ナイツ&マジック 感想コラム総括 ― これがロボットオタクの生きざまです!―

原作1巻からの読者でWEB版も読んでる筆者としては、アニメ化の報が入ったときから「ついに来たか…」的な感じで待ち構えていた夏でした。

1人のロボットオタクが、ロボットオタクらしく理想のロボットを追及して生きる様子を描いた作品なんですが、流行の『転生もの』だということは頭に残ってましたか?もし忘れていたとしたら、それはそれでいいことだと思います。単なるロボットアニメとして、それだけ優れているという評価に繋がるでしょうから!

エルの最大の力は、努力と仲間達の存在

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画像引用元:©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

転生したら、実際に巨大ロボット・幻晶騎士がある世界だった!ということで、ロボットに乗るべくブレーキ無しで走り出したエルの人生。『ロボットに乗る』から始まったものの、色々な事情が重なった結果『理想のロボットを自分で造る』に発展し、まだ子供である彼の意見を真剣に聞いてくれる仲間達を得て、発想を形にし始めたエルの行動はやがて幻晶騎士の歴史そのものを動かすに至ります。

経緯を文章化するとトントン拍子に進んでいるご都合主義にさえ思えますが、全てはエルのたゆまぬ努力に裏打ちされた実力と、学園内に築いた人脈のなせる業。銀凰騎士団が学園の生徒達によって構成されたのも、あの時点で彼らが仲間としてしっかりとした絆を固めていたからこそでしょう。もっとも、騎士団と言う形式になったのは開発者であるエルの身を護るための護衛を兼ねたものでもあるのですが。

対照的な描かれ方をした敵国とライバル

後半で西方域戦争が描かれたことによって、物語の世界は一気に広がりました。それまで国内での魔獣との戦いがメインでしたが、山脈によって分かたれていることで遠い存在だった他国との関係がクローズアップされます。エル達の造った新型機を強奪した国との戦いということで、技術的にはほぼ互角、しかし運用の仕方には大きな差があるように描かれました。

そして最大の障害はエルと同レベルの、しかしジャンル違いのメカオタクであるオラシオ・コジャーソ。仲間の力を借りながら機体を開発するエルと、自分だけの方が作業が速いというオラシオ。最終的に銀凰騎士団はチームワークを駆使して戦争に勝利しますが、オラシオは研究成果を抱えて1人逃亡の道を選びます。世界を動かした天才2人の対比として象徴的な表現だったのではないでしょうか。

ナイツ&マジック 2期を期待したいところですが・・・

ナイツ&マジック 感想コラム総括 ― これがロボットオタクの生きざまです!―

画像引用元:©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

2期を期待したいところですが、原作の半分以上を一気にアニメ化したということでストックに不安があるのと、実はロボットの出番が少ない編があるという難点があるんですよね…

エルを始めとした銀凰騎士団の更なる活躍と冒険を知りたい方は、ぜひ原作を読んでいただきたいと思います。エピローグ部分でエルが言及した、空戦仕様の幻晶騎士がどんな風に開発されるのか、から始まりますので!

「美少年で、最強で、魔法使いに!?」単行本1巻のこのアオリ文が目に入って「ロボットのある世界に転生とか、なんて羨ましい!」のロボットオタク的感想から読み始めた作品を、多くの方々に楽しんでいただけて嬉しい限りの3ヶ月でした。また何かの記事でお会いできることを祈りつつ、締めとさせて頂きます。

最後の最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

タイトル ナイツ&マジック
監督 山本裕介
声優 エルネスティ・エチェバルリア:高橋李依
アデルトルート・オルター:大橋彩香
アーキッド・オルター:菅原慎介
エドガー・C・ブランシュ:内匠靖明
ディートリヒ・クーニッツ:興津和幸
ヘルヴィ・オーバーリ:伊藤 静
公式サイト http://knights-magic.com

 

ナイツ&マジック 感想コラムのまとめ