10月7日(土)より、いよいよTVアニメ「 ラブライブ! サンシャイン!! 」の放送が開始します。
ラブライブ!というワードは、アニメファンで無くとも聞いたことがある人は非常に多いのではないでしょうか?
「ラブライブ!を好きになってみたい。でも“今からじゃとてもじゃないけど追いつけないんじゃ……?”」
そんなアナタにも是非見てほしい「ラブライブ!サンシャイン!!」と「ラブライブ!」について、初めての方にも分かりやすく紹介しちゃいますよ♪
ラブライブ!とは?
[aside type=”boader”]「ラブライブ!」=学校の生徒たちで結成したアイドル=「スクールアイドル」として頑張る女の子たちを“様々な展開”で描くプロジェクト[/aside]
“様々な展開”については後述の「ラブライブ!の歴史」で詳しくご紹介しますが、
アニメだけではなく、声優さんによるライブ,ゲームアプリ(「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」),マンガ,小説,雑誌連載など、とても多くのメディアでプロジェクトが展開されており、これは『プロジェクト ラブライブ!』の特徴でもあります。
それだけたくさんの楽しみ方がある……というのは、ラブライブ!というプロジェクトが非常にたくさんのファンを生んだ要因でもあるでしょう。
しかし、現在進行しているのはラブライブ!サンシャイン!!……。
ラブライブ!とラブライブ!サンシャイン!!は一体何が違うのでしょうか?お次は2つの違いについて簡単にご説明しましょう。
ラブライブ! とラブライブ!サンシャイン!!は何が違うの?
ラブライブ!とラブライブ!サンシャイン!!の違いとしては、厳密に言ってしまえば活動時期…やら何やらが違うわけなのですが、簡単に言うと「構成メンバー(プロジェクトで描くグループ)が違う」ということです。
これも詳細は後で語るといたしますが、
・ラブライブ!は東京・秋葉原の学校に通っている生徒で結成された、μ’s(ミューズ)というスクールアイドルグループの物語。
・ラブライブ!サンシャイン!!は静岡県・沼津の学校に通っている生徒で結成された、Aqours(アクア)というスクールアイドルグループの物語。
とまあ、今はこれだけ知っておけば十分でしょう。
ラブライブ! の歴史
(ここでは、ラブライブ!とラブライブ!サンシャイン!!を一つのプロジェクトとしてご紹介し、初めての方にも分かりやすいよう、これまでの歴史の“一部”をご紹介します。)
2010年6月 | アニメ雑誌「電撃G’sマガジン」にてラブライブ!プロジェクトの連載が開始。 |
2010年8月 | コミックマーケット78にて、ファーストシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」を先行発売。同8月25日に一般発売が開始されたが、CDの初動売上は434枚であったと言われている。 |
2010年11月 | ・ラブライブ!プロジェクトで9人の少女たちを演じるキャスト(声優)を発表。 ・応募,投票の結果、プロジェクトラブライブ!で描く少女たちのグループ名が『μ’s』に決定。 |
2011年5月 | インターネット番組「ラブライ部 ニコ生課外活動 〜ことほのうみ〜」放送開始。 |
2011年10月 | 「電撃G’sマガジン」にて漫画連載が開始。 |
2012年2月 | ・μ’s 4thシングル「もぎゅっと“love”で接近中!」発売。 ・2月19日 横浜BLITZ にて初ライブ「ラブライブ! μ’s First LoveLive!」開催。 ・同ライブにて、2013年にアニメ化されることが発表。 |
2012年8月 | 国内最大級のアニメソングライブイベント「Animelo Summer Live」に初参加。 |
2013年1月 | 2ndライブ「ラブライブ!μ’s New Year LoveLive! 2013」がTOKYO DOME CITY HALLにて開催。 TVアニメ「ラブライブ!(第1期)」放送開始。 |
2013年5月 | 活動日誌という形の“小説”「ラブライブ!School idol diary」第1巻が発売。 |
2013年4月 | スマートフォン向け(リズム)ゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」がブシロード(ブシモ)より配信開始。 |
2014年4月 | TVアニメ「ラブライブ!(第2期)」放送開始。 |
2014年8月 | PlayStation Vita用リズムアクションゲーム「ラブライブ!School idol paradise」が発売。 |
2015年1月 | 5thライブ「ラブライブ!μ’s Go→Go! LoveLive! 2015 〜Dream Sensation!〜」が、さいたまスーパーアリーナにて、二日間に渡り開催。(1/31,2/1の二日間) |
