TVアニメ『 ハクメイとミコチ 』第12話「紅髪の記憶」【感想コラム】

TVアニメ『 ハクメイとミコチ 』第12話「紅髪の記憶」【感想コラム】

今期アニメのなかでも屈指の癒しアニメ『 ハクメイとミコチ 』も最終話です。アニメ化をきっかけにこの作品を知った筆者ですが、今では『 ハクメイとミコチ 』にドハマりしています。そんなアニメが終わってしまうという現実がつらすぎてどうにかなってしまいそうです。

とはいえ、はじまりがあれば終わりがあるのが世の常。どうにかなってしまいそうな自分をグッと抑えて感想コラムを書いてゆきますよ。今回のエピソードも良かったですね。さてさて、どんな内容になっていたのでしょうか?

さっそく見てゆきましょう!

緑尾老を一目見るために廃道を往く

街を歩くハクメイ(CV:松田利冴)とミコチ(CV:下地紫野)の2人。ハクメイのかばんは何やらたくさんの荷物が入っているようですね。入っていたものは2つの爆薬(自作)でした。物騒なものもってるな…

そんな2人が危険物をこさえて行く先は、コヨウ大岩という場所です。その近くを緑尾老(CV:榊原良子)というオオカミが率いるキャラバン隊が通るそうで、2人はそのキャラバン隊を見るために進んでいました。

コヨウ大岩に行く道中、ヒノチ街道という道を通ってゆくことになっていましたが、その道は廃道でした。ただし、表向きは廃道でも実際にはまだまだ使われているとのことです。人目を避けたい旅人や走り屋御用達の街道と化しているようです。

とはいえ、廃道なことには変わりありません。歩きやすいはずもなく、足場はお世辞にも良いとは言えません。ミコチはよろけていましたね。そんな歩きにくい道をラクに進むために、道中にいた毛玉、もといタヌキに目的地まで乗せてもらえないか頼みます。

ですが、タヌキは目的地までにあるカハル橋の向こう側までという条件を出してきます。ハクメイは「割高だなー」と言いながらも金額交渉をしていましたね。こういった生っぽいやり取りイイですよね。

爆薬の使いどころ!邪魔な岩をどかしちゃえ

TVアニメ『 ハクメイとミコチ 』第12話「紅髪の記憶」【感想コラム】

画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

カハル橋に着いたまではよかったのですが、橋げたの一部が腐りかけているために橋を渡ることができません。「私がすぐ直すから!」とハクメイは言っていましたね。確かに直せそうですが、無茶言っちゃダメよ…

迂回路はありますが、かなり時間がかかってしまうとのこと。このままでは緑尾老が通る時間に間に合いません。どうしたものかと悩む2人を見かねたタヌキが、その迂回路を駆けてくれることになりました。なんだかんだで優しいですね。

迂回路にも更なる困難がありました。道を完全にふさぐ形で岩が鎮座していたのです。押し出そうにも足場がなく、手詰まりかと思われたそのとき、あの物騒なアイテムの出番がやってきました。

ハクメイお手製の爆薬です。

岩の下に爆薬をセット、導火線に火を点けました。爆薬は勢いよく爆発し、鎮座していた岩を横に倒しました。実にダイナミックなやり方ですね。タヌキもちょっと引き気味でした。

ミコチに出会う前のハクメイ

TVアニメ『 ハクメイとミコチ 』第12話「紅髪の記憶」【感想コラム】

画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

今回はハクメイの過去について触れられた回でしたね。ハクメイが今住んでいるマキナタに来る前の話です。緑尾老率いるキャラバン隊と別れて今に至っているようです。

緑尾老のキャラバンは隊商兼治安を担っている部隊です。商売はもちろん、諜報や戦闘などにも長けている一級の組織です。そんな組織の長として、すべての行動を決定しているのが緑尾老です。ハクメイ曰く「しっぽの先を緑色に染めているおしゃれな婆ちゃん」ですね。

