時期的には今回から2クール目――という感じですが、まだ12話です。新OPは14話かららしいので、こちらも楽しみですね。
それはまぁいいとして……12話のレビューをはじめます。
普賢真人
董天君(とうてんくん)まで倒され、さすがに焦り始める十天君。
その頃、太公望と普賢真人(ふげんしんじん)は二日間も飛び続けていました。
さらっと言っていましたが、二日もじっとしているのって、きつそうですね。トイレはどうやって……。
そんな普賢が抱きかかえている球体状の宝貝・太極符印(たいきょくふいん)は、空間の歪みを感知することができます。
ほかのみんなが突然あらわれる十天君の陣に苦戦している中、陣の場所を見破れるというのはかなり有利ですね。
袁天君の寒氷陣
そして、フルーツの実っている木から、陣の反応が……。
明らかに罠です。しかし、二日も食べずにいたので空腹……。
敵の罠だとわかっていても、太公望はフルーツを食べに寄ってしまい、そのまま敵の空間へ飛ばされます。
そこは、青空の下に広がるお花畑でした。
が、一瞬で花が凍りつき、なにやら奇妙な毛玉が登場。
「花の命は短い……。暖かい季節に栄華を極めては、寒さと共に散華する」
などと、ポエムを語りだす毛玉。彼こそ、この空間の主・袁天君(えんてんくん)です。
宝貝の名は、寒氷陣(かんぴょうじん)。文字通り、氷使いです。
普賢は闘いたくない
一瞬でお花畑が氷の世界に変わってしまいました。
けれども、普賢は敵の氷攻撃を溶かしてしのぎます。
それを見た袁天君は、炎系の宝貝だと解釈しますが……。
「僕は闘いというものが嫌いなんだ」
と、普賢は話し合いを希望します。
ただし、3回言っても聞き入れてくれない場合は、わかりあえないと判断する――とも言って……。
わかりあえないって悲しい
太極符印の力は炎ではありません。
氷を水蒸気に変え、吹雪を電気分解でかき消し晴れに変えてしまう普賢。
そう、太極符印は元素を操る宝貝なのです。
しかし、袁天君は攻撃をやめませんでした。
普賢は優しいけれど、やる時はやる男。3回目の忠告を聞き入れられなかったことで、核融合を実行。
袁天君を一撃で撃破しました。
「わかりあえないって悲しいことだね」
そう口にする彼は、涙を流していました。
というわけで、今回は普賢VS袁天君というエピソードでした。
今回の重要な要素は、
・普賢は太公望の友人で、お互いに信頼しあっている
・普賢は元素を操れる
という点です。
また、袁天君は「王天君は言いにけり」と、王天君曰く十天君が負けるのは“自分が負けるはずはないという驕りのせい”だと言っていました。
単純なスペックなら、十天君のほうが上なので、油断しなければ負けるはずはない、と。
しかし、今回の闘いは普賢の火力が圧倒的に勝っていました。
そんな普賢なら、聞仲に勝つことが出来るのか?
今後の普賢にも注目です。