ついこの間夏になったばかりと思いきや、もう秋なんですね。早いものです。
『 ノラと皇女と野良猫ハート 』は美少女ゲームが原作なのですが、こちらは未プレイでした。三ヶ月前、このアニメの放送を目前にして楽しみな半面、不安でもありました。
だって、美少女ゲーム原作のアニメって、原作を知らないとイマイチ楽しみきれないものが多いじゃないですか。
一応、放送開始前にノベル版は購入したのですが、果たしてそれだけで楽しめるのか。
ドキドキの視聴開始でした。
あれからもう三ヶ月。早いものですね。
ノラとと初心者でも楽しめた

結論から述べれば、かなり楽しめました。
ノベル版では、パトリシアがノラと出会い、彼を猫にしてしまうまでの流れも描かれていました。
“死”の世界を生きる冥界皇女と、地上という“生に溢れた”世界を生きるノラとの違いについて、アニメ以上に触れていました。
原作で言うところの、パトリシアルートになるのでしょうか。
というわけで、若干の前知識を身に着けた上での視聴でしたが――アニメは頭空っぽにしても楽しめる、ギャグてんこ盛りのショートアニメ。
とはいえ、しっかりキャラクターの描写はされていましたし、原作を知らないからキャラにのめり込めないということもなく、ノラとと入門用としてはコレ以上ない作品だったのではないでしょうか。
印象に残った回は
印象に残ったエピソードと言えば、「第6話」。全編実写パートという、かなり冒険した回でした。
ノラととは1話約3分程度なので、気軽に何度でも楽しめるアニメです。もしこれが25分間続いたら、さすがにネタが持たなかったかもしれません。
[kanren postid=”62947″]つまり、ショートアニメという尺の短さを活かした魅せ方だったのではないかと思うわけです。しかし、短いけれども濃い内容が詰め込まれていて、本当に面白かったです。
また、「第9話」のパンツ回も印象的でした。
ただパンツを見せるのではなく、パンツだけを見せる、それも様々なアングルや魅せ方を用いて。
パンツの魅せ方に対する熱意が伝わってくる、素晴らしい回でした。
美少女たちのパンツを見ているはずなのに、熱い気持ちになってくるなんて。アニメ回の歴史に残ってほしいエピソードです。
[kanren postid=”64895″]女の子もかわいいけど

キャラクターとして最も印象に残ったのは、井田くんです。
最初のうちはノブチナさんが気になっていました。
ツインテール、マイペースな元気っ娘、このアニメにおいては貴重な貧乳枠。狙い撃ちでしたよ。見た瞬間、「あ、この娘に踏まれたい」とトキメクくらいには。
けれど全話を通してみると、井田くんとノラの熱い友情に心を動かされたのです。
しかも彼、出番は少ないんですよね。しかも、その大半がいじられ役。
なのに最終話で急にかっこよくなるというギャップ。見事にやられました。こんな親友が欲しい!
アニメ版ノラととは誰か一人のルートを描くわけではなく、どのキャラの推しも、原作をプレイしたことがない方でも、平等に楽しめる作りになっています。
それでもあえていうのなら、アニメは井田くんルートだったのではないか――と思えるほど、最終話の彼は輝いていました。
ノラと皇女と野良猫ハート !まだまだ楽しめる!!
アニメは終わってしまいましたが、またまた素晴らしいタイミングで、Vita版が発売してくれました。しかも、アニメのBDまで入っているという。さらに、原作は2の発売も控えています。むしろここからが本番でしょうか。
まだまだノラととを楽しむことが出来そうです。
素晴らしい作品に出会うきっかけを作ってくれた、アニメの関係者様方。そして、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
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