魔法陣グルグル 第22話「 潜入!ジタリの遺跡! 」【感想コラム】

ポイズン。

いえ、今回絶対言っとかなきゃいけない言葉だと思うので、忘れないうちに言っておこうと思った次第です。

まさか勇者の条件がポイズンだったとは、原作を読んでいても気付かない流れでした!まさかのポイズン!!

でもこのポイズン、もう20年前になるからガチでアラサー以上の世代にしか通じないと思うの……。

まぁともかく、今週もあらすじと感想に参りましょう!!

魔法陣グルグル 第22話「 潜入!ジタリの遺跡! 」

無事にジタリの遺跡に辿り着いたニケたちは、キタキタ親父のお陰もあって無事中に潜入することに成功する。

一方ジュジュは、かつてプラトー教によって封じられた魔物の封印を解くよう脅迫されていた。

そんな中、ジュジュ救出のために遺跡内を進んでいたニケたちは隠された聖域に入り、水の王の試練に立ち向かい、勇者の拳と水の剣を入手することに成功する。

それと同時に、勇者の戦いの記録を後世に向けて書き残す、勇者担当の記録天使リリックとも出会う。

やっぱり尺足らないじゃないですかー!!

魔法陣グルグル 第22話「 潜入!ジタリの遺跡! 」【感想コラム】
画像引用元:© 衛藤ヒロユキ/SQUARE ENIX・「魔法陣グルグル」製作委員会

どんだけかっ飛ばすんですか今回ビックリしましたよ!!アレがないここのシーンもカットかと思ってたら、さらにあそこの部分が丸ごとカットされてたりとか凄まじかったよ!!

それでもしっかりかっちり面白く仕上げてあるから手腕が光りまくってたけども!!でも、でもね!!

やっぱ2クールじゃ尺足らないってことじゃないですかー!せっかくこんだけ面白く作ってるんだから1年ほしかったよー!!!スタッフさんによるカットだけでなく改変もプラス要素もすごく好きだからがっつり1年でやってほしかったよー!!!

「まるで打ち切り展開ね」のセリフ含めてギャグに昇華したのはさすがすぎるけどさー!!もっと見ていたいよー!

爺ファンタジーに対する愛はどういうことだ

画像引用元:© 衛藤ヒロユキ/SQUARE ENIX・「魔法陣グルグル」製作委員会

で、このジジイ達の出番は一切削られていない上にまた新規でテーマ曲用カットが作られてるってどういうことですか!!そういうところだよ!!大好きだよ!!!

今回本当に、がっつり削られました。なんせ飛ばしに飛ばして、今回なんと1話で原作10話分進みましたからね!

ジタリの遺跡の中でトマ最強説が浮上したり、ジュジュちゃんが幽閉されたり、ヒラタが出たり、一晩寝たり、恥ずかしの拳だったり、身代わりロボットだったり、ニケが空飛んだり、一旦オズミの泉に戻ったり、キタキタ親父が魔神になったり、風の精霊の村であれやこれやそれやなにやあったり!

それを全部かっ飛ばしているのに爺ファンタジーはほぼノーカット!!!いかにこの作品にオッサンとジジイが必要不可欠と言っても、この愛され方はなんなんだ!!もうこの事実が面白すぎるよ!!!

ククリちゃんが大人になっていく

画像引用元:© 衛藤ヒロユキ/SQUARE ENIX・「魔法陣グルグル」製作委員会

さて、前回の感想でも言いましたが、かなり女性らしい体つきになってきたククリちゃん。

今回、ちょっとお胸が膨らんでいる様子もはっきり描かれました。とりあえずニケは凝視しすぎです。

ところで皆さんは、『大人になる瞬間』ってどこだと思いますか?

もちろん、いわゆるお赤飯を炊くようなことも一つの判断基準になるかもしれません。作中ではククリちゃんの体が大人に近付くことがそう、と定義されているのかな?と思います。

でも筆者、恋をして、恋しい相手に近付く誰かに嫉妬して、それでもやっぱり好きでジレンマを抱える瞬間が『大人に近付いた瞬間』なのかもしれないなと思っています。恋をするって、お友だちに対する好きと独占欲とは一線を画したものがありますよね。

そう考えると、アラハビカでククリちゃんが時の女神に嫉妬した瞬間が『ククリちゃんが大人に近付いた瞬間』なのかなと思います。

恋をすること自体が大人への最初の一歩。恋が成就して恋人として過ごしていく段階が『大人』なのかなと。

以前も書きましたが、「 魔法陣グルグル 」は本当にいろんな哲学が組み込まれてる作品です。様々な視点で、自分なりの解釈で楽しんでいくのもまた一興ではないでしょうか。

次回はついに魔王ギリの城での決戦!ああ……ホントに終わっちゃう……。

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