身も蓋もないというか、メタなサブタイトルですね…ジャンプ連載のマンガなのに銀さんジャンプ読んでるし、銀魂実写化のニュースをジャンプで知ったりするので今更っちゃ今更なんですけど。
今週のジャンプ掲載の原作が超展開で衝撃を受け、開いた口が塞がらないまま数分過ごしたりもしましたが、来週は作者取材のため休載との告知がありました。空知先生は腱鞘炎を患っておられるそうなので、ゆっくり休んでいただきたいところです。
『 銀魂 銀ノ魂篇 』第351話「ジャンプはインフレしてなんぼ」のあらすじ
危機一髪、蒼達たち辰羅兵の攻撃から皆を救ったのは旅から帰った泥水平子、次郎長親子だった。得意の集団戦術で襲い掛かる辰羅に対し、若頭・黒駒勝男を先頭とした溝鼠組も参戦し混戦状態となる。かつての死闘の経験から辰羅との戦い方を知っている次郎長と銀時は連携攻撃で応戦。
一方、銀時に2本目の角を折られ満身創痍の王蓋は、かぶき町勢力が傭兵部隊を圧倒していく光景を見て、かつて自らの1本目の角を折った男のことを思い出していた……。
極道と辰羅の乱戦の行方

今回は荼吉尼族の王蓋の回想からスタートです、「神の角」と呼ばれた荼吉尼族最強の男…どこかで聞いたような声なんですけど!?そして花屋とくれば、もう思い当たる人は1人しか…
OPに泥水親子が追加!真選組以降久しぶりの変更ですが、もしかしたらこの先もOPに出てない人が合流するたびに細かく変更されるのかも知れませんね。
辰羅族は夜兎族や荼吉尼族と異なり、隠密活動と集団戦闘に長けた種族であることは語られていましたが、次郎長を狙った蒼達の言葉によると群れであることそのものが大きな特徴のようです。確実に標的を仕留めるためならば犠牲者が出ることを顧みず、各自が捨て駒になることを恐れないのだと。しかし前回次郎長が言った通り、かぶき町の実力者達は辰羅に対抗する手段を既に心得ていました。「侍に同じ手は通用しない」と。
いつもながら銀さんの木刀、通販で買えるような物とは到底思えないんですが…どんだけ頑丈なの!?逆に言えば、これを折った紅桜はどれだけとんでもない刀だったんだろう。
神楽ちゃん?万事屋まで極道になったら、銀魂の世界がヤクザ映画になっちゃうから止めようね?
インフレのし過ぎで混沌として参りました

前々回での一斉攻撃を受けても起き上がった王蓋でしたが、その後は百華と交戦していたらしく多大な犠牲を出してようやく満身創痍と言っていい状態に追い込まれます。その目に映るのは、敗走する荼吉尼族と辰羅族の姿でした。
王蓋は地球人に戦慄を覚えた様子ですが、そもそも日本の「侍」というものが彼らと同じ戦闘民族に近い存在なのではないかと個人的に思います。有名なところでは薩摩藩の島津氏でしょうか、朝鮮出兵において20万の大軍をわずか7000の兵で打ち破ったという逸話を持っています。
解放軍本体に対抗する手段として銀さんが考えだした作戦は、生き残りの敗走に伴う恐慌状態に本体を巻き込むことでした。攘夷戦争時代も、時にはこうして奇策を練り、その指揮を執ったことがあるのかも知れません。
しかし、敗走する荼吉尼族の部隊を王蓋が一喝。その恐怖に荼吉尼族の足が止まります…が、エプロン姿の荼吉尼族がその横を素通りして、踏み潰された一輪の花に話しかけました。その頭にはピンク色の可愛い花が。
それを見た王蓋は「寄生種パラッパーヘヴン!」と驚愕の声を上げます。これは寄生した相手の脳内をお花畑にするという恐ろしい代物らしいですけど、なんだその緊張感のない名前は…
かぶき町の花屋、「ヘドロの森」の店主・屁怒絽さんこそ荼吉尼族最強の男「神の角」その人!(ただし本人にその記憶はない模様)パンチ一発で王蓋を吹き飛ばし、その様子に物凄い勢いで解放軍が退却を始めます。しかしそれを追走して1人1発ずつお見舞いしていく屁怒絽さん!
さらに江戸を護る陰陽師集団・結野衆も到着。外道丸たち妖怪集団(ほとんど百鬼夜行)に追い立てられて、万事屋達は屁怒絽さんに追いつく勢いで前進せざるを得ない状況に…って、今プチって音がしなかった??
うわー!!!!銀さんがやっちまったー!!!!
と言うところで次回に続きます。
タイトル | 銀魂.銀ノ魂篇 |
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原作 | 空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) |
監修 | 藤田陽一 |
監督 | 宮脇千鶴 |
出演 | 坂田 銀時・杉田智和 志村 新八・阪口大助 神楽・釘宮理恵 |
その他の情報 | http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gintama/ |
銀魂 銀ノ魂篇の各話も是非チェックして下さい!
- 第342話「天然パーマはグニャグニャ曲がっても戻ってくる」
- 第343話「調味料は控え目に」
- 第344話「ヤンキーの子供は襟足が長い」
- 第345話「しぶといとしつこいは紙一重」
- 第346話「爺さんは忘れてはいけないものを皺に刻む 」
- 第347話「無駄を覚えた機械を人間という」
- 第348話「男は長くも太くもなく硬く生きろ」
- 第349話「鬼は一寸法師のような小粒に弱い」
- 第350話「昔の武勇伝は自分で話すと嫌われるので他人に話させろ 」
- 第351話「ジャンプはインフレしてなんぼ」
- 第352話「平和と破滅は表裏一体」
- 第353話「武士道とは一秒後に死ぬ事と見つけたり」
- 第342話から第353話までのまとめ