熱戦が繰り広げられた平昌オリンピック期間を経て、再び放送が開始されました 『 3月のライオン 』。
白雪の上での真剣勝負に負けず劣らず盤面上のアツい戦いが描かれていました!
久し振りの更新となる本記事でも、改めてお話を振り返りつつ感想をまとめさせていただければと思いますので、どうぞお付き合いのほど宜しくお願い致します。♬
一流のプロ同士の戦い
「渋い戦いになるのでは?」という周囲の予想とは裏腹に、戦う前から様々な心理戦が、そして対局開始後は激しい読み合いが繰り広げられた棋匠戦。
初タイトルを狙う島田八段と、多くの仲間たちの思いを背負って立つ柳原棋匠。
両者の譲れない戦いは、今回の放送終盤まで止まることなく続けられましたね。
この将棋の世界に限らず、スポーツなんかでも“玄人好みの渋い戦い”と揶揄されてしまうこともありますが、それは当事者たちの高い技量があってこそ実現できる賜物。
個人的には大好きなキャラの一人である島田八段に勝ってほしいですし、今回の勝負でも若干優勢に進んだようですが、現役最年長タイトルホルダーの柳原棋匠がこのまま引いてしまうとは思えません。
話数をまたいで描かれる今回の熱戦、最後まで目を離すことはできません!
タスキを引き継いだ者の宿命
柳原棋匠の心の内についても少し。
現在は棋士の世界において最年長となっているものの、もちろん柳原棋匠にだって新人時代はありました。
それから同年代がいなくなったということは、一人、また一人と夢半ばで退いた人たちがいる証明でもあります。
その思いを相手に預けるというのは、相手に悪気などないことを十分理解していながらも時に重みに感じてしまう時もあるもの。
そして、 その重みがなくなってしまったら一体自分に何が残るのか━━。
歴戦の王者だからこそ感じてしまう、仲間からの「たすき」の重みは、今回の第2シリーズ17話の大きなテーマ性として伝わってきました。
3月のライオン 次回展望
次回も引き続き棋匠戦のもようと、そしてついにその勝負の行方が決しそうですね。
どちらかが勝てば、どちらかが何かを失う━━これは勝負の鉄則なのかもしれませんが、両者ともにアツい想いを持っているだけにその結末から目を放すことができないです!