思春期を思い出させてくれるアニメ『 中二病でも恋がしたい! 』は、虎虎さんによるライトノベル、元中二病の高校生「富樫 勇太」と現役中二病女子高生「小鳥遊 六花」との出会いから始まる、ラブコメディ。
元中二病で、高校入学をきっかけに普通の高校生として、新しい自分になろうとする男子と現役で中二病をこじらせまくっている女子高生が作るラブストーリー。中二病的キャラも多数出てきます。
KAエスマ文庫第一弾の一つとして刊行された。一巻は第一回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作で「着眼点とアイデアが面白く文章のセンスもある」と評価された。
2012年10月から12月迄テレビの第一期が放送され、2013年9月14日に劇場版が公開された。
2014年1月から3月までテレビアニメ第二期が放送された。
2018年1月6日に完全オリジナルでの、劇場版第二作が公開された。(ウィキペディアより引用)
中二病ってホント黒歴史ですよね。私自身も過去に患ってまして、好きなアニメの技名を学校で連呼して、ゴッコ遊びをしたものです。)(笑)
高校生である六花さんこの人『くせ者』です。だって“封印されし右目”ですよ!!
では、そんな『くせ者』たちの甘いラブストーリーなるものを振り返っていきましょう
元黒歴史の悩み
新しいスクールライフを送りたいが為だけに、実家から離れた高校に通い始め自分の中二病キャラを知っている人が居ないと安堵していた矢先、最後の決め台詞を体育館の裏で叫んでいた時に、偶然にも同じクラスの「小鳥遊 六花」に目撃されてしまう。
『 中二病でも恋がしたい! 』用語(キャラ)
『ダークフレイムマスター』
主人公、「富樫 勇太」が中二病時代に名乗っていた、イタイキャラ名。イタイが、筆者としては自身も経験があり、今現在も時々妄想する事があるので、十分理解できる。(笑)
『邪王真眼』
ヒロイン「小鳥遊 六花」が今、現在進行形で名乗っているイタイキャラ名。本人はいたって真面目に、このキャラこそ本当の自分だと信じている。
『キメラ』
第二話にて、初登場した。「六花」が拾って来た猫、拾い主が中二病の為、拾い猫や自分を尊敬する後輩まで、中二病的ネーミングで呼ばれる事になる。ちなみに、勇太と「丹生谷 森夏」はキャラ名で呼ばれる事にすごく羞恥心を抱いている。
『プリーステス』
本来、女神官・女司祭の意味ここでは、『邪王真眼』「小鳥遊 六花」の姉「小鳥遊 十花」(たかなし とおか)
全話共通の設定として六花等、現役中二病キャラはここぞ!という時に、魔法の呪文を唱え、『拡張世界』と名付けられた、妄想に入る。世界観的には、『まどか☆マギカ』、描写は凄いが、現実的に見るとシュール。
基本設定等はこの辺にして、第一話から、振り返っていきましょう。
『 中二病でも恋がしたい! 』のストーリーを一気にチョイ見!
第一話「邂逅の…邪王真眼」|中二病卒業?
