ユベルとは遊戯王デュエルモンスターズGXに登場するキャラクターです。ゴールデンタイムで放送されたアニメに登場したヤンデレとして知名度も高く、今でも根強い人気があります。
ヤンデレとは?
ヤンデレとは「病んでいる」と「デレ」の合成語であり、精神的に病んだキャラクターの、いわゆる萌え属性の1つです。
その愛情表現はキャラクターによって多種多様。主人公を独占するために周りの女性を次々に殺害したり、他の女性と会えないように主人公を監禁したり……といった過激なものになります。一人の人物のみを病的に愛するという部分に強烈な魅力を感じる人も多いため、ヤンデレ愛好家も存在するとかなんとか。
ユベルというキャラクター
ユベルは非常に複雑怪奇な設定を持ちます。雌雄同体であるため男性キャラか女性キャラか不明であり、人間なのか、精霊なのか、ドSなのか、ドMなのか、ボクっ娘なのか、同性愛なのか、ヤンデレかと思えばツンデレな部分も持ち合わせているという、本当にゴールデンタイムの子供向けアニメとして放送されたキャラクターなのか、未だに信じられないほど多くの萌え属性を備えたキャラクターなのです。
あまりにも強烈過ぎるキャラクター
ユベルの魅力の1つを挙げるとするなら、やはり独特なセリフです。下記はその一例です。(※「十代」とは主人公の名前です)
君が僕を忘れていたときも僕は苦しんでいたよ。
熱いよ 痛いよ 苦しいよ
なぜこんなに好きなのに十代はなんでこんな仕打ちを
そのとき気がついたんだ。これが十代の愛の形なんだって。
十代は好きだから僕を痛めつけ、苦しませているんだって。
だってほら、僕は苦しんでいる間、決して君を忘れることはないからね。
いかがでしょうか。基本的にヤンデレというキャラクターに共通する部分は憎しみや復讐が根底にあるわけではないということです。本人にとっては愛する者への純粋な好意であり、あくまでも愛情表現なのです。つまりユベルにとっては悲しみ、苦しみ、痛みをお互いに与え合って共有することこそが本当の愛であるという価値観なのです。
もちろん主人公はそんなことは間違っているとユベルに必死に説得を試みますが、ユベルにとっては主人公を思ってこその行動なので話は常に平行線が続きます。この二人が最終的にどうなるか、その結果はあまりにも衝撃的なものであるため今でも語り草となっております。
ユベルのヤンデレ具合のまとめ
ユベルは上記のとおり、主人公を痛めつけたいだけのキャラクターではありません。作中では一方的に相手だけを傷つける行為に対しては「お互いに苦しませ合わなければ愛ではない」と激怒するシーンがあります。
この描写があったからこそユベルの愛情表現がより迫真なものになったと言えるでしょう。
主人公を愛する気持ちは一貫して一途であり、終盤では「そう思わなければ耐えられなかった」と本心を打ち明けるシーンはまさにヒロインそのものでした。
ここでユベルというキャラクターに”落ちた”人もいらっしゃるのではないでしょうか。
文章:kyouei-amagasaki1200