2017年で第4回目を迎える、『新千歳空港国際アニメーション映画祭』が11月2日(木)~5日(日)の4日間にかけて開催です。空港を会場にアニメーションのコンペティションや爆音上映など様々な企画が実施されますが、その中でも特に注目しておきたいのが日本ではまだ全国上映が決まっていない海外のアニメーション映画達です。
今回は、今年の新千歳空港国際アニメーション映画祭で公開される、注目の海外のレアなアニメーション作品を紹介します。
サイコノータス―忘れられた子どもたち―
11月3日と4日に上映が予定されている、日本初上映のスペインのダークファンタジーアニメーションが『サイコノータス―忘れられた子どもたち―』です。バードボーイとディンキというキャラクターが荒廃した島からの脱出を試みる話です。
可愛いキャラクターに反して、全体から漂う不気味な雰囲気が魅力的な作品です。
ナードランド
11月4日と5日に上映が予定されている、アメリカのアニメーション作品が『ナードランド』です。NETFLIXで配信中の『ビックマウス』やTV向けアニメーションを中心に手掛けているティットマウス社初の長編コメディ作品です。
オタワ国際アニメーション映画祭2016長編コンペティション部門にもノミネートされるなどの評価も得ている作品です。
PIERCING Ⅰ/ HAVE A NICE DAY
11月3日と4日にそれぞれ一回ずつ上映が決まっている、リュウ・ジアン特集にも注目です。中国のアニメーション監督として今注目のリュウ・ジアン監督の作品から『PIERCING Ⅰ』と『HAVE A NICE DAY』の2作品が上映されます。
中でも『HAVE A NICE DAY』はアヌシー国際アニメーション映画祭にも選出されたものの、政府からの圧力もあり、急遽上映が中止となってしまった作品です。
第30回東京国際映画祭でも上映されたのですが、こちらを逃したという人は是非、こちらの新千歳空港国際アニメーション映画祭でチェックしておきましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=Q1qIbZ5PiwI
サリーを救え!
11月3日と5日に上映が発表されている『サリーを救え!』も一風変わったアニメーション作品でして、要注目です。本作は実写とアニメーションを融合させたフィリピンの作品。
実写の人間にアニメーションのキャラクターが絡んできたりと、不思議な雰囲気の一作です。
https://www.youtube.com/watch?v=NPqQnRP-IEo
作品によってはトークイベントや舞台挨拶なども予定されており、これまた注目のプログラムとなっております。
日本の馴染みのあるアニメーション作品も多数上映されるのでそちらに目がいきがちかもしれませんが、これらのレアなアニメーション映画をスクリーンで観られるのも“もしかしたら”これが最後のチャンスかもしれません。
是非、この貴重な上映をお見逃しのないようご注意を!
新千歳空港国際アニメーション2017公式サイト:http://airport-anifes.jp/
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