島根にパソコンはない?数々の作品につながっていく『 ぼくらのウォーゲーム! 』

『時をかける少女』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』と今でこそ、名の知れる人物となった細田守監督。そんな細田守監督がかつて、デジモンアドベンチャーシリーズの劇場版の監督を務めていたことはご存知ですか?

中でも、未だに細田守監督の話題で名前の挙がることのある作品が2000年公開の『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』です。本作は以降の公開作品にも影響を与える作品となっているのです。今回はそんな『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』の与えた他作品への影響を紹介していきます。

あの映画の原型でもある!?

『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』といえば電脳世界を舞台にした対決や、それによって世界に迫る危機を回避するために戦う物語となっています。こういった内容を挙げると、最近の作品で誰もが思い出すのが長編アニメ映画『サマーウォーズ』なのではないでしょうか。

『サマーウォーズ』も電脳世界OZを舞台に世界の危機を救う物語となっており、さらに戦いの展開にも類似性が見られます。まさに細田守監督は『サマーウォーズ』で、『デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!』をセルフカバーしたと言っても過言ではありません。

島根にはパソコンがない?

また、『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』は強烈な名言を残した作品でもあります。それがヤマトくんのセリフ、「島根にパソコンなんてあるわけないじゃん。」です。作中、登場人物のヤマトくんとタケルくんが島根県を訪問中に敵が現れてしまったため、訪問先の田舎の地帯で電脳世界に通じるためのパソコン探しに悪戦苦闘する末に生まれたのがこの発言でした。その後、ちゃんとパソコンは見つかるのですが、その島根県にあまりにも失礼なセリフのインパクトが大きく、多くの人の心に残るセリフとなりました。

そしてこのセリフが時代を越えて登場したアニメ映画が存在します。それが『劇場版ソードアート・オンライン~オーディナル・スケール~』です。劇中のちょっとした場面で、とある登場人物がこのセリフを発しており、『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』のオマージュであることが来場者特典の“裏”記録全集にて、制作陣より述べられています。是非、どこに登場するか探してみて下さい!

もちろんデジモンアドベンチャーシリーズにも通じていく

そしてデジモンアドベンチャーシリーズの最新作『デジモンアドベンチャーtri.』シリーズにも『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』の影響を見ることができます。例えば、『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』で生まれた、登場人物の光子郎くんがウーロン茶を好んでいた設定は、そのまま『デジモンアドベンチャーtri.』にも濃く引き継がれています。

また前述の“島根にはパソコンがない”発言も、実は『デジモンアドベンチャーtri.』シリーズでも言及されているシーンがあるのです。


そんなわけで、『 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 』はアニメ映画史においてもクラシックとして今後も名前が登場していく作品となっていくでしょう。

実はまだ観ていないという人も、是非この機会にチェックしてみてくださいね。

究極体激突! デジモンアドベンチャーtri.第5章「共生」 に登場するデジモン解説

2017.10.11

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ネジムラ89

普段は缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナーやってます。その傍ら個人ブログとしてアニメ映画情報ブログ「ねじまき恋文のヤブレター」を公開中。国内外問わずアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるよう努めて参ります。