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3月のライオン 第2シリーズ 第9話「Chapter.62 王国①」「Chapter.63 王国②」〜二つの決戦【感想コラム】

現在TVアニメ『 3月のライオン 』第2シリーズでは、感想コメントキャンペーンを毎週実施中。

素敵なプレゼントも当たる同企画では、ひなへのたくさんの応援メッセージが綴られておりました。

私も本レビューを通じて応援できるよう、頑張っていきたいと思います!

一大イベントのはずが……

3月のライオン 10話①
画像引用元:©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

今回の9話の冒頭、新人戦決勝の舞台である大阪へと向かう予定の零が花本家を訪れていました。

その日の夕食は、あかりがつくってくれたカツ丼。

美味しそうな一品を前に、一人箸が進まないひなが訴えた腹痛の原因は、修学旅行に対する憂鬱な思いが原因でした。

学校生活の中で最も楽しいイベントのはずの旅行が憂鬱なのは、ひなが現在身を置くいじめ問題があるからで、それを理解しているあかりは欠席しても構わないと言ってくれます。

それでも大人になってからそのことを後悔しないようにと決意を固めるひなの姿を見た零は、かつて1年遅れで高校入学を決めた自身の姿と重ねていました。

そう言えば、第1シリーズからの放送開始が2016年の10月ですから、あれからもう1年が経とうとしているのですね。

さらに言っちゃうと今年ももう終わり。

時間の経つ速度を早く感じずにはいられない今日このごろ、ひなの苦しい時期も早く過ぎてほしいなと思ってしまいます。

ライバルはいつも胸の中に

3月のライオン10話②
画像引用元:©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

そして迎えた新人戦決勝当日。

相手は新人戦で4期連続の優勝を果たしている山崎順慶五段(C.V.安元洋貴さん)です。

“新人戦”と言いますか“新人王”と言いますか、この手のタイトルってチャンスは一度きりのイメージを持っているんですけど将棋界はちょっと違うようで、特定の条件をクリアしていれば複数回受賞することが可能とのこと。

実際のプロ将棋連盟でもこれは同じですが、本作と違って3戦2勝方式(持ち時間は3時間)を採用しているそうです。

零は対戦相手の山崎五段と対峙した際、そのイカツイ風貌に少し動揺してしいましたね。

ただその棋風はどっしり構える守備型と、風貌とはギャップを感じさせるもの。

それ戦い自体には何も問題は感じなかったものの、晴信との対戦では千日手以外の戦う手段があったのではと零は心を乱してしまいます。

そんな彼を冷静にさせてくれたのも、「自分を大切にしろ」というかつての晴信の言葉。

その言葉を思い出した零は、リベンジのためだけではなく自身の勝利のため突き進み初タイトルを獲得したのでした。

3月のライオン 第9話感想

3月のライオン10話③
画像引用元:©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

今回の9話終盤、京都でひなと再会した零。

激戦を終え、改めてひなのことで頭がいっぱいになった零はいてもたってもいられなくなってしまったのですね。

「桐山くん」ではなく「零ちゃん」と呼ぶひなの表情や声にもグッとくるものがありました。

公式サイトにて公開されている次週のストーリーを見てみると、次回は零とひなの掛け合いのほか、今回破った山崎5段の思いが描かれるようです。

勝者だけでなくすべての人にスポットを当て、様々な人たちの思いを描く『3月のライオン』。

次週の放送も楽しみに待ちたいと思います。♬

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