい、と考えておりますので、そのためにも、安全面はこれからもお気をつけて頂きたいです。

あとは、皆さんが伊豆箱根鉄道(伊豆・三津シーパラダイス)に対して、どういったご意見・ご要望を持ってらっしゃるのか、是非聞いてみたいな、とも思います。

是非、遠慮なさらず、いろいろ意見をおっしゃっていただけると嬉しいです。

現在でも、「聖地巡礼」をキッカケに地域全体を好きになってもらう、いい流れを伊豆…沼津では強く感じますので、これからも、その流れで地域、ファンが一体となって、もっと盛り上がるといいですよね。

では最後に、ファンの方々に一言お願いいたします。

お二人:弊社は引き続き、Aqoursの夢を応援します! 

●インタビューおわり

担当者Twitter〈@sunshine_okina〉へ、伊豆箱根鉄道さんへのご要望、記事のご感想を送っていただけましたら、伊豆箱根鉄道さんへお伝えさせていただきます!

ハッシュタグ #メセヌマ を添えたツイートでもok!!

(この後、アノ聖地にもご案内していただきましたよ…!是非記事を最後までご覧ください…!)

伊豆箱根鉄道さんの注目企画!

伊豆箱根鉄道バスpresents ラブライブ!サンシャイン!!バスツアー

©2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

ラブライブ!サンシャイン!!ラッピングの伊豆箱根鉄道&バスに乗って、アニメの舞台を巡ろう!

お申込み 6月5日(月)9:00より電話にて受付開始!!(営業時間9:00~17:00・土日祝日定休日)

     ◇1名様からお申込みOK◇

日程区分 日帰り

出発日  2017年 6月30(金)

2017年7月1(土)・2(日)・8(土)・9(日)・14(金)・15(土)・16(日)・17(月)

     22(土)・23(日)・27(木)

ご旅行代金<大人お一人さま>16,000円(税込)

※ツアー料金に含まれているもの:旅行日程に明示した運送機関の運賃、観光入場料、食事代、ツアー限定オリジナルコラボグッズ。

※バスの座席が必要なお子様は大人と同額の旅行代金を頂きます。

※伊豆・三津シーパラダイス観光後の貸切バスの座席は指定席となります。

http://www.izuhakone.co.jp/travel/course/bus-tabi2017-06/index.html/

ラブライブ!の始まった日に運行開始の同ツアー。「もう行ったことある!」と思いきや、ツアーでは沼津・伊豆の新発見が出来そう…♪

サイクルトレイン

2016年12月1日より実証実験を行っておりましたサイクルトレインを、2017年4月1日(土)より駿豆線(三島⇔修善寺間)で本格運用いたします。

© IZUHAKONE Railway Co.,LTD. All rights reserved.

自転車を折りたたんでバックに入れてお持ち込みいただく従来の方法ではなく、そのままの状態で自転車を電車内にお持ち込みいただけます。

http://www.izuhakone.co.jp/railway/news/12997/index.html/

沼津市街地…内浦地区…大瀬崎…内浦地区…伊豆長岡駅からのサイクルトレインで「三島駅」到着がサイクリング好きな方の黄金ルート…らしいです。

夏は特にサイクリングを楽しめる時期だと思いますので、アナタも是非!

伊豆・三津シーパラダイス 新水槽 2017年7月15日…OPEN!!!

© IZUHAKONE Railway Co.,LTD. All rights reserved.

http://www.izuhakone.co.jp/seapara/13989/index.html/

「キモかわいい!?水生昆虫&両生類コーナー」や「ザリガニ釣り」の出来るコーナーなどなど…今年はみとしーが超超パワーアップ!すでに行ったことがある方も、是非生まれ変わった「伊豆・三津シーパラダイス」を楽しんでみてください!

「HAPPY PARTY TRAIN」生まれた工場に潜入…!!

※今回は許可を頂いて撮影・立ち入りをさせていただきました。

無許可での一般の方の敷地内への立ち入りはご遠慮ください。

今回案内していただいたのは……!

HAPPY PARTY TRAINの生まれた「伊豆箱根鉄道」さんの電車工場!

この場所、覚えていますか…?

キャストさんが「右よしこ…!」と名言を残した…あの、未開の“聖地”です!

奇跡的にも、HAPPY PARTY TRAINがお出迎えしてくれました…!

発見すると幸運が訪れるとも囁かれている「ハートの吊り革」に遭遇!!

 

伊豆箱根鉄道さんとAqoursの輝かしいミライに向かって…進行!!

取材後記

今回の取材で明らかになった、HAPPY PARTY TRAIN運行までの苦労。

沼津市も含め、〈伊豆〉は日本でも古くから有名な観光名所で、聖地巡礼に留まらず、たくさんの感動や体験が出来る素晴らしい地域です。

先日は、伊豆箱根鉄道駿豆線の全13駅を回り、周辺のおすすめスポットを紹介する新企画の下見に行ったのですが……予定していた3日間じゃ全然足りない!!

それほどまでに、それぞれの駅、駅周辺に、それぞれの魅力が詰まっていたのでした。

日本の宝とも言われる伊豆半島、是非伊豆箱根鉄道、HAPPY PARTY TRAINなどに乗って、みなさんそれぞれの楽しみ方を発見してみてくださいね。

(ちなみに……買うと一日中駿豆線が乗り放題になる「旅助け」という、1日乗り放題きっぷが非常に便利です。

三島〜修善寺間を2往復するだけでモトが取れちゃう、とてもおトクな切符ですので、ぜひご活用ください!

旅助けでHAPPY PARTY TRAINに乗りまくるのも…楽しそう。)

ラブライブ!サンシャイン!! の 聖地 沼津市 からのメッセージを伝えたい企画[メセヌマ]

ABOUTこの記事をかいた人

竹取の翁

あにぶライターの〈竹取の翁〉です。 いろいろなところでアニメライターしてるマンです。 アニメライター以外にはシナリオライター等も! アニメ舞台になった静岡県沼津市の魅力を探る企画『Message from Numazu』連載中です。TOPページのバナーからぜひご覧ください。