最近は少し落ち着いてきていますね。アニメ『 ポプテピピック 』も第7話を迎えましたが、みなさんきちんと見ていますか?第1話の頃に比べると狂気度が下がっていますが、依然おかしいことには変わりないです。
今回は実写パートの多い回でしたね。「ボブネミミッミ」を作っていることでおなじみの「AC部」の安達亨氏と板倉俊介氏が大活躍していましたよ。
また、前回放送された第6話ではお休みしていた山下諒氏のゲームパロディコーナーも復活していましたね。ちなみに、あのゲームパロディ―コーナーは「POP TEAM 8bit」っていうみたいです。第7話にしてはじめて知りました。さらに、第3話以降息を潜めていた「JAPON MiGMON」がありましたね。
こんな感じでコーナーが盛りだくさんだった第7話を見ていきましょう!
野原家×『ポプテピピック』、共演作が多すぎる2人
第7話のAパートでポプ子とピピ美を演じていた方が誰なのか、みなさんわかりましたか?なんと、ポプ子役をこおろぎさとみさん、ピピ美役を矢島晶子さんが演じていました。ポプ子の声が赤ちゃん化していましたね。ピピ美の声は所々で野原家の長男の声になっていましたね。
もうおわかりの方もいるとは思いますが、今回のキャストの2人はテレビ朝日系列で放送されている某長寿アニメのキャラクターコンビですね。こおろぎさんと矢島さんが兄妹を演じている作品です。こおろぎさんが演じていた赤ちゃんポプ子は完全にひま〇りでしたね。
Bパートではポプ子役を森久保祥太郎さん、ピピ美役を鳥海浩輔さんが演じていました。この2人は共演作が多すぎるため、何のコンビなのかがわかりませんでした。2人が出演されたBパートはアドリブが多かったですね。特に「ポプテピクッキング」のコーナーでは2人してアントニオ猪木のモノマネをしていました。
怒涛の展開と高速紙芝居に驚愕
今回は「ヘルシェイク矢野」のエピソードが深掘りされましたね。原作マンガでは1コマで描かれていただけのちょいキャラがここまで深く描かれるとは思ってもみませんでした。
さらに、その深掘りを担当したのはなんと「AC部」です!『ポプテピピック』屈指の狂気でおなじみの「ボブネミミッミ」ですが、今回はサブタイトルにちなんだパートを担当していました。しかも、紙芝居で!
「えっ、何故に紙芝居?」と困惑しながら見ていましたが、そのクオリティは非常に高かったです。絵柄はいつも通りでアバンギャルドな感じでしたが、紙芝居にしかできない演出や面白いギミックが盛り込まれていましたね。正直なところ、前衛的な絵が気にならなくなるくらいに紙芝居としての出来は高かったです。いつもはツッコミを入れながらアニメを見ている筆者も黙って見入ってしまいました。
あと、「AC部」の安達亨氏と板倉俊介氏による高速紙芝居が鮮やかでしたね。演技(?)をしながら鮮やかな紙芝居さばきを見せてくれる安達氏と板倉氏。きっと何度も練習をしたんでしょう。本当に素晴らしかったです。
「POP TEAM 8bit」は2本立て!
前回はお休みだった「POP TEAM 8bit」ですが、今回は2本も放送されましたよ。第7話もネタてんこ盛りでしたね。わかる範囲で紐解いてゆきましょう。
1本目はレースゲーム調の画面が映されていましたね。とりあえず、左上の虹は「マリオカート」シリーズに登場する伝統のステージ「レインボーロード」を参照しているのでしょう。もう一つは「チェイスH.Q.」だと思われます。こちらに関してはインターネットで調べて知りました。
そして、レースゲーム調の画面から白黒の画面に転移します。「また『Undertale』ネタかな?」と思っていると、本当に「Undertale」ネタでした。メタトン戦のパロディがされていましたね。最後に表示された水玉の画面は「おそ松くん はちゃめちゃ劇場」というゲームのパワーアップ画面のパロディだそうです。メガドライブ用のゲームとして1988年に発売された『おそ松くん』のゲームですが、実はこのゲーム、いろいろな意味でクソゲーみたいです。
2本目でもレースゲーム調の画面からはじまりましたね。後ろから亀が飛んできて草むらに転がった途端に敵とエンカウントするというゲームのジャンルを越えたパロディになっていました。とりあえず、亀は「マリオカート」ネタでしょう。
草むらに入ってからのエンカウントはどう見ても『ポケッ〇モンスター』でしたね。映されている画面だけではなく、流れているBGMもそのまんまでした。戦闘時のコマンドや「ダグ〇リオ」化したピピ美など、言い逃れできないレベルのパロディになっていました。そして、再登場する「ヘルサザンクロス」。本当に「聖剣伝説3」が好きなんですね…
「JAPON MiGMON」のネタは理解できましたか?
