『 3月のライオン 第2シリーズ 』20話。今回のお話では、ひなの進路や零の友人についてピックアップされていましたね。
色々あって志望校のことを中々考えられなかったひなですが、中学最後の夏休みを通じて何を思ったのか━━さっそく振り返っていきたいと思います。
その姿に惹かれて━━
新しい和菓子の立案について語りつつ、将来の目標について零に相談するひな。
棋士なった理由と言いますか、その選択肢しか考えられなかった零の回想に、ちょっと胸がキュッとしてしまいました。
それから零の提案で、(元)将科部の面々との流しそうめん大会に参加した花本三姉妹。
野口先輩らと楽しそうに話す零の姿を見て、ひなはこの高校に入りたいと決心していましたね。
てか野口先輩、流しそうめんをキャッチするコツをスッと女性陣に伝える気遣いができたり、初対面の人に対する礼儀正しさだったり、いろんな角度から見てめっちゃいい人!笑
灰色がかかっていた零の学生生活に明るい色が生まれたのは、野口先輩の存在も大きかったんんだろうなぁと、マジマジと感じてしまいました。
また、あかりの姿に思わず硬直してしまう林田先生の姿もクスッと笑えました。
たしか零の棋士の先輩たちもあかりに気があるようでしたし、ここら辺の恋のバトルなんかもコミカルに描かれていかれたら面白うですね。
固まる進路と目標への努力
志望校が決まり、ひたむきに勉強に取り組むひなた。
おじいちゃんやあかり、そして勉強の手伝いをしてくれる零らの後押しを受けつつ季節は夏から冬へと流れていきました。
特に心象に残ったのはあかりが夜食のうどんを届けてくれたシーン。
自身の学生時代とひなを重ね、母が作ってくれたものと同じ料理を出してくれていました。
母が亡くなったのはいつ頃なのか、それはまだ明確になっていないかと思いますが、何年経とうとも親子の温かみは絶えることなく続いていく、ジーンとくる描写だったと思います。
また、詰将棋に没頭する零につられてひなの集中力が上がっていくところもよかったですよね。
場合によっては精神的ストレスを感じることもある受験勉強ですが、そばに人がいてくれることで頑張れることがとてもよく伝わってきました。
3月のライオン 次回展望
珍しく、なんて表現は適切ではないと思いますが、久しぶり1話通じてやんわりした雰囲気が続いた今回の20話。
棋士たちの真剣勝負に興奮したり、つい考えさせられてしまう社会性のあるテーマもいいですが、時には今回のようにまったりした雰囲気も面白かったです。
次回はいよいよ受験本番でしょうか。
Chapter.86のタイトルにもなっていた「新しい年」に何が描かれるのか、次回も注目していきたいと思います。