2017年9月30日より デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」 の上映がスタート。物語もついに佳境に突入しております。
そんな第5章でも大活躍するデジモンやちょっとしか登場しないけどやけに大物感のあるデジモンなどが多数登場しました。今回はそんな映画本編ではあまり詳しい説明のなかったデジモン達がどんな設定のキャラクターなのかを紹介します。
ラグエルモン
tri.シリーズのキーキャラクターでもあるメイクラックモンもといメイク―モンが、今作で究極隊に進化した姿がラグエルモンです。
実は、進化というよりもこれは『変異』。本来メイクラックモンにはラジエルモンという別の天使型の究極体姿が用意されている設定のデジモンなのですが、tri.シリーズではメイクラックモンが“ヴィシャスモード”という特殊な姿での登場となっており、今作では名前は似ている者のまったく天使とは言えないような厳ついデザインのラグエルモンとなって暴れています。
かつてのTVアニメシリーズ「デジモンアドベンチャー」でもグレイモンの間違った進化としてスカルグレイモンが登場しましたが、まさにメイク―モンも悪い方向への成長をしてしまっている状態のようです。
ジエスモン
世界の安定を望むホメオスタシスがラグエルモンを倒すために番組のクライマックスで送り込んだ全身が剣だらけのような姿のデジモンがジエスモンです。
デジモン世界に13体しか存在しない最高位“ロイヤルナイツ”の最後のメンバーとして登場した究極体のデジモン。本編では進化の模様は描かれていませんが、ハックモンが進化した姿であるという設定もあるため、おそらく今回の第5章で登場したジエスモンも、本編前半で登場したハックモンと同一人物なのでしょう。
第3章でも少しだけですが登場していましたね。
アルファモン
映画第５章後半で突如乱入してくる究極体デジモンがアルファモンです。第１章終盤や第3章でも登場しているのですがセリフもなく突如現れて暴れまわるのみで、一体何者なのかよくわからないキャラクターとなっております。このアルファモン、デジモンと人間の共存を拒み、ホメオスタシスと対立するイグドラシル勢力側として今回は登場しているようです。
一件悪者のような登場の扱いではありますが、彼も実はジエスモン同様、デジモン世界の最高位“ロイヤルナイツ”のメンバー。ただし、彼はロイヤルナイツ自体への抑止力的な存在ともされており、まさにロイヤルナイツメンバーの行き過ぎた行動を抑える役割も持つデジモンです。一概に悪役とも言い切れないポジションのアルファモンですが、今後もまだまだ出番はあるのでしょうか。
オファニモン
映画の終盤にニャロモンもといテイルモンが進化した姿が究極体デジモンのオファニモンです。本来はデジモン界の三大天使の一体とされる神々しい姿が特徴のデジモンなのですが、今回映画に登場したのは、オファニモンのフォールダウンモードと呼ばれる特別な姿です。オファニモンが心を閉ざしてしまった姿とされるだけに、こういった設定からも事態が非常に悪い方向に進んでいるのを感じざるを得ません。
ちなみに「デジモンアドベンチャー02」の劇場版では、テイルモンはオファニモンではなく、ホーリードラモンという別の究極体デジモンに進化した過去もあるだけに、劇場で「あれ？」と思った人も多いのではないでしょうか。
そんなわけで第5章「共生」のクライマックスは、これらのデジモンに加えて、我らがオメガモンも参戦し、究極体が入り乱れての大乱戦という豪華なバトルとなりました。
長らく続いてきた「デジモンアドベンチャーtri.」シリーズも次回第6章が最後です。今回も十分激しい戦いとなりましたが、果たして次回はどんな戦いが待っているのか、そして一体どんな結末が待っているのか。非常に楽しみですね。
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