そんなキャラバン隊と別れる際に大粒の涙を流すハクメイ。一体何があったのでしょうか?その答えは、マキナタという国の決め事にありました。

現在、ハクメイやミコチが生活を送っているマキナタには、体の大きさに関する決まりがあります。それは大きさ制限です。ある程度の大きさを超える動物は入国できないというルールがあるようで、オオカミの緑尾老は規定の大きさの倍ほどの体長があるために入国できないことになっていました。

大きさが違うことだけを理由に門前払いをするようなやり方に対して「そんなのは嫌いだ」と言うハクメイ。その気持ち、すごくわかります。そのルールや通念の理不尽さに納得がいかない、世界にはそういうことたくさんありますよね。

涙目で理不尽を嘆くハクメイに対して緑尾老は諭すように語りかけます。その優しい声を聞いていると涙が出そうになりました。そして、語った内容も素晴らしいものでした。

決め事も含めてマキナタの一部。まだ門しか見てないわ。どこにでも行けるあなただからこそ、住んでみなさいハクメイ

あぁ、婆ちゃん(泣) ハクメイが涙する姿につられてうるっときてしまいました。そして、当時は長かった髪を切って緑尾老に渡したエピソードを聞いて号泣です。「私の紅い髪を覚えていてほしくてな」と語るハクメイに胸を撃たれました。

ハクメイの帰る場所にいるミコチ

TVアニメ『 ハクメイとミコチ 』第12話「紅髪の記憶」【感想コラム】

画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

筆者が思う最終話のピークは、大岩の上で交わされたハクメイとミコチのやり取りですね。あれが本当に素晴らしかったです。ハクメイの昔語りを聞いたあとにミコチが問いかけ、その問いに対してハクメイが返答するというものなのですが、2人が醸し出す空気感や独特の間がイイんですよね。

ぜひとも本編で確認してもらいたいのですが、ここでそのやり取りのセリフを紹介しておきます。

ミコチ「ねえハクメイ。今はどうなの?マキナタに住んでみて」

ハクメイ「どうなんだろうな、よくわからん」

ハクメイ「けど、帰ってくる所だと思ってるよ」

あぁ~、たまりませんねぇ~!

これまでもさまざまな場面で往年のパートナー感を出してきた2人ですが、今回のやり取りは特にそれを感じましたね。いや、もうホントに、ありがとうございます!

アニメ『 ハクメイとミコチ 』第12話「紅髪の記憶」の感想

TVアニメ『 ハクメイとミコチ 』第12話「紅髪の記憶」【感想コラム】

画像引用元:©樫木祐人・KADOKAWA刊/ハクメイとミコチ製作委員会

いかがでしたか?最高じゃなかったですか?

第12話の内容ももちろんですが、EDの演出も良かったですね。これまでに登場したキャラクターたちが勢揃いしていたり、賑やかな祭りが細かく描写されていたりと、もうイイところが多すぎて伝えきれません。

また、ED楽曲「Harvest Moon Night」も2番まで聞くことができましたね。そして、ED描かれていた樹上の2人が映されて終了という、なんともいい雰囲気の幕引きでした。

はじめから終わりまで、一貫して癒しでしたね。個性的なキャラクターたちも魅力的でしたし、道具や背景の描写も死ぬほど細かかったですし、本当に制作陣の愛を感じました。

ここまでアニメを視聴してきて『 ハクメイとミコチ 』に魅力を感じたのであれば、ぜひともBlu-ray&DVDを購入していただきたいですね。このアニメは老若男女問わず幅広い方にオススメしたい作品なので、もっと多くの方に知ってもらいたいです。

Blu-ray&DVDの下巻には新作OVAが収録されるので、とりあえずはそれを楽しみに待つことにします。

それではBlu-ray&DVDの発売を楽しみにしましょう!

ハクメイとミコチ 週刊感想コラムのまとめ

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ABOUTこの記事をかいた人

タングステン

大学生をしながらライターをさせていただいている「タングステン」と申します。アニメ・ゲームなどに関するいろいろな記事を書かせてもらっていますが、特にアニメ楽曲の記事が多いように思います。あとは、音ゲー大好きマンなので、音ゲーのプレイレポートも書きます。拙い文章かもしれませんが、精一杯書いております。