メルヘン・メドヘン 第2話「はじめての魔法」【感想コラム】

メルヘン・メドヘン 第二話「はじめての魔法」【感想コラム】

内気な文学少女・葉月が突如として迷い込んだ異世界とは!? いろいろと気になるキーワードも飛び交い、この先どう展開するんだ!?という展開の引きで終わった第1話。第2話では葉月はどうなってしまうのでしょうか!?

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メルヘン・メドヘン 第2話「はじめての魔法」

魔法の力を秘めた物語の『原書』。迷い込んだ先のクズノハ女子魔法学園で学園長と出会った葉月は、自分が『シンデレラ』の原書に選ばれたと告げられる。

『原書使い』を目指す見習いの『メドヘン』になった葉月は、魔法使いの少女・土御門 静に教わり、基礎魔法『ブーフ・ヒュレ』に取り組むがうまく行かず・・・。

今日から魔法使い

いろいろなことが起こりすぎて、気絶してしまった葉月は目が覚めると、なぜかいきなり縛られた状態に!

妙にトラブル体質のある葉月。一応半裸ではなくなってました、安心。
しかし、見知らぬ新キャラクターに今度はなぜか老舗のこだわりのような七輪で”火炙りの刑”にさせられてしまいます…。
しかしまたここで知らないキャラクターがでてきました…そろそろいろいろと説明が欲しいところですね。

葉月のピンチに登場したのは、温泉に案内してくれた農家の人と追いかけていたフードの少女。

農家の人と思われていた女性は”学園長”であり、葉月にこう告げます。

「クズノハ女子魔法学園へようこそ」

魔法学園という言葉に、魔法は本当に存在したんだ!と驚くどろころか感動を覚える葉月。
普段は物語に憧れるだけの彼女が、物語の世界が具現化してような場所に迷い込んだことでテンションが下がるどころかどんどんとヒートアップしていきます。

前回の疑問点だった迷い込んだ場所が魔法の存在する学園であり、そこに通う生徒は「原書使い」と呼ばれる魔法使いであることが判明しました。

さらに、葉月も『シンデレラの原書』に選ばれた存在であることが告げられます。
しかし今のままではその力は垂れ流されるだけで、むしろ周りに危険を振りまくだけの存在である葉月に、ある二択が迫られます。

「君には二つの道がある。一つは原書を放棄し、すべてを忘れて元の生活に戻る道。もう一つはこの学園で学び、正しき心を身につけた原書使いになるという道」

『はい!なります!魔法使いに!』
『魔法使いになりたいです! 私!本気です!』

1話では「物語症候群」で逃げるだけの葉月は、魔法という物語の世界を目の前に躊躇するタイプかと思いましたが逆にどんどんと自ら進んでいく、好きなことにはパワーが爆発するタイプのようです。

ゆ…百合百合だ!

メルヘン・メドヘン 第2話「はじめての魔法」【感想コラム】
画像引用元:©MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会

夢にまでみた魔法の世界、そして始めてできたかもしれない「友達」、ワクワクが止まらない葉月。

現実の世界で偶然会ったフードの少女・土御門静に運命めいたものを感じてる葉月は、どうにかしてお近づきになりたいと思っているようです。

同じ「原書使い見習い」といっしょに体育館で訓練を受けることになった葉月ですが、「クズノハ女子魔法学園の伝統的な衣装」であるブルマに戸惑ってしまいます。

ここのブルマの指でパチンと直すシーン………たまらねぇ!!!!!!!!!!!

今回の訓練では、原書使いの基礎魔法である“ブーフ・ヒュレ”を訓練することになったのですが、原書をつかった初めての魔法をみて

『すごい!魔法使いの学校だからてっきりハリーポッターかと思ってたけど、魔法少女モノだったんだ!』
『これはあれかな?ニチアサ系かな?それとも最近流行りのシリアスバトルモノかな……』

と、心の声が口に出てしまう葉月。好きなことにはパワーが爆発するタイプというよりは、どちらかというと暴走してしまうタイプのようですね。

ただでさえ、「向こうの世界」からやってきたことで好奇の目でみられる葉月は、この暴走でますます他の生徒と距離が離れてしまいかけます。

原書を身に纏い、己と一体化することで魔法の力を効率良く引き出す為のもの“ブーフ・ヒュレ”の訓練が始まりますが、まあもちろんそんなにいきなりうまくいくわけもなく、失敗ばかりしてしまう葉月。

そんな彼女が「シンデレラの原書」に選ばれたことで、今度は依怙贔屓があるのでは…と疑われてしまいます。不穏な空気、陰口、蘇るトラウマ、発動してしまう「物語症候群」…。

様子のおかしい葉月を支えてくれた静に、いつもは起こるはずの「物語症候群」が収まったことに気づきます。ますます静への好意が高まりますが、今一つ勇気がだせずに下の名前を聞くことをためらってしまうのでした。

魔法に慣れていない葉月に、大事なのはイメージ力!と今度はイメージしやすいように道具を使った訓練が開始されます。
その道具の中に、静が子ども頃につかっていたというおもちゃを発見し、思いがけず静の名前を知ることができた葉月は、彼女に嫌われまいと訓練に励みます。

大事なのはイメージと集中力、「物語症候群」で鍛え上げたたぐいまれなイメージと集中力を持つ葉月にとっては実は難しことでありませんでした。今度は魔法でかぼちゃをだすことに成功した葉月は、おもわず静に抱き着いてしまうのでした。

いいですね。百合ですね。百合百合ですね。素晴らしいハグです。

しかし、そんな百合百合な空間に立ちはだかるのは、1話でも襲われた因縁の”ユーミリア・カザン”。

彼女が口にしたのは、学園対抗戦『ヘクセンナハト』についてでした。

「そこで優勝したら何でも望みが叶う魔法が与えられる」

静が優しくしてくれるのは、自分にではなく、自分に中に眠る『シンデレラの原書』。やっぱり嘘の友情なんだと感じた葉月はその場から逃げだしてしまうのでした。

物語が始まった

メルヘン・メドヘン 第2話「はじめての魔法」【感想コラム】
画像引用元:©MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会

自分の目的のことで頭がいっぱいだった静は葉月を傷つけてしまったことに後悔し、彼女を追いかけます。

出会いの場所でもあるハンバーガー屋へ呼び出した静は、ハンバーガー屋は母との思い出の場所でもあり、きっとここなら二人は仲直りできると感じ呼び出したのでした。

初めて自分のこと、自分の過去を話してくれた静に葉月も勇気を出して、下の名前で呼ぶことを提案。これまで一度もできたことのなかった葉月に初めての「友達」ができた瞬間。

「お母さんは言った。自分の物語を見つけなさいと。そう、その時…私の物語が始まったのだ!」

テンポのよいギャグと百合百合

二話は非常にテンポのよいギャグと百合百合な回でしたね。

特に1話では、びくびくして逃げるだけの葉月が2話にして「物語症候群」を乗り越え、初めての友達ができて名前で呼び合うまでの成長っぷりを見せた回でもありました。

1話で張られた謎もちょいちょいと回収されたので見ているほうも1話よりさらにわかりやすかったです。

なぜ葉月が強力な「シンデレラの原書」に選ばれた存在であるのか。という部分はそのうち語られるでしょうか、静が葉月にここまで力を注ぐ理由や『ヘクセンナハト』にかけている理由なんかも気になるところですね。第三話も期待してみましょう!

メルヘン・メドヘン 週刊感想コラムのまとめ

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