3月のライオン 第2シリーズ第1話 「Chapter.46西陽」「Chapter.47ラムネ」【感想コラム】

約半年間の沈黙を経て、ついに放送されました 『 3月のライオン 第2シリーズ 』

前回と同じく「シャフト」の制作のもと、独特な世界観で彩られた本作品の放送を私同様今や遅しと待ち続けていたファンの方も多いはず!

その募りに募った期待に違わぬクオリティで届けてくれた第1話を、早速振り返っていきたいと思います。

零の新しい居場所

3月のライオン 第2シリーズ第1話 「西陽」「ラムネ」【感想コラム】
画像引用元:©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

主人公「桐山零」の語りから始まった本編。

プロ棋士である自身とその環境についてを「零」本人の言葉でつづられ、舞台は彼の通う「私立駒橋高等学校」へと移ります。

1期の終盤で孤独と戦っていた「零」の新しい居場所となった「将科部」、その部活風景が和やかに描かれていました。

1年遅れで入学し、同級生よりも年上である「零」にとって学校はどこか居心地の悪い場所。

そんな場所が今回の序盤でやさしい雰囲気で包まれていたのは、彼の環境が大きく変化していることの表れだと感じました。

しかし、それと同時に「将棋で食べていくこと」の厳しさも語られていて、「零」がいかに過酷な道を歩んでいるのかも伝わってきました。

一流の中の一流、頂点に立つものたちの将棋

3月のライオン 第2シリーズ第1話 「西陽」「ラムネ」【感想コラム】
画像引用元:©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

 

ストーリーは部員全員(と「林田先生」)で「名人戦」をTVで観戦する流れに。

対戦カードは、私の個人的な推しメンである「島田プロ」に勝つなど、1期でもその高い実力が描かれていた「宗谷プロ」と、「神宮寺会長」らの話から相当な実力者であることが窺える「隈倉プロ」の勝負でした。

そしていつも通り表情を一切変えない「宗谷プロ」と鬼気迫る表情の「隈倉プロ」の対照的なイメージと同じくらい印象深かったのが、ブドウ糖と糖分を摂取するシーン。

ケーキ3つを軽々と平らげてしまうことから、将棋がいかに脳を使った戦いであるかが伝わってきました。

こちらも本編の前半部分から描かれていた将棋の厳しさを象徴する描写で、本作品がリアルを追求した一作であることが改めて実感できます。

新しい仲間と共に━━

3月のライオン 第2シリーズ第1話 「西陽」「ラムネ」【感想コラム】
画像引用元:©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

「名人戦」の放送後、「将科部」ではブドウ糖を豊富に含むラムネを作ってみることに。

具体的なラムネの作り方に感心しつつ、やはり特筆すべきは「零」が新しい居場所を得たことに感極まりそうなっていることでしょう。

作ったラムネが美味しかったことよりも、きっと学校の仲間と一緒に一つのものを作れたことが嬉しかったのでしょうね♬。

物語の最後、同じく「零」がかけがいの場所と思っている「川本家」に足を運んだことからも、今日の部活で過ごした時間がいかに楽しかったのかが窺えます。

3月のライオン 第2シリーズ第1話感想と今後の展望

最後になりましたが、『3月のライオン 第2シリーズ』の主題歌についてもふれさせていただきます。

OPは、1期の第2クールでもOPを手がけた「YUKI」さんで『フラッグを立てろ』

EDは、『僕のヒーローアカデミア』や『甘々と稲妻』でもEDを手がけた「Brian the Sun」の皆さんで『カフネ』

※どちらも、こちらのPV内で流れます♬。

『3月のライオン』の世界観を考えつつ作ったという2曲は、しんみりしつつも勇気が湧いてくるナイスなソングでした!

次回の2話は「零」のライバル「二階堂晴信」が登場するみたいですのでこちらも必見!

多様な登場人物の思いが幾重にも交差する『3月のライオン』を、これからも楽しく、そして精一杯応援していきたいと思います。

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