2015年6月 | 劇場版「ラブライブ!The School Idol Movie」放映。 |
※以下【ラ】→ラブライブ! 【サ】→ラブライブ!サンシャイン!! | |
2015年2月 | 【サ】「電撃G’sマガジン」にて『ラブライブ!サンシャイン!!』プロジェクトの予告を掲載。 |
2015年10月 | 【サ】「ラブライブ!サンシャイン!!」より、1stシングル「君のこころは輝いてるかい?」がリリース。 |
2015年12月 | 【ラ】特番「ラブライブ!μ’sのこれまでとこれから」にて“これから”の情報発表。 ・μ’sファイナルライブ「μ’s Final LoveLive! ~μ’sic Forever~」を2017年3月31日、4月1日の2日間にかけて、東京ドームで開催することが発表 (31日には「第66回NHK紅白歌合戦」に出場した) |
2016年1月 | 【サ】「ラブライブ!サンシャイン!!」TVアニメ化が発表。 |
2016年3月 | 【ラ】・μ’s Finalシングル「MOMENT RING」発売。 ・μ’s ファイナルライブ「μ’s Final LoveLive! ~μ’sic Forever~」開催。 |
以下、ラブライブ!サンシャイン!!の歴史のみ | |
2016年7月 | TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!(第1期)」放送開始。 |
2017年2月 | 「Aqours 1st LoveLive! 〜Step! ZERO to ONE〜」が開催。 |
※μ’sファイナルライブの正式表記は「μ’s Final LoveLive! ~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」
[aside type=”Boader”]ちなみに筆者は「μ’s ファイナルライブ」の開催が発表となった、あの伝説の特番放送時には入院しており、心拍が急激に上がったために、ナースセンターで私の心拍をモニター監視していた看護師さんが私の病室に駆けつけ、全力号泣しているところを見られました。[/aside]
ラブライブ! プロジェクトは何でこんなに人気になったの?
※筆者個人の見解です。
(1)たくさんの楽しみ方がある
1.ラブライブ!とは?で書いたとおり、アニメ以外にも、声優さんによるライブやゲームアプリ、マンガ、小説、雑誌連載など様々な展開を行っています。
ラブライブ!のようなプロジェクトを「メディアミックス」プロジェクトというのですが、こうしたメディアミックス展開が、
ラブライブ!を“誰でも楽しめる”プロジェクトにしたのだと筆者は思います。
(2)テーマ「みんなで叶える物語」
TVアニメ「ラブライブ!」では、μ’sメンバーたちが『μ’sのキャッチコピーは何だろう?』と考えるシーンがあります。
このキャッチコピーが「みんなで叶える物語」で、プロジェクトラブライブ!全体のキャッチコピーのような存在となるのですが、筆者はこの「みんなで叶える物語」というプロジェクトのスタイルが、現在の人気につながっていると思っています。
プロジェクト発足当初、ラブライブ!がインターネット掲示板でボロクソに叩かれていたことを今でも思い出します。
そんな「ラブライブ!」が、これだけ巨大なプロジェクトになった。
“自然と応援したくなる存在”、μ’sとAqoursを、ときには大変なことがありながらもファン、制作者で乗り越えていく姿。これがラブライブ!シリーズ人気の一つになったのだと思っています。
「みんなで叶える物語」って、聞くだけでつい応援したくなるキャッチコピーだな~…と、筆者は思っていますよ♪
(3)たくさんの人を元気づけた「アニメ」
もちろん、ラブライブ!プロジェクトの要は「TVアニメ」です。アニメは当然ラブライブ!プロジェクトを盛り上げた要因でもあります。
ただ、TVアニメについて語ってしまうとキリがないので、アニメの良さを一つ挙げるとするならばTVアニメが「幅広い世代が共感を得、たくさんの人を元気づけられる」ものだったから、と言えるでしょう。
私は先日、仕事でお会いした人に「ラブライブって若い子しか見ないんじゃない?」と尋ねられました。
(“若い”の具体的な基準はあいまいですが)答えはNOです。
ではなぜTVアニメ「ラブライブ!」は幅広い世代の心を動かしたのでしょう。
これについては様々な考え方がありますが、筆者個人としては『学生には“共感”を。沢山の人を“前向き”にさせてくれた。』ことが、たくさんのファンを生んだ要因だと思っています。
μ’sもAqoursも、メンバーは本当に前向きで、ときには見るのが辛くなるほどの困難にもぶつかりながら、決して挫けず、前向きに進んでいく。そんなメンバーの姿が、たくさんの視聴者に“共感”、“元気”を与えたのだと思っています。
そして自然と“応援したい”、そんな気持ちにさせられるのではないでしょうか。
ラブライブ! ファンに今からでもなれるかな…?
