「烙陽決戦篇」から「よりぬけ!銀魂さん 過去回想篇」(要するに再放送)とこれまでアニメ化されていなかったエピソードを補完する「ポロリ篇」を挟むという間が開きましたが、無事に放送された「 銀魂 銀ノ魂篇 」。
原作単行本で言えば、66巻に収録の第五百九十六訓「天然パーマはグニャグニャ曲がっても戻ってくる 前編」から始まり、70巻の第六百三十一訓「諦めが肝心」までの35話分がアニメになったことになります。戦闘シーンがメインだと、マンガよりもアニメの方が進むのが速いのは仕方ありません。
アニメでは12話ですが、原作ではその3倍近い35話もあるからか、あらすじをまとめるだけで超長くなりました…ギャグシーン省略すると恐ろしくシリアスですね!まるで(別の)ジャンプ作品のようです。
『 銀魂 銀ノ魂篇 』第342話から第353話までのおおまかなあらすじ
虚の策略により、天導衆こと「アルタナ保全協会」の支配していた惑星のうち7つがアルタナの暴走により破壊されたことをきっかけに、天導衆の支配を終わらせるべくアルタナ解放軍が組織され、現在天導衆がいる地球へ侵攻を始めました。
ターミナルのある江戸は解放軍に占領され、まるで植民地のような扱いを受けていましたがそんな状況でもなお戦う意思を失わない人々からの依頼書が万事屋銀ちゃんの社長机の上に置かれていきます。その依頼内容はただ一つ、「みんなで侍の国を取り戻す」こと!
スナックお登勢が解放軍による見せしめとして攻撃を受けた直後、万事屋の3人がかぶき町への帰還を果たします。それを合図にしたかのように、かぶき町全体で解放軍への攻撃が始まりひとときの平和を取り戻しました。
しかし、解放軍との全面戦争が始まってしまえば圧倒的な差により敗北は必至。戦争を止めるために宇宙では桂一派と快援隊が将軍・徳川善々を立てた正規軍として解放軍の幹部である紫雀提督と交渉、一時停戦に持ち込むことに成功したと思いきや、虚の配下となった不死者達が万事屋と地上の解放軍の双方を襲撃し状況を悪化させます。
解放軍の総指揮を執る武嶺の皇子・圓翔は、既に天導衆が何者かの手によって排除されていることを知りながらも憎しみをぶつける先を求めて全面戦争の道を選びました。それが虚の掌の上で踊らされていることだと知らず…
絶体絶命の万事屋と信女の救援に現れたのは、日本中から反乱分子の戦力をかき集め、異国の支援を取り付けて戻って来た真選組でした。解放軍の戦艦が空を埋め尽くし、江戸城が砲火を浴びる中を松平公の率いる艦隊が現れ戦闘に入ります。御庭番衆も万事屋と真選組に合流しましたが、解放軍は三大傭兵部族を陸戦部隊に投入、覆しがたい物量差を打開するため、源外は機械の動きを停止させるウイルスを搭載したナノマシンを大量に散布することであらゆる兵器を無力化。地上での戦闘を白兵戦主体に持ち込みました。
彼らが地上で戦闘をしている間に、宇宙で解放軍の主力をどうにかして戦争を止めなければいけません。坂本や善々解放軍の母艦『天鳥船』で投獄されており、別動隊の桂たちは不慮の事故をきっかけに央国星のハタ皇子と捕まっていた長谷川と遭遇、地球の味方に付いてくれるよう説得します。
かぶき町では荼吉尼族と辰羅の傭兵部隊との壮絶な死闘が繰り広げられますが、江戸各地から救援に集まってきた面々と力を合わせ、夜になる前に解放軍を一時撤退に追い込むことが出来ました。
しかし、夜に本領を発揮する夜兎の部隊が源外を拉致。その行方を捜しに万事屋と真選組が江戸を奔走しますが、どこにも手掛かりはありません。しかし、夜兎である神楽は同族のいる位置を直感で把握し仲間達を誘導します。
圓翔は地上に残る部隊を巻き添えに地球を消滅させるべく、天鳥船に搭載された最終兵器『火之迦具土神』を起動させました。発射までのタイムリミットはわずか6時間。
陸戦部隊の生き残りたちは、夜明けまでに日本を制圧すれば生き延びられると夜兎の長老に告げられ、侍たちと死に物狂いの戦いを強いられます。
宇宙組は解放軍の紫雀提督と央国星を味方につけ、ついに反撃に出ますが状況は圧倒的に不利。別動隊の桂一派はステルス艦で天鳥船に突入しようとしますが、位置を見破られて攻撃を受け危機に陥ります。そこへ現れた別のステルス艦が真後ろから押し込むように動き、2隻は天鳥船の外壁を突き破ると坂本たちが足止めされている空間で停止、後方の船から現れたのは戦装束を纏った高杉の姿でした……
銀ノ魂篇後半はどうなる?
