『 KUBO/クボ二本の弦の秘密 』の「なぜ主人公に三味線を持たせたのか?」の答えが染みる!

海外での公開から一年の時を経て無事日本上陸することができたLAIKAのストップモーションアニメーション映画『KUBO/クボ二本の弦の秘密』。皆さんはもうご覧になりましたか?

興行通信社が発表している週末の動員数ランキングにおいて、初週末の順位がTOP10圏外であったということを知り「これはもったいない!」と思いましてこの記事を書いております。

なんといっても『KUBO/クボ二本の弦の秘密』激おすすめなのです。

3DCGが世界で主流となっている今、ストップモーションアニメーションという手法を使い、なんと2016年度の映画賞レースではディズニーの大ヒット映画『ズートピア』と賞を争い合うほどの評価を受けていた作品です。

そんな評判も高い本作なのですが、推したい要素はいくつもあるなかで、あえて今回は“あるポイント”を紹介しておきたいな、と思っています。

クボはなぜ三味線を持っているのか?

この『KUBO/クボ二本の弦の秘密』の“いいポイント”。それは「主人公になぜ三味線を持たせたのか?」に対し見事なある答えが終盤で明らかになるところです。

この答えに気づいた瞬間、私はガツンと胸を打たれました。どういう答えが待っているのかは、完全にネタバレになってしまうので明言はできないのですが、誰もが分かりやすく腑に落ちるメッセージが最後に待ち受けています。この点がかなり心に染みたので、是非楽しみにしていただきたい部分となっています。

クボと三味線の関係

答えは言えないものの、ネタバレにならない程度に補助線となるような紹介を加えておくと、この映画で三味線は全編に渡ってある活躍も担っています。それがこの映画における「武器」という役割です。

『KUBO/クボ二本の弦の秘密』の主人公はタイトルにもある通り、クボという少年です。祖父である月の帝に片目を奪われ、それだけでなく残るもう片方の目も狙われるという宿命を背負っています。その月の帝の手下や、怪物たちがクボは、三味線の音色を操り、対抗します。クボは三味線の音色でなんと、紙を自在に操る能力を持っているのです。

本来はただのペラ一枚であったはずの紙が、命を吹き込まれたかのように動き出す様は実に見事! この紙を操る能力を武器に、どう冒険し、どう戦っていくのか、に注目です。

ここも観ておいて欲しい!

そしてもう一点、助言しておきたいところが、クボが冒険の途中で出会う猿とクワガタと冒険譚の部分。ここもちゃんと意味のあるシーンとなっております。これまでは母と共に夜は身を隠して寂しい生活をしていたクボのことを思うと、仲間に挟まれて時に争い時に仲睦まじく楽しそうに冒険をする姿を見て、それだけで涙が込み上げきます。中でも旅の道中で、クボがあるクイズをクワガタにするのですがそこでクワガタがちょっととぼけた返答をして談笑につながるシーンがあるのですが、このシーンがとてもホッコリする場面となっております。

しかも上手いのが、そんななんでもないはずのシーンが後々になって染みてくる仕掛けにもなっているのがこの映画のまた見事なところです。本当になんでもなさそうなシーンでも、しっかり後々に意味を乗せてくるところに感心する次第です。


もしかしたらちょっと癖のあるキャラクターデザインの部分や、そもそも立体ルックのアニメーションにあまり興味のないという人も居るのではないかと思います。ですが、一見の価値があることは間違いない一作ですので、「なぜ主人公に三味線を持たせたのか?」という問いの答えを、是非劇場でクボくんの活躍と共に確認しに行っていただけたらと思います。

もう一度言っておきます。本当にオススメです!

映画『KUBO/クボ二本の弦の秘密』公式サイト:http://gaga.ne.jp/kubo/

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ネジムラ89

普段は缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナーやってます。その傍ら個人ブログとしてアニメ映画情報ブログ「ねじまき恋文のヤブレター」を公開中。国内外問わずアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるよう努めて参ります。