ついに9月になりましたね。まだ暑い日は続きますが、負けずに頑張っていきましょう。というわけで、第8話、回想録2回目です。
今回の 地獄少女 宵伽 も、すっごくドロドロしてそうな……
今回も、冒頭は実写付きのパートです。
なにかをやらかしたらしく、お店の皿洗いをするきくり。骨女は、きくりが働く限りなにをやらかしたのかは、みんなに“秘密”にします。
“秘密”といえば……。
隠し事に関する出来事を、みんなで回想していきます。
というわけで、回想録２。サブタイトルは「昼下がりの窓」。なんだか昼ドラっぽい印象を受けるタイトルです。
ママさんたちの近所付き合い
今回の主な登場人物
安田景子：主婦。最近このあたりに越してきた。
遥：娘。女子高生（？）。一緒に越してきた。
戸高奈美子：支店長夫人。この辺りのママさんの中心人物。
物語は、景子と遙が仲良く外を出歩いているシーンから始まります。そこに、近くの家の窓から二人を見下ろす怪しい女の姿。
夜になると、景子は訪ねてきた男からさくらんぼを受け取り、それを捨ててしまいます。翌日、奈美子にさくらんぼのことを聞かれ、美味しく食べたと嘘をつく景子。
どうやら景子と奈美子の間に、何かがある様子。
奈美子「お宅のお嬢さん、うちの娘のクラスに編入なさったのよね」
景子は奈美子のなにかを知っているらしく、娘を人質に脅されます。近隣のママさんたちは奈美子の取り巻きと化していて、なんだか嫌な雰囲気に……。
なるほど、昼ドラっぽいドロドロの予感。
今回もギリギリのシーンがあるよ
ある日、奈美子は遙の留守中に安田家へ若い男を送り込みます。居留守をしたら許さないと言う奈美子。
男は怒鳴りながらドアを蹴りつけ、近隣住民たちは一切助けてくれません。
遙が帰宅すると、そこには荒らされた家と、レ◯プされたのか、ボロボロの状態で自殺を図ろうとしていた母・景子の姿が……。
地獄少女の世界では、性犯罪も日常茶飯事！
「悪いのは戸高さんなのに」
景子はそうつぶやくだけで、事情を遙に話しません。
父（景子の夫）は支店長のもとで働いてるらしく、戸高家には頭が上がらない様子。奈美子のバラ巻いた“景子の浮気の様子”を信じ込み、景子を怒鳴りつけます。
近隣住民たちも、男がドアを蹴りつけていたことはスルーして、景子の浮気を批判する始末。
遙も、奈美子の娘・ユリアやその友人たちにからかわれるように……。
今回もクズばかり――ですが、一人で抱え込んで何も行動しない景子にも、問題があるように思えます。
そのせいで、遙は閻魔あいと契約をし、彼女の力を借りて事情を知ってしまいます。
安易に浮気しすぎぃ
真相はこうです。
[aside type=”boader”] ・奈美子は浮気をしていた。・窓のそばで男といたため、外から景子に見られた。
・口封じのために脅し、男に犯させその現場を撮影、景子が浮気をしたとまわりにでっち上げた。
・逆らえば、次は娘も犯すと脅した。[/aside]
まず、外から見える位置で浮気をしていた奈美子は迂闊すぎです。これまで奈美子の問題行動がバレなかったことが不思議なくらいに。
次に、写真を撮られたわけではないので、仮に景子が漏らしたとしても、否定すればよかったはずです。支店長婦人である自分に、少しの傷もつけたくなかったのかもしれませんが、レ◯プさせるのはリスクが高すぎです。
しかも、送り込んだ男は白昼堂々、ドアを蹴りつけています。
こんなにガバガバな相手なら、奈美子の問題行動を記録し、暴くことだって出来たはず。
しかし景子はなにもしませんでした。
結局、遙が藁人形を使って、奈美子を地獄送り。奈美子は愛人と消えたことになり、景子の浮気疑惑は晴れ立場は逆転。ユリアの方が気まずい思いをするようになります。
一応は問題解決のように見えますが、夫が景子を信用しなかったこと、景子がなにもしなかったので遙が藁人形を使ってしまったこと（死後、遙は地獄行き）、終始噂に乗っかるだけだった周囲の人々……。
近隣のママさんたちがもう少しまともなら、迂闊過ぎる奈美子の問題行動は、とっくに暴かれたはずなのに……。
スッキリしない終わり方です。いつものことですね。これがこのアニメの良さですから。
地獄少女が出来るのは復讐だけ。感情で動きすぎるのも、安易に復讐をするのもよくない。
というエピソードだったような気がします。