実は筆者、原作の単行本70巻から最新の72巻まで買い揃えちゃったんだぜ!ということで、この先の展開はある程度知ってるんですが、ここでは言いません。どうしても知りたい人は単行本を買って読んで、空知先生に印税を納めて下さいませ。筆者はそのままジャンプ本誌まで時々買ってますが、原作の展開がどうなるのか全く予想できません。
番組最後の提供カット部分、原作を読んでいると直後の話から持ってきたものであることが分かります。それぞれ全然別のシーンのものですが、声が付いて動くのが楽しみです。
くじの景品とかでは、銀さん以外もコスプレしまくり!
最終話で桂と高杉が戦装束を着ていますが、スタッフさんのTwitterによると攘夷戦争中に着ていた服と似ているものの、同じ服ではないのだとか。「どこが違うのか探してください」とのことです。
そもそも高杉の洋装という絵面が珍しいこともあり、印象的ですね。アニメのコラボレーションや一番くじなどの景品では、色んなキャラが多種多様な衣装を着て見せてくれますけれども。いや、本当に財布の中身がいくらあっても足りないんですが…
以上にて、銀ノ魂篇前半部のまとめとさせて頂きます。7月からの後半部分も担当したいと思っておりますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しく思います。それでは、再び幕が上がるのを一日千秋の思いで待つと致しましょう。
タイトル | 銀魂.銀ノ魂篇 |
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原作 | 空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) |
監修 | 藤田陽一 |
監督 | 宮脇千鶴 |
出演 | 坂田 銀時・杉田智和 志村 新八・阪口大助 神楽・釘宮理恵 |
その他の情報 | http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gintama/ |
銀魂 銀ノ魂篇の各話も是非チェックして下さい!
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- 第342話「天然パーマはグニャグニャ曲がっても戻ってくる」
- 第343話「調味料は控え目に」
- 第344話「ヤンキーの子供は襟足が長い」
- 第345話「しぶといとしつこいは紙一重」
- 第346話「爺さんは忘れてはいけないものを皺に刻む 」
- 第347話「無駄を覚えた機械を人間という」
- 第348話「男は長くも太くもなく硬く生きろ」
- 第349話「鬼は一寸法師のような小粒に弱い」
- 第350話「昔の武勇伝は自分で話すと嫌われるので他人に話させろ 」
- 第351話「ジャンプはインフレしてなんぼ」
- 第352話「平和と破滅は表裏一体」
- 第353話「武士道とは一秒後に死ぬ事と見つけたり」
- 第342話から第353話までのまとめ
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- 第354話「悪事をはたらきながら善事をはたらくいきもの」
- 第355話「兎は月夜に高く跳ぶ」
- 第356話「おもしろきこともなき世をおもしろく」
- 第357話「ガラじゃない事をするとガラじゃない事が起こる」
- 第358話「数多の王」
- 第359話「無職は何者にも染まらない」
- 第360話「切り札はとっておけ」
- 第361話「人間という生物」
- 第362話「看板」
- 第363話「亡霊」
- 第364話「少女の2年は男の10年」
- 第365話「救い」
- 第366話「くわっ」
- 第367話「悪役にもやっていい事と悪いことがある」
- TVアニメ『銀魂 銀ノ魂篇』第354話から第367話までのまとめ
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