Another ホラーアニメの中の「ギャグ的要素」の意味とは?

Another ホラーアニメの中の「ギャグ的要素」の意味とは?

皆さんは『 Another 』と言う学園ホラーアニメをご存知でしょうか…?大勢の生徒達と、生徒達の身近な人が不可解な死を遂げて行くアニメなのですが…筆者にはどうしてもギャグアニメに思えてしまいます。

ギこのアニメは皆さんもご存知の通り、ガチガチのホラーアニメで暗く不安になるようなストーリーなのですが……。なぜでしょうか?なぜか不思議とギャグ的要素をブッ込んでる?と思えてしまう部分がいくつかあるのです。

今回は、ホラーアニメの中にギャグ的要素をピックアップして、『 Another 』のギャグに見える部分とそのなぜについての考察を紹介します。

いろいろな「突然の死に方」

Another ホラーアニメの中の「ギャグ的要素」の意味とは?
画像引用元:(C)2012 綾辻行人・角川書店/「Another」製作委員会

Anotherでは様々な死に方で「突然の死」を迎えます。死に方を少しだけ紹介させて頂きます。

  • 階段から転落した際、持っていた傘が喉に突き刺さり死亡する。
  • ホームルーム中に生徒の前で包丁を喉に刺し自殺する。
  • ショベルカーらしき車が自宅に突っ込み直撃を受け死亡する。

などの不可解な「突然の死」を迎える事が多いのです。このあまりにも不自然な「突然の死」と「死に方」が、どうしてもギャグっぽく見えて仕方ありません。

現実でこんな事が突然起こったら震え上がると思うのですが…あまりにも非現実的な死に方だからかな?特に『小椋由美』の死に方…『ブリッ死』には不謹慎ですが笑ってしまいます。

殺人者の顔芸が多彩で魅力的

普段の顔、絶望した時の顔、狂気に満ちた時の顔。その差が物凄く激しいです。狂気でおかしくなっている生徒達が主人公を殺そうとするシーンの顔が非常に面白く見えてしまいます。

シリアスで、緊張する場面なのに…顔も動きも非常に面白くて…笑ってしまいます。『顔面崩壊』『作画崩壊』と言う言葉がピッタリだと思ってしまう位に酷いのです。

このような一部のシーンだけを切り取ると、ホラーアニメなのかギャグアニメなのか、本当に分からなくなってしまう筆者です。

Another の『ホラーアニメ』の中に『ギャグアニメ』なのかを考えてみた

Another ホラーアニメの中の「ギャグ的要素」の意味とは?
画像引用元:(C)2012 綾辻行人・角川書店/「Another」製作委員会

以上のように、緊張する場面や命な危険な場面なのに、『 Another 』はなぜかギャグ的要素なものを入れてきます。

これは単純にギャグ的要素ではないと筆者は考えています。シリアスな中で表現される『ギャグ的要素』こそが、『 Another 』のホラーパートでの恐怖の度合いを高めているのではないかと考えています。つまりは、「すいかに塩」というスタンスです。時折、過剰との思えるギャグ的要素な表現は、ホラーパートの恐怖をより一層引き立てるためのエッセンスではないでしょうか。

今回のコラムでは「Anotherにギャグ要素 」的な立ち位置でコラムを制作しましたが。『 Another 』は全編を通してシリアスで、ホラーアニメとしては完成された作品です。もちろん、ストーリーも濃厚なのでオススメできるアニメなのです。まだ『 Another 』を見ていない人は、是非一度見て下さい!

そして『ホラー』の中の『ギャグ的要素』を、皆様自身で是非感じて頂きたいです。

文章:kyouei-サイコ高橋

ヤンデレいいよ~!でも覚悟してね。ホラーアニメ「Another」をピックアップ

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