覇穹 封神演義 第3話「楊戩」胡喜媚もちらみせ【感想コラム】

覇穹 封神演義 第3話「楊戩」胡喜媚もちらみせ【感想コラム】

今回も重要な人物が登場。さらに、今後の展開を左右する出来事も起こります。

楊戩あらわれる

太公望の前に、再び姿をあらわす妲己。

「あなた達を亡き者にするためよん」

と言う妲己ですが、太公望は爆笑。雰囲気や話し方から、その妲己が偽者であると見抜いたのです。
その正体は、楊戩(ようぜん)というイケメンでした。

四不象の「彼のほうが主人公っぽいッスね」というメタネタも炸裂。
ここまでカットされてきましたが、フジリュー版『封神演義』とはこういうノリが面白い作品なのです。

楊戩は元始天尊に太公望の手伝いをするよう命じられやってきた、崑崙山の道士です。師匠の名は、玉鼎真人。キーキャラクターですが、今は“師匠がいる”とだけ記憶しておけばOKです。

姿や声まで真似できる楊戩は天才です。戦闘能力もそれなりにあります。
そんな楊戩は、太公望に自分がつくほどの器があるのかどうかテストをすることに。

黄飛虎の妻が

覇穹 封神演義 第3話「楊戩」胡喜媚もちらみせ【感想コラム】
画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会

一方、

黄飛虎の美人な妻は、妲己にそそのかされた紂王に迫られ、身を投げます。
それを知った黄飛虎は、稽古と称し紂王に向かっていきます。悪いのは妲己である――頭ではわかっていても、感情ばかりはどうすることもできず。

黄飛虎はかなりの戦闘力を持つ人間ですが、同じく人間であるはずの紂王が彼を圧倒します。
そして黄飛虎は、殷を去ることに。
紂王はそれを黙って見逃します。

太公望、楊戩に試される

太公望は、無駄な戦いを好みませんでした。
楊戩に襲われ血を流そうとも、攻撃することを拒否。
それを前に楊戩は彼を認め、次なる課題を出します。

すぐ近くには、重税から逃げてきた民たちがいました。
彼らは栄えている西へ向かおうとしていますが、それには関所を突破する必要があります。
しかし、民を食い物にしている妲己は、それを見逃すはずがありません
このままでは民は関所で捕まってしまいます。

民たちを無傷で突破させること。

これが課題だと言いますが、ここで太公望はキレました。

「何様のつもりだー! キサマはそんなに偉いのか!」

と。

あげくには楊戩に嫌がらせをすると言い出し、関所の味方につきます。

太公望の作戦

覇穹 封神演義 第3話「楊戩」胡喜媚もちらみせ【感想コラム】
画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会

楊戩は太公望の評価を取り消し、黄飛虎に化けて民を通すよう関所の者に言いつけ……。

太公望は黄飛虎が偽者だと言いますが、関所や民たちは明らかに怪しい太公望より、楊戩を信じます。

こうして太公望はアホ道士扱いされ、リンチの刑に。

しかし、これは太公望の作戦でした。
自分を下げ、楊戩を動かした結果、民たちは無傷で関所を突破したのです。
それに気付いた楊戩は太公望を認め直しました。

来る日、太公望の力になることを約束し、去っていくのでした。

そして聞仲は……。
殷を去った友である黄飛虎を、敵として倒す決意をしたのでした。

 

というわけで、今回はキーキャラクターの一人である楊戩が登場しました。
途中ワンシーンだけ映った、妲己と一緒にいた娘が胡喜媚です。

妲己三姉妹の一人ですね。ちなみに楊戩の試験ですが、旧アニメ版では第8話にあたる回です。違いを見比べてみるのも、面白いかもしれません。

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