妹さえいればいい。 第6話「メディア展開さえ上手くいけばいい。」〜春斗の思い&“キャット&チョコレート”とは【感想コラム】

伊月が手がける『妹法(まほう)学園』シリーズのコミカライズ化〜春斗作のアニメ放送が失敗に終ってしまうラスト━━。

今回の『妹さえいればいい。』6話は、“明暗”両方の要素があった物語の展開に加え、各キャラクターの素直な感情が色濃く表現されていたことが印象的でした。

新しい伊月ファミリーの三国山 蚕(みくにやま かいこ)を始め、お馴染みのメンツなど、登場人物の数はこれまでの話で最高を記録しましたね。♬

そこで今回は、各キャラの感情、特にその素直さにスポットを当ててレビューをさせていただきたいと思います。

那由多の新しいライバルの予感━━新人漫画家『三国山 蚕』

妹さえ6話_第一パラグラフ
画像引用元:©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会

改めて文字に起こすと、すごい名前。笑

書籍に載る名前みたいですし、ペンネームかもしれませんね。

前回に引き続き、冒頭での登場となった蚕は、なんとデビュー当時からの伊月のファンということ。

その清楚な見た目に最初は戸惑いもあった伊月でしたが、ストーリーの話になるとすぐに打ち解けていましたね。

今後の活躍に期待のかかる、とても可愛らしい女性でしたが、何やら那由多(や京)のライバルになりそうな予感も……笑。

愚痴もこぼし合える、一番の理解者━━『土岐 健次郎』

妹さえ6話_第二パラグラフ
画像引用元:©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会

前半パートは、伊月たちのお花見の様子が描かれていましたね。

この後に春斗の作品が新アニメとして放送されますし、物語の月日は3or4月といったところでしょうか。

皆が思い思いの話をしている中、立ち上がったのが酔っ払い編集の土岐でした。

出版社の編集という職種の難しさに疲労を感じつつ、作家の気持ちを本という形にできる大きなやり甲斐についても語っていましたね。(あと、心なしか20代半ばという年齢よりも老けて見えました……)。

鬱憤が溜まってしまうこともあるようですが、伊月の一番の理解者であることは間違いありません!

超体当たり型イラストレイター━━『恵那 刹那』

妹さえ6話_第三パラグラフ
画像引用元:©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会

「君のケツ、見せてくれないっスか!?」

人知れず伊月の家を訪れていた刹那が、偶然にもすれ違った千尋に対して言った第一声がこれ。笑

その後、実際に脱がしちゃうんだから、素直を通り越してもう攻撃型男子と言わざるを得ない!

てか、千尋の性別に関わらずこれはさすがに犯罪か……笑。

皆で楽しく“キャット&チコレート”

妹さえ6話_第五パラグラフ
画像引用元:©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会

最後は春斗━━の前に、今回の話で皆で遊んでいたカードゲーム “キャット&チョコレート”にもふれてみたいと思います。

春斗の説明にもあった通り、これは「迫りくるピンチを限られたアイテムを使って回避するゲーム」です。

元々はサークルが制作後、「ゲームマーケット」などのイベントで頒布(はんぷ)していたものが、好評を博して通販を開始。

ついには日本ボードゲーム大賞2010を受賞するまでになったそうです。

シチュエーションの種類は『幽霊屋敷編』『ビジネス編』『学園編(おそらく作中はこれ)』『日常編』『冠婚葬祭編』の5つ。

友達とワイワイするにはもってこいのパーティゲームだと思いますので、ご興味を持たれた方はアマゾンで購入を検討してみてはいかがでしょうか。♬

努力を積み重ねられたのは、好きだから━━不破春斗

妹さえ6話_第四パラグラフ
画像引用元:©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会

広報活動や制作会社との打ち合わせなど、アニメ放送成功に向けてひたむきに励んできた春斗。

しかし、残念ながら放送を迎えた作品はかなりクオリティが低かったようで……。

SNSにも批判の声が数多く上がっていました。

他の人にとっては数あるコンテンツの一つだったとしても、作者本人にとってはかけがいのない宝物。

春斗の作品に対する愛が見事に描かれていました。

また、 友人のために涙を流すことのできる京のやさしさも際立ってたと思います。

妹さえいればいい。 第6話感想と今後の展望

春斗作品、初のアニメ化は残念なスタートとなってしまいましたが、京の涙のお陰で彼も少し救われたように思います。

そんな各キャラの魅力がそれぞれ詰まっているのも本作の特徴だと思うのですが、公式HPのキャラ紹介のページを見ると、あと一枠余っているんですよね。

ライバルも弟(妹?)も友人も仕事仲間もいるし、あと考えられるのは義理の母親とか新しい仕事仲間とかでしょうか!

一体どんなキャラがこの一風変わった青春ラブコメ群像劇を盛り上げてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います。♬

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