『 弱虫ペダル GLORY LINE 』第9話 「願いのタスキ」。後方に沈んだ鏑木君を救う為に動く青八木さん…。後方に下がると、もう手嶋さん達に合流出来ない可能性が高い…それでも、青八木さんは行くと言う…。果たして…青八木さんは、鏑木君を引き連れ…手嶋さん達に合流出来るのか…!?
そして、鏑木君の体調は回復するのかどうか…!!早速、第9話のレビューに入りたいと思います。
このページの目次
弱虫ペダル GLORY LINE 第9話 「願いのタスキ」あらすじ
手嶋の制止を振り切り、後方に沈んだ鏑木の救出に向かった青八木。一方、鏑木は古賀の激励もあり、少しずつ調子を取り戻すものの、まだ全力を出す事が出来ない。
そこに現れたのは…青八木!ところが、鏑木は青八木がバテて落ちて来たと勘違いし、逆に自分が前になって激走!先行する集団に追いつく。青八木は、その集団から更に飛び出す為、ペースを上げる秘策として神様からのメモを鏑木に渡す。
そこに書かれていたのは…ある歌の歌詞であった……!
わずかばかりの希望…

鏑木を連れ戻す為に、一旦下がって良いかと提案する青八木に、手嶋はダメだ!と即答する。しかし、青八木は『必ず連れて戻る』と言い、手嶋の言う事を聞こうとしない。
そんな青八木に対して、手嶋は『ここは標高1800mもある山だ。お前はスプリンターだ。無理だ。今、救出の判断をするのは6人いるチームの内、2人を失い決断をするのと同義だ』と正論を言い、説得を試みる。
しかし…青八木の意志は固い。『俺は6人揃ってる方が有利だと思っている。連れ戻す』と決意に満ちた目で青八木は言う…。
青八木の言葉に『後7個位、お前の選択の無謀さについて語れるんだが聞くか?』と言う手嶋に対して、青八木は聞く耳を持たない。
そんな青八木に、顔を伏せながら手嶋は言う…。
『3年間、一緒に走ってくれてありがとう――、俺達の チーム2人 最高だったよ』
『お前がいたからここまで来れた!』
『チーム2人は解散だ!!』
青八木と手嶋は、重ねた拳を離す…。後方に下がる直前、青八木は最後の質問を手嶋にする。
『最後に1つだけ聞かせてくれ。さっき言ってた7個の選択の無謀、8個目は何だ?』
その問い掛けに、手嶋は伏せていた顔を上げ…前を向き発言する。
『あぁ?8個目?そんなもん――あるよ!わずかばかりの希望だよ!!』
その言葉に、笑顔を見せ青八木は…『8個目になるように祈っててくれ純太!』と言いながらも、ブレーキをかけ…後退していく…。わずかばかりの希望を胸に、鏑木を救うための救出劇が今…始まる!!
熱いですね…!いつも冷静で無口の青八木さんが、こんなに喋っていて…しかも、相棒である手嶋さんのオーダーに逆らってまで鏑木君を助けに行く…!
青八木さんが本当にかっこいいです!
しかし…先頭を追走するメンバーが…総北は、手嶋さんと小野田君の2人。箱根学園は5人…。これは、箱根学園に抜かれるのも時間の問題ですね…。
そして、青八木さんも…遥か後方にいる鏑木君と無事に合流して、あがって来れるかどうか…。もう、不安要素しかないじゃないですかー!やだー!!
古賀さんがイケメンすぎて辛い!

『どうすんだ俺――やっぱ…もうこれで終わりか…』
体調が悪く、思うように体が動かない鏑木は心が折れ掛けていた…。
『止まるな鏑木!前へ進め!』
突如として声がする。その声の主は…古賀だった。
唯一、古賀だけは…レース開始前に鏑木の不調に気づき、心配して山を駆けていたのだった…。
突然現れた古賀に対して、驚きを見せる鏑木。
『御託はどうでも良い。今はレースだ、ペダルに足を乗せろ』
『進め鏑木!絶対に止まるな!』
『立ち止まる事は放棄を意味する。インターハイを、こんな所で投げ出すとは…俺が許さん!』
弱気になっている鏑木に、古賀は全身全霊を込めて伝える。古賀の強い意志を感じた鏑木は、ペダルに足を乗せ進もうとするが、進めない…。そんな鏑木を『俺が押してやる!』と古賀が押す。
古賀は全力で鏑木を押しながら『お前が一番伸びしろがあるんだ!』と伝える…。その言葉に喜びを見せる鏑木は、体調が回復してチームに追いつく自分の姿を想像する。
そんな時であった。『集団が通過します!』と言うアナウンスが入る…。
集団に追い抜かれた鏑木は絶望の表情を見せる――。絶望の鏑木は気づかないが、古賀は集団の後ろに『1人』止まっている事に気付く―。
『進め鏑木!まだいける!チームメイトが待っている!繋げ!願いのタスキを!』
『繋げろ…希望の糸を!!』
と言い、全力で鏑木を押し出す。古賀に感謝しながらも、『1人』止まっているチームメイトの元へと向かう鏑木…。
古賀さんがイケメンすぎる……!
鏑木君の大量不良を見抜いたのも凄いですが、走って山を上ってきたのも凄い…!やっぱり古賀さんが、インターハイに出るべきだったんだ…!と思ってしまいますね…。
そして、とにかく…古賀さんの思いが熱かったです…。
本当に色々な思いを乗せて古賀さんは…鏑木君を全力で押していました。そして、鏑木君も…その思いをしっかり受け取って前へ進んだのが…もう感動しました!!
集団に追い抜かれ、絶望する中で見る事が出来た希望。本当に熱い展開だと思います…!
鏑木君は本当にバカだなぁ…