今年で8年目を迎えた「ラブライブ!」。
「歴史が長すぎるし…今から“ラブライブ!”ファンになるのは難しいかな…」
ーそんなことはありません。
現に、TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」が2016年夏に放送されて以降、同作の舞台となった静岡県沼津市ではラブライブ!のファンがと~っても増えているんです。
筆者も、町中のあるお店で知り合い、アニメのアの字すら興味がなかった沼津市民の方にラブライブ!の話をしたところ、興味を持ってもらい、アニメを見てもらい、結果その方はラブライブ!ファンに……。今でもラブライブ!ファンとして仲間であり、お友達です。(ちなみに50代)
でも何処から手を付ければよいのか…よく分かりませんよね。
是非そんなアナタにはまず「TVアニメ」を一通り見ていただきたいです。(ゲーム好きな方は、スマートフォン向けアプリゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル(通称、スクフェス)」から入ってみてください♪)
『dアニメストア(月額会員制)』『バンダイチャンネル(月額会員制)』ではTVアニメ「ラブライブ!(1期・2期)」「ラブライブ!サンシャイン!!(第1期)」が配信中。(劇場版はレンタルなどで…。)
どちらのサイトも、ラブライブ!以外のアニメ作品も見放題(配信されているものに限る)なので、是非チェックしてみてくださいね♪
ラブライブ!に人生を変えてもらった一人として
「アニメは所詮子どもの見るものだ」そう思っている人も少なくありません。
しかし私は『違う』と思っています。
アニメというのは、映像(作画)と、音楽と、脚本と…それらすべてが一体となってようやく作られるものです。
ラブライブでも、シーンの一つ一つに、キャラや製作者の思いが込められていて、何度見ても“発見”があるものです。
私は、「ラブライブ!」という作品に出会い、「アニメの本質的魅力を伝えたい」という思いから、こういったアニメメディア・シナリオライターの職に就きました。私以外にも、ラブライブ!に人生を変えてもらった人はたくさんいます。
歌詞の一つ一つ、シーンの一つ一つ、セリフの一つ一つに様々な“想い”が詰まり、様々な方法で楽しめ、元気を貰える「ラブライブ!」。
10月からはいよいよTVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!(第2期)」がスタートします。
是非アナタもラブライブ!の「みんなで叶える物語」の物語に参加してみてくださいね。
[aside type=”Boader”]9月初頭に執筆いたしましたことから「虹ヶ咲学園スクールアイドル研究部」についての記述は省略させていただいております。虹ヶ咲学園の皆さま大変申し訳ございません。(竹取の翁)[/aside][aside type=”boader”]また、アニメコラムサイト「あにぶ」では、TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台、静岡県沼津市での、たくさんの方々へのインタビューや“舞台探訪”を通して、ラブライブ!サンシャイン!!プロジェクトの本質的魅力を探る連載企画「Message from Numazu」を掲載中。ラブライブ!サンシャイン!!プロジェクト“聖地巡礼”を影で支える「沼津市役所」職員さんや、“ラブライバー市議”さんへのインタビュー記事なども掲載中。是非一度ご覧くださいね。[/aside]
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