2017年7月30日に千葉・幕張メッセにて開催された「ワンダーフェスティバル2017[夏]」。
本記事ではホビーメーカーであるグッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーの合同ブースしである「WONDERFUL HOBBY LIFE YOR YOU!!」ブース特設ステージに行われたイベントを中心にレポートをお届けします。
この日開催されたステージでは、2017年10月からテレビ東京系にて放送がスタートするテレビアニメ「Wake Up, Girls!新章」の新キャスト・新キャラクター発表会が行われました。
テレビアニメ「Wake Up, Girls!新章」の新キャスト新キャラクター発表会
△新キャストのRun Girls, Run!のメンバーに選ばれた厚木那奈美さん、林鼓子さん、森嶋優花さん(左から)
アニメ「Wake Up, Girls!」は、宮城・仙台で暮らす7人の少女たちで結成したアイドルグループ「Wake Up, Girls!」がアイドル業界という荒波にもまれながらも成長しながら、活躍する様子を描いたアニメ作品。
主要キャラクターを演じる7人のキャストは、同名の声優ユニット・Wake Up, Girls!として活動し現在4thライブツアーの真っ最中で全国を回っている。
「Wake Up, Girls!新章」からは、新キャラクターとして速志歩、林鼓子、阿津木いつかの3人が登場し、そのキャラクターのキャストを務める3人がついにお披露目となりました。
この新キャストは、先日開催された「avex×81produce Wake Up, Girls!AUDITION 第3回アニソン・ヴォーカルオーディション」の合格者で、およそ2000人の中から選ばれた3人。
おっとりしながらも明るく芯の強い少女・速志歩役を演じるのは林鼓子さん、元気で行動力のある少女・守島音芽役を演じる森嶋優花さん、一見クールに見えて天然な少女・阿津木いつか役を演じる厚木那奈美さんに決定し、3人は「Wake Up, Girls!新章」の放送と並行して声優ユニット「Run Girls, Run!」、略称“RGR”としての活動を行うことも発表されました。
今回のステージには、『Wake Up, Girls! 新章』の板垣伸監督、同シリーズで楽曲・音楽制作を担当するMONACAの神前暁さん、田中秀和さん、広川恵一さん、そして司会として声優の安野希世乃さんも参加。
それぞれの3人の印象や、オーディションの時のトークも展開され、板垣監督は「全員を合格にしたかった」と語るほどハイレベルなオーディションであったことや、田中秀和さんがオーディション参加者の前髪をあげさせ顔をみるなど先行の際のポイントを語った。
ステージではさっそく3人のライブパフォーマンスも披露され、WUGの持ち曲でもある「タチアガレ」と「16歳のアガペー」をカヴァー。
ライブ終了後には、全力のパフォーマンスに息のあがってしまう場面もあり、2013年のワンダーフェスティバルにて初めてお披露目され、ライブを行ったWUGを彷彿とさせるような初々しさのの残る初パフォーマンスとなった。
△ライブパフォーマンスを行うRun Girls, Run!の3人
さらに、今後はRGR!としての楽曲も制作されることも発表され、楽曲を担当するMONACAの神前暁さんは「アップテンポで、疾走感のあるロック系の曲を予定している」とコメント。
イベントの最後には、アニメ「Wake Up, Girls!新章」のストーリー、ティザービジュアル第3弾が公開されアニメの展開にも期待が高まる一方で、Run Girls, Run!の公式ブログの開設や、「Run Girls, Run! ショーケースイベント 位置についてよーいドン!Vol.1・Vol.2・Vol.3」を9月・10月・11月に開催することが発表されるなど、こちらも今後の活躍が楽しみになる発表がされた。
公式サイト
・TVアニメ「Wake Up, Girls!新章」公式サイト
・Wake Up, Girls! 総合公式サイト|WUG!ポータル
・Run Girls, Run!公式サイト
・公式ツイッター:@wakeupgirls_PR
(C) Green Leaves / Wake Up, Girls!3製作委員会
『ID-0(アイディー・ゼロ)」』トークショー
そして同日、同ブース内で行われたイベント『ID-0(アイディー・ゼロ)」』トークショーの様子もお届けします。
「ID-0」は、2017年4月から6月までアニメが放送されていた、サンジゲン制作のセルルック3DCGオリジナルアニメーションで、監督に谷口悟朗さんを迎え、シリーズ構成・脚本に黒田洋介さんという「スクライド」のコンビが制作したアニメとしても話題となりました。
△トークイベントを展開する、鷲崎健さん、興津和幸さん、津田美波さん、チーフプロデューサーの平澤直さん(左から)
本ステージでは、先日放送を終えたアニメ「ID-0」について、メインキャストでもある興津和幸さんと津田美波さん、そしてアニメのチーフプロデューサーである平澤直さんを交えて、放送後ならではのトークが展開されました。
出演者の登壇時には、津田さんが自身のキャラであるマヤのカラーを意識した浴衣姿で登場すると、夏らしい涼しげな装いに観客からも歓声があがる一幕も。その後は、司会の鷲崎健さんを中心にトークがスタート。
まずはアニメの肝でもある3DCGの話題に触れると、チーフプロデューサーである平澤直さんは、登場人物が”Iマシン”と呼ばれるロボットに人の意識を移したキャラが中心なことから「顔だけでなく、キャラの体全体をつかって感情を表現したところが、今回のチャレンジポイントだった」と3DCGアニメならでは苦労が語られました。
そして、主役であるイド役の興津和幸さんは、物語の最後まで自身の存在が明かされなかったイドを振り返り「まさか、こんなキャラクターだったとは自分自身びっくりしている」と、アニメの最後の展開に驚愕したトークすると、ヒロインのマヤ役を演じた津田さんは、「けっこう自分に近いキャラクターとして演じていた」と巻き込まれた体質のマヤと自分を重ね「意外と巻き込まれるのも嫌いじゃない」と、キャラクターについてのトークが展開されました。
その後は、スタッフとキャストが選んだアニメの名シーンを振り返るコーナーへ。
まずは7話にて、移動天体に閉じ込められパニックになるマヤのという、平澤さん曰く「SFではありがちなシーン」というシーンがチョイスされると、津田さんはこのシーンについてはマヤとイドの絆が深まったいいシーンだったと振り返りました。
次に、第10話のIマシン同士の戦闘シーンがチョイスされると、話はラスボスともいえる子安武人さん演じる“仮面の男”ことアダムスの話題へ。「腹立たしいほどに大正解」など名言がたくさん生まれた濃いキャラクターだった振り返りました。
最後に、2017年8月29日に発売される「ID-0」のBlu-rayBOXの魅力を語る、宣伝対決のコーナー。
持ち時間30秒で津田さんと、興津さんそれぞれがBlu-rayBOXを手に宣伝しどちらがより良いプレゼンだったか、ファンが判決するといったコーナーで、津田さんはアニメーションキャラクター原案・村田蓮爾さん描き下ろしイラストが表紙の特製ブックレットを紹介、続く興津さんは小澤亜李さんが「ファー」など擬音で演じていたファルザの日本語吹き替え音声がBlu-rayBOXに収録されることをプレゼンをしたが、僅差で津田さんに軍配が上がった。
そしてイベントの最後には、「ID-0」の横スクロール型シューティングゲーム「スペースエスカベイターズ」を発表。
会場では、レトロ感漂うゲーム映像のPVも公開され、8月11日から三日間開催される「コミックマーケット92」グッドスマイルカンパニーブースにて先行発売されることが発表されました。
公式サイト
オリジナルアニメーション「ID-0」公式サイト
©ID-0 Project