第一話、高校入学を明日に控えた、勇太はマンションのベランダに自身の黒歴史「ダークフレイムマスター」グッズを捨てていた時、上の階からロープが伸びてきて、アホ毛に眼帯といった、不思議な服装をした少女と出会います。
次の朝、入学式に参加すると昨夜遭遇した、女の子もいました。
ワクワクしていた「勇太」でしたがひょんな事から、女の子に強制的に『契約』させられてしまい・・・
第一話の感想
富樫勇太を見た時、(自分も同じ様な事をしていたなぁ。)と自分の過去を思い出し、自身も高校入学をきっかけに、中二病を卒業しようと思っていた事も思い出しながら、見ていました。
第二話「旋律の…聖調理人」|新サーヴァント
第二話、夜の公園で敵と戦う六花。その時、遊具の隅に猫を見つけます。
場面が変わり、エロい夢から覚める勇太、そこには六花と羽根の着ぐるみを着た猫が居ました、六花は勇太に猫を預かって欲しいとお願いしますが・・・
第二話の感想
第二話では、自分が拾って来た猫を『サーヴァント』「キメラ」と呼ぶ事に(凄く愛着を持ってるんだ。)と六花に好感を持ちました。
そして、実の姉を『プリーステス』と呼ぶ事に、(それ程、怖い存在なのか?)と思いながら見ていると、初登場で容赦なく「猫を捨ててこい」という十花に「なるほど、これは『プリーステス』と呼ばれるわ。」と納得しました。
勇太をボイスレコーダーで脅迫する姿もさすが、と思ってしまいました、でも脅迫されても最後には、キメラを連れ帰る勇太がとても優しくカッコイイと思いました。
途中で、ミリオタな勇太を見て(中二病といいミリオタといい、自分と重なる。)と思いながら見ていました。
本当に自身の過去を掘り起こされている感じがして、とても恥ずかしい気分です。(笑)
第三話「異端なる…双尾娘」|天真爛漫
第三話では、六花が「極東魔術結社」(部活)を結成しようと奮闘します。
その作戦の一つとして、後輩であり、現役中二病で、『ミョルニルハンマー』「凸守 早苗」が初登場します。
この、『第一サーヴァント』、スゴク天真爛漫で自由奔放なニオイがプンプンです。
第三話の感想
中等部の後輩まで、巻き込むとは相当中二病がこじれていますね。(笑)
というか、ドンドン周りの同級生を惹き込んでいく六花、彼女には一部の人種が引っ張られる、テレパシーでも使えるのでしょうか?それとも、本当に魔法、もしくは『邪王真眼』や、『腕に隠された紋章』が使えて、その能力として同じ人種だけ誘惑できてしまうのでしょうか?(笑)
第四話「痛恨の…闇聖典」|始まる、俺の青春!....?
この話では、富樫 勇太の憧れる「丹生谷 森夏」急接近してきますが、家についた途端何か様子がおかしい?
第四話の感想
憧れの同級生が接近してきたと思ったら、元中二病だったなんて本当に勇太ってカワイソーですよね。(笑)
しかし、「極東魔術結社」(部活)には勇太以外、先輩も同級生も後輩も女性しか在籍していない、言ってしまえば「ハーレム」状態に気づかないのでしょうか?(笑)
勇太は(こんな中二病な女性なんて、嬉しくない。)と思うでしょうが、筆者から見れば、「クセモノ」でも見た目が可愛くて、部活だけでも「ハーレム」だったら良かろう。と思い、それだけで毎日出席すると思います。(笑)
第五話「束縛の…十字架」|極東魔術結社 解散危機?
この話では期末テストに向けて六花が奮闘します。そして、やっぱり勇太はなんだかんだ言って六花の為に勉強に付き合ってあげます。終盤の十花さんと夢葉「ゆめは」の「ママゴト」現実的でヤバいです。
第五話の感想
この話は、「極東魔術結社」の未来は、六花の頑張りにかかっている。
と言う事で、六花が奮闘し、勇太が協力するのですが終盤の十花が「2人の勉強の邪魔をせぬように」と気遣うところ、意外と妹想いなお姉さんて感じでした。
第六話「贖罪の…救世主」|憧れってなんだっけ?
この話の見所は、クラスのマドンナ(言い方古臭い?(笑))の丹生谷 森夏「極東魔術結社」以外の同級生の前で取り乱し、正体がバレてしまい挙句、脅迫する所です。
第六話の感想
見所は、『モリサマー』丹生谷森夏と書きましたが、第一話以来殆ど登場していない「一色 誠」(いっしき まこと)が後半に久々に登場して、久しぶりの登場なのにピンチな展開になってしまいます。
でも男ってこういう事をしてしまいますよね。
第七話「追憶の…楽園喪失」|夏休み いざ実家へ!
