自身の作品初のアニメの出来が悪く、落胆する様子が隠せない春斗。
そんな春斗を勇気付けるために行われたTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)を中心に展開した『妹さえいればいい。』7話。
今回はこのTRPGについて、どんどん掘り下げていきたいと思います。♬
TRPGって一体?

そもそもTRPGとはどんなものなのか。
端的にまとめると、“サイコロなど専用の道具を用いた対話型の卓上の会話式ゲーム”です。
参加する人は、まずGM(基本一人なのかな)とプレイヤーに別れます。
そして本編で春斗が務めていた通りGM(ゲームマスター)となる人がシナリオを作り、世界設定とルールが決定。
プレイヤーについての役割もGMが決めちゃうパターンもありましたが、本編では伊月らプレーヤー自身がキャラ設定を行い準備が完了です。
あとは、GMが中心となり会話を通じてストーリーをで進めていき、みんなは展開を頭の中で想像しながらクリア条件を目指していくかたちとなります。
魅力①:自由度の高いゲーム性

作中のアイキャッチ画像でも書かれておりましたが、まずあげるべき魅力はなんといってもその自由度の高さでしょう。
環境設定はもちろん、ストーリー、登場人物、技、武器など、ほとんどのものが自身の好みで設定することができます。
ただ一点、シナリオを考えたり、作られた世界をイメージするための想像力だけは必要となりますが、それを補佐できるツールとして専用カードやフィギュアなどを含めたBOX販売がされています。
世界初のTRPGと言われているのはアメリカ発祥の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で、その名前を耳にしたことがある人も多いかもしれません。
基本的なシナリオはGMが決めますが、プレイヤーの選択によって道筋が変わってくることもしばしば。
仲のいいメンツでワイワイしながら、誰も予想していなかった結末へと突き進んでいくのも楽しいと思います……が、那由多のように過剰なスキンシップを求める演出にはご注意を。笑
魅力②:コミュニケーションツールとして最適

会話を中心にストーリーが展開するとあって、プレイヤー同士の親睦を深めるのにもTRPGはとても良いと思います。
先ほどは市販されているBoxについて少しふれましたが、時間が許されるのならカードとからマップとか、皆でワイワイやりながら作っていくのもアリですね。
本作の場合は一部市販のものを作っていましたが、設定を作る上で性別を女性に統一、さらに姉妹設定にしていたことが普段はない喋り方や助け合いのかたちを産んで絆を深められていたように感じます。♬
妹さえいればいい。 第7話感想と今後の展望
タイトルは一つだけど、複数の話が盛り込まれていたこれまでの展開から一変、TRPGを5人でやるという一貫したストーリーだった7話。
仲間の心の傷を癒すために、みんなで仲良くできるゲームをするっというのも筋がしっかり通っていて、とても面白かったです。
いつものメインキャラ以外の全てのTRPGキャラの声を日野さん(春斗役)が務めており、最後のEDテロップでズラズラっと表示されたところにも制作側の遊び心が窺えて笑えました。
そんな春斗の恋のもようが次回は描かれるようですが、果たしてどんな結末が待っているのか。
次週の放送も楽しみです。♬