こびと達の世界をのぞき見!独特の世界が魅力的な作品『 ハクメイとミコチ 』

2018年の1月からのTVアニメ化が発表された漫画作品『 ハクメイとミコチ 』。この作品をみなさんはご存知でしょうか。

原作は『ハルタ』にて連載中。とある森に住む小人たちや動物たちの日常生活を、圧倒的な書き込み量で繊細に、そしてリアルに描き出した、まさに日常系スローライフファンタジー作品です。

ハクメイとミコチ で描かれる小人たちの生活はこんなに魅力的

こびと達の世界をのぞき見!独特の世界が魅力的な作品『 ハクメイとミコチ 』
画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

『ハクメイとミコチ』は、身長わずか9cmほどの小人の女の子、”ハクメイ”と”ミコチ”が様々な人々やら動物、時には虫たちと関わり合いながら、時には働いたり、時には釣りに行ったり、時には料理を作ったりと、彼女たちの日常生活を営んでいく姿をまったりと描いています。

アニメPVを見ていただければその背景の作り込みっぷりや世界が見て取れると思います。
ジブリ映画の『借りぐらしのアリエッティ』を思い浮かべてみると作品の世界観がなんとなく浮かんで来るかも知れません。

2人で森にある大楠の根に家をつくってそこに住んでいる、ハクメイとミコチ。
家具や家の中のものは全てが小さくデフォルメされて、まるでメロンほどはあろうかという大きさのブルーベリーの実、紙飛行機で滑空したり、竹を使って露天風呂をつくったりと、まるでこちらまで小人にでもなったような感覚を味わえます。

そして、この作品には決して等身大の人間たちは登場しません。登場するのは小人たちや、イタチやアナグマなどの喋る動物、そしてクワガタやらバッタたちやらの虫たちなのです。

ここまでの説明を聞くと、非常にファンタジー要素が強い作品なのかと思われてしまいますが、彼ら彼女たちはそれぞれきちんとしたコミュニティをもち、きちんとした仕事をして、きちんとした街の中で、まるで現実の人間たちのようなリアルな生活を送っています。
そこにはきちんとした文明が発達していて列車なんかも通っています。そのなんとも言えないリアルとファンタジーの境界線の曖昧さが不思議でワクワクする、まるで絵本のような、どんどんと引き込まれるような世界観を作り上げているのです。

小人たちの料理がとにかく魅力的

画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

ファンタジー作品だし主人公が小人ということで架空の食べ物が多いイメージですが「ハクメイとミコチ」ではリアルとファンタジーの曖昧さが魅力と語ったように、リアルな料理や料理に関する知識もいろいろと登場します。

木苺のジャムサンド、山菜と干し肉のリゾット、豆料理に魚料理からカヌレやクッキーなどのお菓子など、いろいろなジャンルの美味しそうな料理を作るシーンが満載で、実際に作中に登場する料理をつくって再現してみたという人も多いほど本格的。

特に、ハクメイとミコチは年齢は明示的には示されていないのですが、2人とも(という出てくる人物のほとんどが)お酒を嗜んでいて、作中には多くのお酒に関する料理や、おつまみが出てきます。
巨大な大根風呂にキノコのオイル煮に揚げ山芋etc…みているだけでお酒を飲みたくなる…もといお腹がすいてくるそんな飯テロ要素も魅力の一つの作品です。

繊細な書き込みの背景が魅力的

さらにハクメイのミコチの魅力は、その世界観を際立たせる膨大な書き込み量の繊細な描写。
彼女たちの住む森の中の木々、積み重なった積み木のような建物、石田畳の模様一つ一つまで丁寧に描きこみされた美しい絵がなにもよりも魅力的ですね。

公開されたPVでもかなり期待できるようなアニメに仕上がっていることは間違いなさそうですね。
そして、建物や背景だけでなく、キャラクターたちのおしゃれな衣装にも注目ポイントですので、ぜひアニメではチェックしながら観てみてください。

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