この話は、夏休みに小鳥遊家の実家に「極東魔術結社」+「一色 誠」六花の里帰りについていきます。「極東魔術結社」のメンバーはいつも通り、騒がしいのですが六花だけは、浮かない表情をしています。
その理由とは?
第七話の感想
いつも元気に勇太を中二病で振り回す六花が実家に帰る時は浮かない顔をしている事に珍しいと思いながら、アニメを見ていくと日常生活の中で、なぜ六花は姉貴と二人暮らしなのかが解り、その理由が高校1年生の女子高生には、あまりにも残酷な理由だと姉貴から語られたシーンでは、少し泣きそうになってしまいました。
いつもは中二病展開だけに余計ジーンとくるモノがありました。
第八話「二人だけの…逃避行」|このドキドキは?
勇太の前から姿を消した六花が向かったのは、実家でした。
勇太もあとを追い一緒に帰りますが、六花は実家の鍵を忘れてしまい勇太の自宅で過ごすことになりました。
2人で居る間にお互いを意識し始める六花と勇太がカワイイです。
第八話の感想
この話では、中二病をこじらせまくっているはずの六花が初めて女子高生らしく、男性を意識する姿に筆者はキュンときてしまいました。終盤になってラブストーリーになっていく展開、あと四話でどうなっていくのか?
第九話「二人だけの…逃避行」|初恋?
学園祭等の学校行事といえば、高校生の男女が親交を深めるチャンス!この話では、勇太に恋した六花を丹生谷 森夏が色々な作戦でフォローしようとします。どうなる事やら・・・・。
第九話の感想
学校の屋上、2人で会話するシーン、落下しそうになる六花を助けようと全力で疾走する勇太がカッコイイです。
第十話「聖母の…弁当箱」|実は両想い
この話では、天真爛漫娘「凸守 早苗」サブキャラ「一色 誠」が良い味を出してるというか、普段“ハチャメチャなキャライメージ”な分すごく良い奴に感じる話です。
学園祭当日なだけあって、モリサマーの中学の同級生も出てきます。
第十話の感想
お互いに好きな気持ちに気づいた2人、六花が自分の気持ちを堂々と伝えるのがカッコカワイイです!
直後の勇太の中二病セリフがイタイですが・・ドヤ顔ですよ。
第十一話「片翼の堕天使」|中二病卒業
お姉さんが海外出張により、母親と暮らす事になった六花。右目の眼帯を外し、中二病ではなく普通の女子高生として生活する決意をした。でも本当にそれで良いのか?と勇太は疑問を持つ。
第十一話の感想
この話では、最後まで六花の為に必死に中二病世界に連れ戻そうとする、凸守が健気に可愛く思います。前話に引き続き、凸守の意外な一面はびっくり。そして、凸守と勇太の言い合いは痛いぐらい言いたい事がわかり、泣きそうになりました。
第十二話「終天の契約」(最終話)|最後の契約
『中二病』もこれで最終話となります。前話までかたくなに中二病をこじらせまくっていた凸守が普通の中学生に戻り、代わりに昼寝女子高生が中二病キャラになったシーンからはじまりますが、どんな最後をむかえるのか?楽しみですね。
第十二話「終天の契約」(最終話)感想
六花に会おうと必死に走る勇太、初めて先輩らしい事をする昼寝先輩全てがカッコよく素晴らしいです。
「極東魔術結社」最高!
ここまで、イッキに1話~最終回まで振り返ってみました。思春期の多感な年頃だからこその「中二病」この作品の特徴でもあります。まさか、あんなにドキドキさせられるとは思いませんでした。
出会うきっかけも色々ありますが、勇太と六花のように中二病も悪くないと思わせてくれました。
ホント!!「極東魔術結社」最高です!
文章:あそしえいつAM