「 超電磁マシーン ボルテスV 」の 意外と知らない3つの雑学

「 超電磁マシーン ボルテスV 」の 意外と知らない3つの雑学

「超電磁マシーン ボルテスV 」は1977年6月4日から1978年3月25日まで放送された全40話のアニメです。少々古いアニメですが人気ゲーム、スーパーロボット大戦で登場する機会も多いためご存知の方も多いのではないでしょうか。

今回はそのボルテスVについて意外と知られていない3つの雑学を紹介致します。

ボルテスV は初期案では銃の武器がメインだった

ボルテスVは当初は銃武器がメインの予定でした。しかしスポンサーの意向が「剣を武器にして欲しい」ということだったので急遽、ボルテスVの必殺武器は剣になったという経過があります。(銃関連の武器自体は武装の1つとして残っています)

ここで面白いのが、主人公の剛 健一は射撃の達人という設定は残っていることです。本来であれば射撃が得意だからロボット戦でもその技術を活かせるというものですが、剣が必殺武器になったことで少々ちぐはぐなことになってしまっているのです。しかし作中では剣術を学ぶシーンがあるため、考えようによっては武器が剣になることで物語としての厚みができたと解釈することができるかも?

天空剣は”Vの字斬り”だけじゃない!?

スーパーロボット大戦をプレイしていた人にとっては衝撃的な事実かもしれませんが、実はボルテスVには「天空剣・唐竹割り」(第7話)や「天空剣・一文字斬り」(第8話)が存在しているのです! 昔のアニメということもあって現代のアニメーションとして見てしまうと演出・迫力が物足りないかもしれませんが、興味がございましたらぜひアニメ本編にてチェックしてみてください。

やはりボルテスVは格好良いとなること間違いなしです。なお、作中での使用率が最も高いのはもちろん「天空剣・Vの字斬り」です。

フィリピンでは絶大な支持を得た伝説のアニメ!

「 超電磁マシーン ボルテスV 」の 意外と知らない3つの雑学

ボルテスVは1978年にフィリピンで放送され、瞬く間に大ヒット作品となりました。最高視聴率はなんと58%を超え、このボルテスVのヒットをきっかけに日本ロボットアニメが次々にフィリピンへ輸入されることになりました。

しかし良かったことだけではありませんでした。当時のフィリピンでは現在よりも反日感情が高く、作品内容も暴力的であると主張する大人達による抗議が殺到、結果的にボルテスVは一度、放送が中止されることになってしまったのです。この事件は当時の子供達の感情を考えると本当に心が痛みます。子供達にとってはボルテスVが純粋に好きなだけであって、フィリピンであろうと日本であろうとそんなことは関係のないことだからです。

なお、ボルテスVはこの後も無事に続きを放送されることとなり、今現在でも世代を超えて愛されているまさに伝説のアニメとなりました。

現在ではボルテスVだけに限らず、日本のアニメーションは世界各国でも評価され楽しまれております。

たかがアニメ、されどアニメ。世界平和は案外、サブカルチャーの存在にかかっているのかもしれません。

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文章:kyouei-amagasaki1200

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