今回はフランス人のアニメーターさんが作成した『ポプテピピック』が放送されるコーナー「JAPON MiGMON」がありましたね。Aパートではなんのこっちゃでしたが、Bパートでは字幕でネタの肝が説明されていましたが、そのネタの意味わかりましたか?分かった方もいるとは思いますが、筆者はすぐにはわかりませんでした。
筆者のようにネタの意味がわからなかったという方もいるのではないかと思いますので、ここで少しネタを解説しておきましょう。
まずは字幕で語られていたネタの肝をおさらいしておきましょう。
フランスは南北で気候が全く異なるんだよ
北部は雨が多くて寒いけど 南部は晴れが多くてあったかいんだ
僕は北部出身だから 自虐ネタにしてるよ
アニメ『ポプテピピック』第7話「JAPON MiGMON」より引用
ふんふん、なるほど。この説明の重要な点は「フランスは南北で気候が異なる」、「今回のネタはフランス北部の自虐ネタ」の2つです。これより、今回の「JAPON MiGMON」は気候を題材にした自虐ネタが描かれたことになります。
それでは実際、どのように自虐ネタが描かれていたのでしょうか?今回のネタはいい風景を背景に記念写真を撮っているポプ子とピピ美ですが、その風景はバス停のポスターで実際にいるフランス北部では雨が降っているというものです。要するに、フランス北部は雨ばかりで記念写真を撮れるような風景がないということです。
筆者は「JAPON MiGMON」を何度も見返してネタを理解しました。
ある意味もっとも危険だった「ポプテピクッキング」
今回もさまざまなネタが盛り込まれていましたが、筆者的に一番ツボだったのは「ポプテピクッキング」です。AパートでもBパートでも声優さんがアドリブをしていたのも面白かった理由ですが、それよりも「100%ハンバーグ」の材料がヤバかったですね。
なんと”マナティ”です。
みなさんマナティってご存知ですか?人魚のモデルとなった海洋哺乳類ですね。日本では三重県の「鳥羽水族館」や沖縄の「沖縄美ら海水族館」で見ることができます。
そんなマナティを100%使用したマナティハンバーグのネタが一番ツボでしたね。動物愛護団体や「シー・〇ェパード」が乗り込んできそうなネタですが、大丈夫なのでしょうか?「マナティ・・・100g」という表記の危険さにみなさん気づいていますか?このネタ、結構アレですよ。
まあ、筆者はこういったブラックジョーク大好きなんですけどね!
「100%ハンバーグ」のあとに紹介された「ぺったんこになったマナティ」では、材料として使われるマナティの量が300gに増えていましたね。300gのマナティってなんでしょうね。ちなみに、マナティのなかでもっとも大きい種であるアメリカマナティの最大体重は1500kgらしいです。単純に計算すると、「100%(マナティ)ハンバーグ」が15万食作れる重量ですね。
ただ、このネタは本当に危ないと思います。
アニメ『ポプテピピック』第7話「ヘルシェイク矢野」の感想
今回はコーナーネタが豊富な回でしたね。それぞれのコーナーが独特の雰囲気をもっており、それぞれがその個性を余すところなく表現していたように思います。第7話は芸術が爆発していました。
もちろん原作ネタも絶好調でしたね。アバンからアンチが登場したり、アンチ&信者の子守唄を歌ったりと通常運転でした。パロディネタも当たり前のように放送されていましたね。最高にテンポの良い原作ネタであるエクストリームチャリ座りをアニメで見ることができたのが個人的には嬉しかったです。
来週は第8話が放送されますが、どのような内容になるのでしょうか?また、どんな声優さんが起用されるのでしょうか?そして、来週はどんなコーナーを行なうのでしょうか。
次回も楽しみですね。