皆さんは『 ひぐらしのなく頃に 』をご存知でしょうか…?原作はPCゲームで、テレビアニメは、第一期が2006年4月~2006年9月まで放送され、第二期が2007年7月~2007年12月まで放送されました大人気作品です。
ジャンルとしてはホラー。ですが、蓋を開けてみるとホラー要素はありません。「泣ける」アニメだと筆者は感じました。
今回は『ひぐらしのなく頃に』を「怖い」と感じている人達に『 ひぐらしのなく頃に 』は怖くない。「泣ける」アニメだと言う事を伝えたくて記事を作成させて頂きました。
それでは『 ひぐらしのなく頃に 』についてのレビューをさせて頂きたいと思います。
『 ひぐらしのなく頃に 』の出来事は、現実世界でもあり得る出来事
『ひぐらしのなく頃に』で起こる事件は、全て現実世界でもあり得る事。又は、既に起こっている事です。発狂して狂気に満ちた人間は、人には予測出来ない行動を取ります。
現実世界でも…ある日、突然に事件は起きます。
そんな時「貴方」は何が出来るでしょうか…?
逃げますか…?命乞いしますか…?諦めますか…?
それとも…立ち向かいますか…?
「アニメ」として見るのではなく「現実」として見て欲しいです。
『ひぐらしのなく頃に』の世界が「現実」で物語の主人公が「自分」と思えば思うほど、悲惨な運命に立ち向かうキャラクター達に涙すると思います。
人は脆いです。心は壊れやすく闇に惹かれやすい。そんな中…何度、残酷な運命・悲惨な運命を辿っても、諦めない『ひぐらしのなく頃に』のキャラクター達に心を打たれると思います。
人を救うのは簡単じゃない
人は皆、心の中に「闇」を1つは絶対に抱えていると思っています。人は…他人の為に「命懸け」で行動する事は滅多にありません。自分にとって「メリット」が一切無いからです。
「闇」を抱え、苦しみ…狂気に堕ちて行く人を、救おうとする人は誰も居ないでしょう。
人を救うのは本当に難しい事です。全てを捨て「死ぬ」覚悟が無いと、本当の意味で人を「救う」ことは出来ません。表面上だけ救っても意味は無いのです。「心」の底から…その人を救わないと、救った事にはなりません。
しかし『ひぐらしのなく頃に』では、自分の事を省みずに「仲間」の為に全てを費やします。それも、自分の事を殺そうとした相手を…救おうと「命懸け」で立ち向かうのです。
相手を「許し」、「受け入れ」、「共に生きる」。その姿は、見ているだけで感動モノです。
「救われたい」と思っている貴方も、きっと涙する事でしょう…。
立ち向かう意志。運命は変える事が出来る
何度も何度も繰り返して回避出来なかった「運命」。自分「一人」では回避不可能だった出来事も「仲間」と一緒なら回避する事が出来る。運命は決まってなんかいない。抗い、立ち向かい…そして勝ち取る事が出来る。
「立ち向かう勇気」・「諦めない心」・「思いやり」・「仲間(友達)の大切さ」など…
『ひぐらしのなく頃に』は、視聴者に人として…大切な事を沢山、伝えて下さいます。
「アニメだから出来る事だ!」と思っている方がいるかもしれませんが、そうでは無いです。「現実」でも出来る事です。『ひぐらしのなく頃に』を通じて、人々が少しでも誰かを思いやる気持ちを忘れずにいて下さる事が…筆者の願いです。
『ひぐらしのなく頃に』は怖い作品ではありません。人として生きる為の「心」を教えて下さる、感動作品なのです。
文章:kyouei-サイコ高橋