地獄少女 宵伽 第2話「あなたしかいない」【感想コラム】

ついさっき1話を見たような感覚なのに、もう1週間がたってしまいました。時間の流れは恐ろしいですね。

というわけで、2話のレビューです。

今回の 地獄少女 宵伽 は、芸人の二人がメイン

今回は開幕から契約のシーンです。

恨みの相手は地獄行きと聞き、躊躇する依頼人の女性のシーンからスタート。相当思いつめている様子なのに、わら人形を返してしまいます

これは、やっぱり地獄に流そうと考え直すための、酷い出来事が起こるパターンでしょうか。鬱の予感がする……。

今回の主要人物は二人

まず、依頼人のハル。彼女はコンビでお笑いをやっていて、ツッコミ担当、性格は内気な様子。

次に、相方のナナコ。美人さんです。

ナナコ「三年前、なんでもするって約束でコンビ組んだんで」

と、ハルをパシリのようにこき使うナナコ。これは流されちゃいそうですね。

仕事上の性格は演技、プライベートでは真逆の関係

地獄少女 宵伽 第2話「あなたしかいない」【感想レビュー】
画像引用元:©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 ©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

二人でコンビを組んでから急に売れ始め、現在ではテレビにもたくさん出演しているようです。パシリ扱いされようが、やめるにやめられない状況なのでしょうか。

お笑い専門の劇場でコントを行う二人。観客席でコントを見る閻魔あいと、その隣に座ってるかと思えばすぐ消えてしまう謎の少女この少女が第4期全体のキーキャラクターなようです。

場面は一転、プライベートシーンへ。

なんと、ハルがナナコの演技にダメ出しをしていました。

実は、ナナコが主導権を握っているように見えるのは表向きのみ。人の目がつかないところだと、立場は逆転するようです。

百合展開キt……病んでるだと……?

ナナコはハルのネタを絶賛し、今の自分がいるのもハルのおかげだと考えます。

ナナコ「まるごとハルの作品になれた」

なんだか病んだ百合展開みたいなことを言い出すナナコ。ここからどう流されちゃうんですかね? 思わぬ展開になってしました。

ハル「なんでもするって約束したんだからやりなよ」

ナナコにドラマなど、お笑い以外の仕事もさせていくハル。ネタを考えているのも、仕事のスケジュールを決めているのも、ハルなようです。

互いに想い合っている

ある日ナナコは、ハルの元相方である男が劇場にきていた、と言いだし嫉妬します。しかし、これはハルの注意をひきつけたいナナコの嘘でした。

売れない芸人だったナナコを気にかけてくれたハル。ナナコは彼女の書くネタと設定で、女王様のキャラを演じ、活動しているようです。そんなナナコはハルに依存し、嘘をついてまで注意を引きつけようとているのです。

夜に出かければ、大量の留守電を残すほどの依存っぷり

しかも、過剰なナナコの愛(?)に対し、ハルはイライラしている様子。時にはカッとなって、DVまで……。いかんですよこれは……。

これは、ナナコの存在に耐えきれなくなって、流すパターン……?

――かと思いきや、ハルはハルでナナコに冷たく当たってしまうことを気にかけていました。ハルの方も長い間売れない芸人を続けてい時代があり、ナナコと出会うことで面白いネタを書けるようになったのです。

どちらも相手に依存していて、想い合っているはずなのに、うまくいかずこじれる二人。

 

二人を観察していた謎の少女は、「あの二人はお互いを思いやってる」と言いますが、閻魔あいは「思い合っていても恨み合うことはある」と返します。

そしてまさかの結末へ

地獄少女 宵伽 第2話「あなたしかいない」【感想レビュー】
画像引用元:©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 ©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

ある日二人は、コンビを組んだ当初に考えたネタでお笑いライブを実行し、成功をおさめます。あれ、二人共イイカンジだぞ……? と思わせておいて、

ハル「解散しよう」

はい、やっぱりハルの心は限界を迎えていたようです。

ナナコをこんなにも追い詰めてしまったのは自分だと、気にするハル。解散することでナナコから開放されるというよりかは、それがナナコのためにもなると思ったのでしょうか。

ナナコ「ハルはお笑いをやめても幸せになれない。だから、もう生きていたくないんだよね」

ナナコ「自分は、ハルが笑ってくれるだけでよかった」

しかし、そこでわら人形の糸を解いたのは、ナナコの方でした。

ナナコ「すぐに、いくから」

ハル「まってるよ、ナナコ」

お互いの深すぎる愛が重荷になり、傷つけ合う形になってしまった二人。故に、共に死ぬことを選んだようです。

 

まさかの心中オチでした。前回はあったブラックユーモア全開の地獄コントですが、今回はなし!

最後まで暗いまま終了です。

これもひとつの愛の形? にしても、暗すぎますね。

よくよく考えてみれば、サブタイトルが「あなたしかいない」ですからね。なるほど、依存した愛の形でした。

 

前回は勘違いしたまま終わるという、モヤモヤしたラストですが、今回はお互いに想い合いそれを理解し合っていても報われないこともあるというお話。世の中の理不尽な面が、どんどん見えてきますね。

次回はどんな暗い話が待っているのか、楽しみですね。

地獄少女 宵伽 感想コラムのまとめ

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