ノラと皇女と野良猫ハート 第8話「夏の花火」【感想コラム】

ついに第8話。夏の終わりに相応しい花火回です。いつもとはちょっと違った雰囲気のエピソードです。

みんなで花火

ユウキ「点火!」

今回は夜の浜辺にみんなで集まり、打ち上げ花火を上げるところから始まります。

夜空に咲く黄色い花火。

パト「綺麗……」

パトリシアはうっとりして、呟きます。

ユウキ「打ち上げ花火って言うんすよ」

冥界から来たパトリシアに、花火を説明するユウキ。

ノブチナ「手で持つ花火もあるんだぞーっ!」

と、テンション高めのノブチナさんは、両手いっぱいの花火をぶっ放します。
標的は――不良の井田くん。久々の登場ですね。

井田「っぶねえな! つーかそれ、地面に刺すやつだからな!」

ご褒美飛来する花火を全弾回避し、反論。
不良を名乗っていますけど、実は一番の常識人?

猫型の花火を前に、「ノラみたい」と楽しそうなパトリシアや、口にくわえて猫の姿だけどみんなと一緒に花火をするノラ。なんだか普通の日常アニメみたいです。

今日はみんなの大切な人が亡くなった日

ノラと皇女と野良猫ハート 第8話「夏の花火」【感想コラム】
画像引用元:©HARUKAZE

未知「ちゃんと片付けないとダメですよ!」

バケツをもって、しっかり後片付けもする未知さん。さすがは風紀委員、しっかりしていますね。いえ、それが普通なんですけどね。

今日は特別な日だという未知さん。

未知「半田くんのお母さんの命日なんです」

ユウキ「よくお酒飲んでる人だったなぁ。優しいけど厳しい人で、あたし昔勉強教わったんすよ」

ノブチナ「私は畳にジュースこぼしまくって、怒られたなあ」

厳しいけど、優しくもあり、美味しいお菓子も用意してくれる人だったらしいノラの母。

みんながノラ母の思い出を語っていると、そこにカレーを用意してやってくるシャチさん。玉ねぎ抜きのネコでも安心のカレーです。

……安心なんですかね?

きっと、ノラは普通のネコではないのでしょう。

冥界の住人にとっては、死が日常

ノラと皇女と野良猫ハート 第8話「夏の花火」【感想コラム】
画像引用元:©HARUKAZE

みんなに愛されているノラの母。だけど、死を司る冥界の皇女であるパトリシアは、「亡くなった人を思い出すのは寂しくないの?」と疑問に思います。

死者の国から来たパトリシアには、死よりむしろ「生」の方が珍しい存在。故に、人が死ぬという意味や、それに対する人間たちの考えがよくわからないようです。

パト「もう会えないのなら、忘れてしまったほうが幸せだって思ったりしないの?

シャチ「私も難しいことはわかりませんが、大切な人であればこそ、忘れたいとは思わないはずです」

パト「ねえノラ。もし私が冥界に帰ったとしても、あなたは私のことを覚えていてくれる?」

「にゃ」と返事をするノラ。他の面々も、当たり前だと返すのでした。

今回は冥界の住人と、地上の人間との考えの違いに触れた、真面目なお話でした。と同時に、パトリシア帰還フラグがたちましたね。

珍しく、シリアスでした――と思いきや、ラストのおまけでやってくれました。

花火を食べて、「美味しそうだったからつい」と苦しそうなパトリシア。

ユウキ「次週、ねずみ花火をシュークリーム感覚で食う女」

最後はギャグで締めてくれました。

とまあ、珍しくしんみりとした回でした。そんな第8話、配信もあります。

https://twitter.com/noratoto_anime/status/902946161291436033

シリアスなエピソードが入ってくると、終盤に近づいているのだと感じてしまいます。

しかし、来週の本当のあらすじはこちら

近所に出来たドーナツ屋にいきたいです。楽しいことがいっぱいだもの。クーポンの日は並んでいますね。ついつい並んじゃう。ドーナツ屋さん。

またいつもの濃いギャグ回でしょうか?

クーポンをネタになにかやってくれそうです。

ノラと皇女と野良猫ハート 感想コラムのまとめ

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