ネットでも話題の2ちゃんねらー襲撃回を終え、やってきました第7話。
衝撃のあとにはさらなる衝撃が待っている。注目の回です。
悲しみのどん底
渡辺しおんは、ヒロの母が亡くなったことを知ります。いまだ立ち直れないヒロに対し、しおんのおばあちゃんは「かわいそうに……ここをウチだと思っていいからね」と気遣い……。
しおんも心配するわけですが、ヒロは無言で布団の中。
心の傷が深いです。
学校では、すでに2ちゃんねらー殺害事件が広まっていました。
ついに正体を明かすヒロ

「犯人、早く捕まればいいのにね」
それでもヒロを信じるしおん。彼女の優しさを受け、ついにヒロは告白をすることに。
自分が殺人を犯したのは真実であること。身体が機械になってしまったこと。すべてを話します。
自分は機械で、心がなくなってしまった。
その恐怖を、犬屋敷 壱郎は救うことで、ヒロは奪うことで、忘れようとしています。
どちらも“命”に触れ、生を実感すること。
ヒロのしていることは許されないことですが、二人は結構似ているのです。
本当の愛を知って
「俺が人間に見える?」
「人間にしか見えないよ」
「これでも……人間に見える?」
機械になった身体を見せるヒロ。
現実を受け入れられないしおんに対し、ヒロは彼女を抱えて飛ぶことでわからせようとします。
しかし、しおんはヒロに恐怖するわけでも憎むわけでもなく、「置いてかないで」と、ヒロがどこかへ去ってしまうことを悲しみます。
そんなしおんの想いを受け、ついにヒロは折れます。
「ずっとお前の家にいてやるよ」
と。
心を入れ替えたヒロ

とはいえ、たくさんの命奪ったのは事実です。
それは許されないことだけど、自首すれば間違いなく死刑。ヒロはしおんの前からいなくなります。
そのどうしようもない現実が悲しくて、涙を流すしおん。
とても優しい娘です。
そこでヒロは決心します。
今まで奪ってきた命の分まで、命を救うことに力を使うと。
ガンにかかり死ぬ運命にある人。
歩けなくなり車椅子に乗っている人。
その他、身体や病気のことで悩み、苦しんでいる人々を2人で救っていきます。
用意したTwitterのアカウントが拡散され、少しずつ2人の活動が広まっていき……。
二ヶ月もの間、ヒロは殺人をやめ人助けのために動きました。
幸せを感じはじめた2人に……

「すごいよ獅子神!」
しおんは言います。
彼女の愛と優しさを受け、変わっていくヒロ。
彼ははじめて、母以外からの本当の愛に触れたのです。
「ずっと大事にするから」
「うん。どこにもいかないでね」
幸せを感じ始めていた2人でしたが……。
しおんの家に忍び寄る特殊部隊の影。
このままハッピーエンドにはいかないのが『いぬやしき』です。
許されざる罪を犯したヒロには、もう幸せになる権利などないのか。
衝撃の次回へつづきます。
物語が転々としていきます。対比もそうですが、ヒロの心境の変化もまた面白いですね。
来週もまた、妄想力全開のシーンが控えている(はず)ので、そちらにも注目です。
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