鏑木は、止まってくれていた1人のチームメイトに追いつく。その正体は…青八木だった。
鏑木は『青八木も千切れて落ちて来たのか?』と皆目見当もつかない発言する…。
『違う!状況見たら分かるだろ!俺がお前を待ってるんだ!』と言う青八木に対して、鏑木は気の毒そうな顔をする。
残念そうにする鏑木を抑止し、青八木は『ついてこい』と言いペースを上げる…。
しかし、青八木が加速すると…鏑木は付いていけない。当たり前の事が出来ない事に苦悩する青八木。
苦悩する青八木に鏑木は『ペース落ちてるじゃないですか』と言いペダルを強く踏む――!
そして…何故か、青八木の前に行き、青八木を引く鏑木…。鏑木の行動に『引かれてる時より、引いてる時の方がペースが速い!』と、青八木は驚きを見せる。
『こいつはバカじゃない…。特別なバカだ――!』青八木は笑顔を見せながら、鏑木に引かれて加速する…。
そして…2人は集団へと追いつく…!
鏑木君は…本当に青八木さんに失礼すぎる…!救出しに下がって来てくれたのに…落胆するなんて…余りにも酷い…。
そして、常に『青八木』って呼び捨てにしていますし…!もう、何なんだコイツは…!!
おまけに、青八木さんの前に行き…青八木さんを引くと言う…。訳が分からないよ…!鏑木君の御守は…青八木さんだからこそ出来るのでしょうね。青八木さんは、本当に優しくて良い人だ…!!
神様の便箋…その中身は…?!
集団へと追いついた青八木と鏑木は…京都伏見が集団に居ない事に気付く。このままでは、総北は圧倒的に不利な状況になってしまう…。そう考えた2人は、集団で休む事無く…飛び出す!
しかし、集団から飛び出して直ぐに…鏑木が千切れてしまう。
『戦況は読めるのに…身体は動かない。もどかしいだろうな…』と鏑木の背に手をやる青八木。集団から飛び出したくても、飛び出せない鏑木に青八木は『方法があるとしたら?』と聞く―。
青八木の言葉に『やります、何でも。言って下さい!』と鏑木は抜け出す方法を求める。そして青八木は…一枚の紙を取り出す…。
『あ…神様の便箋!』
鏑木は神様からヒントが得られると心を躍らせながら…便箋を手にする。しかし、その便箋に書いていた事は…ある歌の歌詞であった――。
お・ま・た・せ!!
来ましたね!総北名物…恋のヒメヒメぺったんこの時間が…!!去年のインターハイでも、小野田君と田所さんが…歌いながら最後方から先頭まで追い付きましたからね…!
まさに『神の歌』だと言っても過言では無いでしょう!
しかし、恋のヒメヒメぺったんこを歌っている…青八木さんと鏑木君の姿が全く想像出来ません…。果たして歌えるのでしょうか…?歌うのでしょうか…?!
弱虫ペダル GLORY LINE 第9話 「願いのタスキ」感想

今回は、熱い展開が多かったです!
手嶋さんと青八木さんの別れ、鏑木君と古賀さんの奮闘…。
そして、青八木さんと鏑木君の追い上げと…どれを取っても熱かったですね…!!
古賀さん…強くてかっこいいですね…。鏑木君の代わりに、インターハイに出て欲しかったです…。
本当に鏑木君は、万人受けするとは思えないキャラクターですね…。とにかく…言葉が悪い…!青八木さんの事を下に見るのを止めて欲しいです…!
青八木さんが加速して、千切れる鏑木に合わせる為に速度を落としても…青八木さんが疲れてペースが上がらないんだと…勘違いが凄すぎる…。
自分の責任とか、自分の為にとか…一切、考えないのはどうなのでしょうかね…。
そんな鏑木君を怒る事も無く、何とか2人で前に行こうと考える青八木さんは、本当に優しくて大人だなと感じました。
集団から飛び出す為に、青八木さんが用意した便箋に書かれていたのは…歌詞。
次回の第10話では…恋のヒメヒメぺったんこを、歌っている2人の姿を見られるのでしょうか…?
い、一体…どんな声で歌うのでしょうか…!と言うか、歌詞を渡したと言う事は…青八木さんは既に覚えていらっしゃるのでしょうか…?!これは…次回、第10話が楽しみですね…!
文章:Kyouei-サイコ高橋