プリンセス・プリンシパル 第7話「case16 Loudly Laundry」【感想コラム】

前回の記事でBD、DVDの1巻の内容について少し触れさせていただきましたが、今回はキャラクターソングアルバムについて!


いよいよ8月30日に、TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』キャラソンミニアルバム「5 Moving Shadows」が発売となりますが、公式サイトではそんなミニアルバムのジャケ写が公開となっています。

スタイリッシュなポースで一人だけ振り返るアンジェと、可愛らしいジャケットになっています。

ミニアルバムは、各キャラクターのキャラソンが1曲ずつ収録され、収録楽曲は全て今作のEDの作詞をした”Konnie Aoki”が作詞、OPテーマを担当する”高橋諒”さんが作曲しています。

オープニングはスタイリッシュでかっこよく、エンディングはまっとりと可愛い楽曲で正反対な曲ですが、キャラクターソングはどんな楽曲に仕上がるでしょうか、楽しみです。

さて、今週も感想、考察、etcをやっていきたいと思います!

『 プリンセス・プリンシパル 』第7話「case16 Loudly Laundry」

神経ガスを使い、共和国寄りの要人ばかりを狙う神出鬼没の怪人“毒ガスジャック”。コントロールより課せられた任務は、その犯人の特定と捕獲であった。

正体が軍人であると睨んだアンジェ達は、衣服に付着した神経ガスから犯人を特定するため、軍服の洗濯工場に潜入する。

しかし、十分な設備も整えられていないその工場で働くのは、貧困層の少女たちばかり。潜入捜査を続けるうちに、その洗濯工場が倒産寸前であることを知ったアンジェたちは、任務遂行のため、とある作戦を決行する。

『スパイに不可能はないわ』

プリンセス・プリンシパル 第7話「case16 Loudly Laundry」【感想コラム】
画像引用元:© Princess Principal Project

お話は前回のcase18から少し遡りcase16。今回の潜入場所は洗濯工場!

共和国寄りの用心を次々暗殺している、神出鬼没の怪人、切り裂きジャックならぬ”毒ガスジャック”の出現報告を受けたアンジェたち。

相手はジュネーブ条約で作成禁止となった神経系のガスを使用しており、条約以前に作成されたものは軍の貯蔵庫にあるため、アンジェたちは犯人は軍人で兵舎に通う人間であることまで突き止めます。

しかし、兵舎は”男の園”。さすがのアンジェたちも変装でどうにかなるものではなく、頭を悩ませていましたが、ここでアンジェはあることを思いつきます。

『男は洗濯しない!』

まあ…ずぼらな男性は多いですが…。

というわけではなく、兵舎の軍服はまとめて洗濯工場へ外注するので男が洗濯することはありえないのです。

そこに目をつけたアンジェたちは、洗濯工場への潜入を決行するのでした。

5人で潜入したアンジェたちは、身元がバレぬように妙なキャラ付けをしつつも洗濯工場で業務をこなしていきます。

しかし、その洗濯工場で勤務してわかったのは、劣悪な環境で、怪我をしながら安い賃金で働かさられる女性達がいるということでした。

おまけに工場には借金があり、借金が返済できない場合は工場が潰されてしまうという緊急事態。

おもわぬ自体に、軍服探しどころではなくなってしまったアンジェたち。そこでプリンセスが一言。

『この工場、私が買い取ります』

さすが姫様や…。

いや、でも今あなたは洗濯工場で働く一市民でしょうにそんなことあっさり言っちゃって大丈夫なのか、と突っ込まざるを得ない。

といっても、実際に全てを買い取るわけでなくあくまであのオンボロ工場に投資しきちんと稼がせようという作戦らしく、果たしてそんなことはできるのだろうか。

『ねぇ。アンジェは不可能だと思う?』
『スパイに不可能はないわ』

『嘘を付くな嘘を…』

犯人探しからおもわぬ方向へ話が飛んだ、今回の1件。アンジェたちの明日はどっちだ…。

“毒ガスジャック”との死闘、そして別れ

プリンセス・プリンシパル 第7話「case16 Loudly Laundry」【感想コラム】
画像引用元:© Princess Principal Project

メンテナンスされていない古い機械を修理し、非効率な職場環境を、姫様の『社長命令です♡』という可愛らしい鶴の一声で劇的ビフォーアフターしていくアンジェたち。一体なんのアニメだこれは。

ジェバンニが…アンジェたちが一晩でやってくれましたとばかりに綺麗になった職場で、どんどんと効率よく洗濯していくとなんと、これまで1週間かかっていた量の洗濯ものがわずか1日で終わってしまうほど効率が上がったのです。

現代のブラック企業の経営者に見習わせたいくらいのコンサルタントぶりを発揮したアンジェたちのおかげで、より効率的になった洗濯工場は賃金アップを目指し外注だけでなく自ら営業にでかけることに。

なんということでしょう!!ドロシーの女子力で、洗濯工場で働くだけだった女の子は、綺麗な女の子へと変貌。女の子たちの力で営業に成功してどんどんと洗濯物が集まり、前年比231%という売上を発揮!律儀にコントロールに報告書をあげる姫様天然可愛いですね…。

そんなとき、とうとうお目当ての”毒ガスジャック”の軍服を発見します。意外にも用意周到で、実は洗濯工場へは出さずに自分で洗濯していた犯人は、軍服が洗濯にだされたことですぐに工場へ向かいます。

そんな魔の手が忍びよっていることも知らずにいつも通りの工場…。

いち早く怪しい人物の気配を察知したのはちせでした。

相手の銃弾をアイロンで受け止め、アイロンで相手を圧倒するという、アイロンがすごいのかちせがすごいのわからない感じで相手を蹂躙するのでした。

ちせの活躍もあり、無事”毒ガスジャック”を突き止めることに成功したものの、スパイとしての任務を全うした5人、そしてそれは洗濯工場とのみんなとの別れを意味していました。

次期社長をマリラに託し、なにも告げずに洗濯工場を去ったちせたちは再び夜の街へ消えていくのでした。

この5人だからこそ

姫様が資金を出し、ベアトリスが機械を修理し、ドロシーが色仕掛けで営業を仕掛けて、姫様を借金取りから守るアンジェ、そして日本人らしく勤勉に働きときには戦闘もするちせと、なんでしょうか、この5人だからこそのチームワークをいつも以上に感じれた回だったのではないでしょうか。

そして、お久しぶりの息抜きな回でしたね。

これまでがいろいろとあったので、また誰かが犠牲に…とバットエンドを心配した視聴者はきっと多かったのではないでしょうか…犠牲がでないで良かった良かった。

今回は実際にあったスパイの事件を元にしているそうで、当時の軍需産業とか劣悪な労働環境がなんとなく垣間見えた回でもありましたね。

そんな環境でも強く生きぬく女性達と、プリンセスとの対比なんかもあって実はなかなか考えさせられる回なのかとも感じます。

なにはともあれハッピーエンドで終わった日常回(日常回と呼んでいいのか?)でした。来週にも期待しましょう。

プリンセス・プリンシパル 感想コラムのまとめ

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