ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第一話 感想コラム【連載】

京都アニメーションが制作するTVアニメ『 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 』がいよいよ放送開始となりました。2018年 冬アニメでの放送が決定してから、日本国内・国外を問わず多くの注目を集めた本作品だが、いよいよ放送開始となりました。

完成度の高いアニメを世に送り出し続ける京都アニメーションだけに、今回の『 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 』も多いに注目している作品です。

今回から、私 とちろろうこ が、このアニメの感想コラムの連載を担当する事になりました。最終話までお付き合い頂ければと思います。

京都アニメーションだから表現できる圧倒的な作画力

『 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 』がスタートしてまず感じるのは、その圧倒的な作画力です。まるで映画のようなアニメーションに、グイグイとこのアニメの世界観に引き込まれす。さすがは京都アニメーション作品です。

ただの道具である少女

ヴァイオレットは戦闘用の道具である「武器」として育てれ、訓練された少女。密かに隠された存在である彼女は、命令すれば戦い、他者を殺めたり、破壊する事に痛みも感じない。心を持たないただの道具ー。

それが主人公であるヴァイオレットという瞳がとくに綺麗な、金髪の少女です。

自由という名の不自由

しかし、ヴァイオレットが全身全霊をかけて活躍できた戦争も終わり、ヴァイオレット本人でさえ両手を失うという大怪我を負ってしまい、病院への入院を余儀なくされています。そんな状況の中、ホッジンス元中佐がヴァイオレットを訪ねて病院を訪れてくるのです。が・・

「少佐は?ギルベルト少佐は?」

ヴァイオレットの第一声は、自分の上官であるギルベルト少佐の安否でした。しつこくギルベルト少佐についての情報を得ようとするヴァイオレット。回答に困るホッジンス元中佐だったが、「ギルベルトから頼まれて迎えにきた」と彼女に告げます。

安心する顔をするヴァイオレット。そしてホッジンス元中佐は一緒に病院を出発する事を促します。病院を出る際に、自分の荷物受け取る際に、荷物の中にブローチが無いことに気づきます。

「少佐にもらった大切なものなのです。」

彼女は恐らく自分の倒れていた戦場や軍の駐屯地へブローチを探しにいくつもりなのでしょう。とっさに走り出します。それをホッジンス元中佐は彼女の腕を掴んで、強い口調で言いました。

「とにかく、きみは俺に同行する。それがあいつ(少佐)の命令だ」

彼女は命令という言葉にたじろいながらも、ブローチを探す事を諦めて、ホッジンス元中佐と行動を共にします。

彼女に必要なものは、ギルベルト少佐の「命令」と「評価」だけ

TVアニメ『 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 』第一話 感想コラム【連載】

画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

移動した先は、ギルベルト少佐の親戚筋にあたる大きなお屋敷で、ヴァイオレットの身元を引き受けてくれる老夫婦の家でした。彼女をこの家に置いて立ち去ろうするホッジンス元中佐にヴァイオレットはこう言い放ちます。

「ギルベルト少佐はどうして私をここにおくのですか?」

「私は少佐の道具です。不要になったのなら、どこかに捨ててください・・。」

今まで軍人としてホッジンス元中佐の動向に従っていた彼女ですが、ギルベルト少佐の事になると階級や軍人である事を忘れて激昂してしまう。

ヴァイオレットにとって必要なものは、暖かい家庭や平和な時代といったものではなく、ただ単純に、ギルベルト少佐の命令と少佐の中におけるヴァイオレットの評価だけなんですね。

彼女の中で芽生える感情

ホッジンス元中佐の経営する民間郵便会社に身を寄せることになるヴァイオレットですが、郵便局員の仕事は軍の任務と同じようにテキパキと処理していきます。

そんな中、一人の男性が手紙の代筆を依頼するために郵便局を訪れます。彼は田舎にいる幼馴染みの女性にラブレター(?)を代筆してほしいと頼みにきたのです。

手紙代筆の見学していたヴァイオレットは「愛してる」という言葉を耳にします。その言葉は、ギルベルト少佐がヴァイオレットに言った、恐らく最後の言葉です。

「愛してるを知りたいのです!」

彼女は自ら志願して、自動手記人形の仕事を引き受ける事になりました。

はい。涙腺大崩壊です。

『 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 』第一話 「愛してる」 の感想

画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

第一話のみどこははなんといっても一番最後のヴァイオレットとギルベルト少佐のシーンです。瀕死のギルベルト少佐を「絶対死なせない」と、両手を失ったヴァイオレットが口を使って引きずろうとします。もちろん、ラストのセリフに涙腺大崩壊な訳なんですが・・・。一話からここまで泣かせてくれるアニメは初めてです。

しょっぱなの第一話目なのに、まるで最終回であるような錯覚を起こす回でした。京都アニメーションの実力を再認識させられた!というのが正直な感想です。「戦争」と「兵器としての人間」という暗く重いテーマでありながら、ヴァイオレットの瞳の中に映し出される光を感じない訳にはいきませんでした。

彼女がおそらくこれから知る事になる「愛してる」と、今の平和な日本で暮らす私達の「愛している」は、本当に同じ意味を持つ「愛している」なのか?ふつふつと疑問が頭をよぎります。

1話目からグイグイとストーリーの引き込まれてしまって、今後の展開から目が離せない作品になってしまいました。

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