立ち位置はサブキャラクター?しかし第1話から登場し、数々の『 機動戦士ガンダムSEED 』名シーンを生み出したうえに第2期でも大活躍。
今回は、そんなガンダムSEEDシリーズに登場する大人気キャラクター、イザーク・ジュールについて触れていきます。
『 機動戦士ガンダムSEED 』イザーク・ジュールとデュエルガンダム
彼は、ザフト軍・クルーゼ隊に所属するエリートパイロットの少年です。第1話にて、地球連合軍の開発した5機のガンダムを仲間と共に強奪しようとして、そのうちの1機であるデュエルガンダムに乗り込みます。
主な装備は以下の通り。
[aside type=”boader”] ・75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン・175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル
・ビームサーベル
・対ビームシールド[/aside]
初期装備は、バルカン、ビームサーベル&ライフルといったシンプルなもの。他4機のベースになっているのか、初期ガンダムの中では見劣りする装備。しかし、持ち帰った機体に新しい装備を付け加えることでそれを補います。
その状態をデュエルガンダム アサルトシュラウドと呼び、
[aside type=”boader”] ・115mmレールガン シヴァ・220mm径5連装ミサイルポッド[/aside]
が追加されています。
奪った機体をそのまま使ってるだけの他メンバーより、いろいろ工夫してるように思えます。
一度は戦場の中で、過ちを犯してしまったことも
プライドの高いイザークは、主人公・キラの操るストライクガンダムに破れ、ついてしまった顔の傷をあえて消さずに復讐に燃えます。
「出てこいストライク。出ないと……出ないと傷がうずくだろうが!」
さらには、「逃げ出した腰抜け兵が!」と離脱していくシャトルを破壊。しかし、それは非戦闘員の乗ったシャトルでした。
後に、敵とも戦わないですむなら戦わない道を選ぶようになり、この一件はイザーク史における最大のやらかしとなっています。
逆に言えば、こんな失敗もあったからこそ、その後があるのかもしれません。
友と戦場で再会
ディアッカとは、共に地球連合軍のガンダムを奪い、一緒に戦ってきた戦友です。ディアッカはキラたちの捕虜になり、敵にも事情がある、そもそも自分が戦うべき相手は誰なのか? そんな考えを持つようになり、開放された後もザフトを離れキラたちと行動をともにします。
そして再び戦場で、今度は敵としてディアッカと再会するイザーク。
「騙されてるんだお前は!」
ナチュラルを倒すために戦ってきたイザークは、ナチュラルと共にいるディアッカに困惑します。
しかし、ディアッカがいるのは元連合の船であるアークエンジェル。同じ元ザフト軍の仲間、アスランもいる第三勢力です。
その場は銃を向けあっただけで終わりますが、後のザフトvs連合の最終決戦では、ディアッカを窮地から救出。
ザフトとして戦いながらも、戦争を止めようとするアークエンジェル組にも手を貸し、うまく立ち回ることに。
軍に所属しながらも、自分の意思で戦うべき相手を見定める。一歩でも間違えば銃殺もの。なかなか出来ることではありません。
結果、ディアッカを助けただけではなく連合の強化人間であるクロトとシャニまで倒すという大活躍っぷり。
第2期にあたる『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、専用のザクと隊を与えられ、ジュール隊の隊長として圧倒的な強さを見せつけます。
残念ながらSEED DESTINYでは、強敵との名バトルはありませんでした。が、ここぞという時に現れる頼もしい強キャラクターになっています。
また、当初のキレキャラっぷりが嘘のように、アスランたちの事情を汲み取る良き友に。ガンダムSEEDシリーズにおいて、もっとも精神的に成長した男かも?
『 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 』獣から巨大機まで ~ ゲームで報われた悲劇のヒロイン ステラ・ルーシェ ~