「プリンセス・プリンシパル」も残すところあと2話!!なんだか早く感じますね。
そんな、プリプリはいわゆる時系列シャッフルで放送されていたのですが、1話から8話までのストーリーを時系列順に並べた特別ダイジェスト動画「プリンセス・プリンシパル ~アンジェ・レポート~」が公開されました。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=DJwMOnaci8o
個人的には時系列シャッフルものって、このときこうだったから、こうなのか…と自分の中で整理したり、推測したりするから楽しいのかなあと思っているので、時系列順に並べるのはどうなのかな。
最終回に向けてのおさらいという意味も込めてるものでもあるので、”公式の答え合わせ”という風にとらえて、これを見てこれまでのアンジェとプリンセスの関係をおさらいするのもありかもしれませんね。
それでは今週も感想、考察、etcをやっていきましょう!!!
プリンセス・プリンシパル 第11話「case23 Humble Double」
L(エル)が姿を消し、新たにコントロールに着任した男、ジェネラル。彼からアンジェとドロシーに告げられた新たな任務は「プリンセスの暗殺」だった。
急ぎプリンセスの元へ駆け付けたアンジェだったが、すでにコントロールから派遣されたゼルダという工作員がプリンセスの護衛という名で監視についていた。
さらに時を同じくして、ドロシーとちせまでもがアンジェの前から姿を消してしまう—。
スパイである前に…

コントロールのトップが変わり、チェンジリング作戦の指揮権がうつったことで話は突如急展開を迎えます。
今回の指令はプリンセスの暗殺。
本来のチェンジリング作戦は、アンジェとプリンセスが入れ替わり、王国の中枢であるアルビオン王室に潜入することを目的にしている作戦でしたが、ここにきて暗殺を強行。
Lに変わりコントロールの指揮を執ることになったジェネラルとは一体何者なのか…。そして暗殺を強行する真意とは…。
その指令に、アンジェは「私たちはスパイだから」と二つ返事でOKを出します。
急な指令と仲間であるプリンセスを暗殺することに躊躇いをもつドロシーは、いつまでも”嘘”をつき続けるそんなアンジェに激昂します。
『私たちはスパイである前に人間だ』
『私は黒蜥蜴星人…人間じゃないわ…』
『嘘つき…』
やはりドロシーって性格的にスパイに向いてないようなってくらい優しい性格の持ち主ですね。前回の委員長の一件もあるし、もうこれ以上は身近な人の犠牲をみたくはないという思いもあるのかもしれません。
すぐさまプリンセスのもとに向かうアンジェでしたが、すでにコントロールから派遣されたゼルダという工作員がいました。しかも、ゼルダが今後のチェンジリング作戦の指揮官に任命されたことでドロシーが左遷されてしまいます。
やがてアンジェとプリンセスの周りには気づかぬうちに無数の工作員が配置され、自分が疑われると感じたアンジェはなるべくプリンセスとは距離を置き、プリンセスと接触をとる機会をうかがいます。
しかし、ここまで露骨に作戦を一変し、配置を変え、工作員を増員しまるで”まるでバレることを望んでいるみたい”な今回の一件、一体アンジェの知らない裏でなにが起きているのか。
そんなドタバタとした状況の中で、ドロシーの次に今度はちせが堀川公の命により転校。物語が急スピードで動きだしている感じがしてなかなか処理が追いつかない……。
そして、ついにプリンセス暗殺の実行の日が近づきます。
「今度ばかりはあなたを守りきれない…」
そう悟ったアンジェは、自家製の爆弾らしきものを体中に撒きつけて決死の表情。子ども頃に一度は死を決意し、それを救ってくれたプリンセス、そのプリンセスのために、1スパイであるだけの自分ではどうしようもできないのか…。そしてついにプリンセス暗殺の実行の日が訪れるのです。
「嘘」と「壁」
プリンセス暗殺決行日。
アンジェはプリンセスを暗殺するという指令を果たすために二人で街へと繰り出します。当然、二人の周りには監視の目が光る中で、アンジェはプリンセスを連れ、護衛をまいて二人で抜け出さないかと提案します。
アンジェとプリンセスは入れ替わり、監視たちにどっちがどちらだかわからなくさせ混乱させた隙をつき、さらに前日に仕込んでおいたガスを発生させる装置も利用し、見事二人は監視たちをまくことに成功したのですが……。
真実を知らないプリンセスに対して、全てを打ち明けるアンジェ。そして、もうどうしようもないと悟ったアンジェは一番最初の計画、カサブランカに逃げることを選択したのです。
しかしプリンセスはそれを拒否。
彼女はこの国で王女となり、全てを隔てる”壁”をなくすことで、自分もアンジェも全ての人たちを救うこと。それは彼女が子ども頃、革命が起きたあの日に誓ったこと。そして、アンジェと約束したこと。
いつもの毅然としたアンジェではなく、弱弱しく逃げようと提案してくる無気力なアンジェがそこにはいました。そんな彼女をみたプリンセスは、「あなたの都合で私を巻きこまないで」と拒否をします。
当然ですよね。これまでのプリンセスは、スパイであるアンジェと同じチームになり、ようやく対等の立場になれた。共になにかをしていきたいという思いがあり、何度もアンジェに「私にもやらせて」と提案してきました。
しかし、それをアンジェは拒否し続けてきた。もちろんアンジェがプリンセスを守っていきたいという思いがあったからこそなんですが…。あげくに「あなたの力で私を女王にしてほしいの」というプリンセスのお願いさえも”嘘”にしてしまった。
”壁”を壊すために、いろんな人間を”嘘”で騙してきたアンジェは、最後の最後でプリンセスとの間に”壁”ができてしまったのです。
このプリンセスは一体”どっち”

プリンセスと喧嘩別れしたアンジェは、プリンセスは私が殺したという嘘をつきプリンセスの姿でゼルダたちのもとへ現れます。そして、そこでアンジェは驚愕の事実を知ることになります。
今回の一件のすべての真実は、王国陸軍の植民地出身者を中核としたクーデターを起こすこと。再び戦争を行い女王を討ち”革命”を起こそうとしていたのです。
プリンセスはその反乱軍の指揮を執るために祭り上げようとしていたのです。そのために疑いの目をかけられているプリンセスを殺し、アンジェをプリンセスのかわりとして祭り上げる。これこそが目的。
しかし………ラストにでてきたのは本当にアンジェなのか…それとも……。
どんでん返ししか期待できない!!
ここにきていっきに急展開を迎えたプリプリですが、ラストのどっちともとれる展開といい、最後の最後で周りの人間を、世界を、そして視聴者を”嘘で騙し”にかかってきている、そんな気がしますね。いよいよ最終回、いったいどんな結末がまっているのでしょうか。
ドロシーやちせたちが助けにきてハッピーエンド??……っていう展開もちょっと期待しているのですが、来週に期待しましょう!!!