TVアニメ『ハクメイとミコチ』第4話「仕事の日2 と ミミズクと昔話」【感想コラム】

TVアニメ『 ハクメイとミコチ 』第4話「仕事の日2 と ミミズクと昔話」【感想コラム】

小さな人びとが送る自然な日常を楽しむアニメ『 ハクメイとミコチ 』。今回は第4話が放送されましたね。「待ってました!」という想いと「もう4話か?」という想いが入り乱れています。

さて、第3話ではハクメイ(CV:松田利冴)にスポットライトが当たっていましたが、今回はミコチ(CV:下地紫野)がフォーカスされていましたね。Aパート「仕事の日2」ではミコチの仕事について描かれていました。

そして、Bパートは…。見ていてドキドキしましたね。

そんな第4話ですが、早速感想コラムを書いてゆきましょう。

コンジュがお家にやってきた!

第3話で家が大爆発し、修理(新築)をすることになりましたね。今回は新しくできた家にお客さんがやってきました。第2話に登場した吟遊詩人のコンジュ(CV:悠木碧)です。

ハクメイとミコチの新築にやってきたコンジュですが、その玄関を見て苦笑いを浮かべました。どうやら、あばら骨を大胆にあしらったデザインはあの世界でも微妙なようです。建築者の独特なセンスは広く受け入れられるものではなかったみたいですね。

とはいえ、コンジュはどうして2人の新築にやってきたのでしょうか?その理由はすぐにわかります。コンジュは2人に新築祝いを渡しにきたのです。思っていたよりも律義な子ですね。「あら、本当に来たんだ」と言いながらも「ご丁寧にどうも」と受け取るミコチに、コンジュとの仲が深まっている様子が見えたのがよかったですね。

家で一人仕事をしているミコチ、そんなミコチの仕事は?

TVアニメ『ハクメイとミコチ』第4話「仕事の日2 と ミミズクと昔話」【感想コラム】
画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

2人の新築にコンジュが訪ねてきてくれましたが、ミコチは仕事をしている最中でした。これまでのお話のなかでもミコチの仕事についてちょこちょこ触れられていましたが、今回でミコチの仕事内容がある程度はっきりしましたね。そんなミコチの仕事内容は保存食や日用品を作って店に卸すことです。作った商品は「夢品商店」というお店に卸しているらしいです。

「夢品商店」…、どこかで見たことありませんか?あれは確か、第2話のAパートだったと思います。ミコチが「梨ジャム」作りを手伝った屋台も「夢品商店」という名前でしたね。屋台の名前かと思っていましたが、きちんと店舗をもっている店だったんですね。

ミコチが商品を卸している「夢品商店」についてコンジュも知っているようで、コンジュ自身はその店のリピーターだそうです。ミコチが商品を卸していることを知ったコンジュは目をキラキラさせていました。コンジュは店で売られている黒豆クッキーが大好きだと言っていましたね。

実は、その黒豆クッキーを作ったのはミコチでした。さらに、コンジュが新築祝いにもってきたハーブティーもミコチ作でした。「えぇ…」と声を漏らすコンジュ。そりゃそうです。お祝いをする相手にもってきた祝いの品を作った人がその相手だったら誰でもそんな声出ちゃいますよ。

黒豆クッキーやハーブティー以外にも、いろいろな果物のジャムやパンなどさまざまな商品を作っているらしいです。作ったものが商品として売られているんですから、ミコチが料理上手なのも当然ですよね。

ミコチとコンジュのものづくりタイム

TVアニメ『ハクメイとミコチ』第4話「仕事の日2 と ミミズクと昔話」【感想コラム】
画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

コンジュが訪れたときもミコチは仕事をしていましたが、そのなかには新商品の開発もありました。新商品ははちみつを使ったワッフルとのことです。それを聞いた途端、コンジュの様子がおかしくなりました。手足をバタバタさせながら、ワッフル作りを手伝うと言うコンジュがかわいかったですね。第2話のツンツンしたコンジュはどこに行ってしまったのでしょう

というわけで、コンジュがミコチの手伝いをすることになったのですが、コンジュがなかなかのポンコツっぷりを見せてくれました。湯煎を知らない、火の点け方がわからない、”とろ火”の意味を間違えるなど、料理下手の片鱗をたくさん見せてくれましたね。その結果、ワッフルではなく「卵とハチミツのかたまり」が完成していました。

そんな料理下手のコンジュですが、商品の包装はキレイにやっていましたね。「乙女の仕事は任せなさいよ!」とドヤ顔で話すコンジュがとてもかわいかったです。

さらに、コンジュが石鹸をつくることができることもわかりましたね。ミコチが試作した飾り気も香りもゼロの石鹸も、コンジュの手にかかればおしゃれでイイ香りの石鹸に早変わり!見違えた石鹸にはしゃぐミコチがかわいかったですね。

ミミズク・オロシに遭遇!絶体絶命の状況に緊張が走る

TVアニメ『ハクメイとミコチ』第4話「仕事の日2 と ミミズクと昔話」【感想コラム】
画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

ほっこりとしたAパートとは打って変わって、Bパートはヒヤヒヤしましたね。ハーブや山菜を採るために山にやってきたハクメイとミコチの2人。その目の前に現れたのはこの山一帯をなわばりとしているミミズク・オロシでした。

オロシが現れたことに驚いて動けなくなる2人。そんななかミコチは卒倒してしまい、高所から転落してしまいます。Aパートのほのぼのした雰囲気が一変、ゾッとしましたね。ハクメイの瞳のハイライトも消えていました。

ちなみに、ふくろうのなかでもミミズクは比較的大きなサイズのふくろうです。身長9センチメートルの彼女たちにとって、オロシはとんでもなく大きな存在でしょう。むちゃくちゃ怖いと思いますよ。

転落したミコチは足を痛めてしまいます。ここでハクメイの緊急時対応能力の高さが光ります。ミコチの足に応急処置を施し、すぐさま安全な洞穴に移動。洞穴で火打石を使って手際よく火を起こしました。前回の野宿でもそうでしたが、ハクメイの野外スキルの高さには目を見張るものがありますね。

その後、ミコチを置いて放りっぱなしにしていた荷物を取りに行くハクメイ。荷物を回収してミコチのもとに帰る途中に再度オロシと相対すことになります。オロシににらまれるハクメイは震えながらもオロシに鉈を向けます。切迫したシーンに筆者も固唾を飲みました。

結局、心配は徒労に過ぎなかったのですが、あの緊迫感はダメですね。本当にドキドキしました。

アニメ『 ハクメイとミコチ 』第4話「仕事の日2 と ミミズクと昔話」の感想

TVアニメ『ハクメイとミコチ』第4話「仕事の日2 と ミミズクと昔話」【感想コラム】
画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

今回は新しいミコチの一面を見ることができた回でしたね。それと、急なシリアス展開にヒヤヒヤさせられもしました。

AパートとBパートのどちらにもあてはまることだとは思いますが、ハクメイとミコチが互いに互いのことを想い合い、支え合っていることが描かれていたように思います。どちらか一方が強いとか頼りがいがあるとかではなく、2人が適材適所で支え合っているところが特に見えた回だったのではないでしょうか。

また、ハクメイの宿なし時代のエピソードも少しだけ語られていましたね。荷物をすべて盗まれて文無しになるという壮絶な経験をしていることがわかりました。人生いろいろとは言いますが、ハクメイの人生はなかなかの紆余曲折がありそうですね。

なんにせよ、今回も彼女たちの小さな生活は愛おしかったですね。

次回も楽しみです!

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