今回触れていくのは、アニメ『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』に登場するアウル・ニーダと、彼の愛機であるアビスガンダムについてです。
アウルはエクステンデッドと呼ばれる強化人間なのですが――
※氷雨みやこさんが、エクステンデッドに関する記事を書いてくれていますので、その説明は省きます。
[kanren postid=”56814.”]こちらの記事です。
というわけで、見ていきましょう。
『 機動戦士ガンダム SEED DESTINY 』の強化人間
アウルは、地球連合軍第81独立機動群ファントムペインの一員です。
なんだか小難しい名前ですが、要は遺伝子を改造しているコーディネイターに対抗するべく作られた、不正規特殊部隊です。
TVアニメ版だけを見ていると、強化人間部隊のような印象を受けますが、連合正規部隊も含まれているようです。
もっと簡単に言ってしまえば、条約違反の武器も使用する過激な部隊です。
アウルも好戦的な性格をしていますが、兵器の一部として扱われているかわいそうな少年でもあります。また、常に明るく、少々クチの悪いところも目立ちます。
水中戦も得意なガンダム
アウルの愛機は、アビスガンダム。
水色をした水陸両用試作型可変モビルスーツ――要は、変形して水中での戦闘も得意となる機体です。
開発したのはザフト軍ですが、『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』の第1話にて、一緒に収納していたカオス、ガイア共々アウル達ファントムペインに奪われます。
そんなアビスの装備は以下の通り。
[aside type=”boader”] ・MMI-GAU1717 12.5mmCIWS・MMI-GAU25A 20mmCIWS
・MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
・M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
・M68 連装砲
・MA-X223E 3連装ビーム砲
・MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷
・MX-RQB516 ビームランス[/aside]
要は、実弾武器とビーム砲を兼ね揃えた機体です。
ビームランスはリーチがあり、実体のある刃もついているため水中での使用も可能。
作中では、海中での戦闘で活躍したこともある機体です。しかし、水陸両用とは言え、地上での格闘戦はあまり得意ではない様子。まあ、どちらかといえば射撃が得意な機体ですね。
数々の名セリフを持つ
アウルの一番の名言は、「ごめんねぇ、強くってさぁ!」です。
アビスを操り次々ザフトのMSを屠っていくアウル。好戦的な性格がよく現れたセリフです。
他にも、
「どーすんの? あんなの予定にないぜ」
「はん! 首でも土産にしようっての!? かっこ悪いってンじゃねー? そーゆーの!」
「じゃあ、お前はここで死ねよ!」
などなど、軽い口調や口の悪さが目立つセリフも豊富です。
好戦的な印象を受けるアウルですが、記憶をいじられ戦う道具にさせられている少年だと思うと、これらのセリフにも深いものを感じてしまいます。
けれど、対戦系のガンダムゲームでは、とにかく煽るようなセリフが多いので、使っていて楽しいキャラクターだとも思います。