TVアニメ『 シティーハンター 』の今回は主人公「 冴羽 獠 」。表向きは、いつも「もっこりスケベ」で美女にしか興味が無く、「俺は、美女からの仕事しか受けん。」と言っていて、“スケベ男”としかイメージのない獠さんですが、仕事はスイーパー(掃除屋)をしています。
ここまではアニメを見ればわかる話ですが、このコラムではどんな拳銃を使用していて、周りには、どういった人が居ているのかを、ちょっと掘り下げてみました。
冴羽 獠 の神業!!
まず、はじめに愛用している拳銃ですが『コルト・パイソン357(4インチ)』を使用しています。この拳銃は一般的には、反動が強いため“標的に当たてる事が困難”な拳銃で、片手で射撃をすると、銃の強い反動で肩がもっていかれる”と言われるのです。
しかしなんと、 冴羽 獠 は第1話目して店内で片手、しかも威力を弱める為に自分の片手で、それも「自分の手の骨と骨の間」という普通でも銃弾が通せなさそうな所を通すという業をやってしまいます。
“もっこり”に秘められた力??
そして、普通なら腑抜けた顔をしていると、頼りなさそうにみえますがこの人は逆で、後のエピソードで「生物兵器の毒で“もっこり”しなくなる」というのがあるのです。
この仕事人としても人間として、ありえない顔をして仕事を遂行するのですよ。
その時、登場する知り合いの教授(原作のみ登場)に、「この顔こそ、本当に怒り、真価を発揮する時の顔」みたいなセリフがあり、「この顔をしている獠なら、一人で一晩、東京を壊滅させる事が可能」とまで言わせているのです。
それ程までに「もっこり」できなくなった事がショックなのか、というより普段もスゴイ腕の持ち主ですが、実は軍隊ほどの戦力を一人で持っている上普段の仕事でもスゴイというのに、普段の仕事の中でその実力の一部どころか、カケラ程も出していない。
常に装備している愛銃の他、バックルにナイフ、トランクス等下着類はツギハギにして生地毎に様々な薬を仕込んでいるカッコイイ獠さん。
銃の腕前はもちろんスゴイ
獠さんもスゴイのですが、獠さんの愛銃「コルト・パイソン357」もスゴイです。この手の拳銃は、「リボルバー」と呼ばれ実弾こそ6発しか装填出来ない上、バレルと呼ばれる銃身が長くなればなるほど、実弾発射時の反動が大きくなり、弾丸を命中させる事が困難になります。
冴羽獠は、そんなリボルバーをまるで自分の体の一部のように使いこなし、ターゲットを次々と撃ち抜いていきます。
そして、拳銃だけに留まらずライフル、ナイフ等の扱いにも長け、腕前というか実力も「メキシコでの内戦で、30分で一個師団を壊滅させるほどの腕前を誇っていた」と言われている(過去の傭兵時代の事)事自体にホンマに人間!?と思います。笑
来年公開予定のアニメ版『シティーハンター』を是非劇場で!
今、丁度今期の深夜アニメ枠で再放送されているので、自身が『男の子らしい事』に興味を持つキッカケとなったこのアニメを今、アニメが好きで視聴されている人達に少しでも興味をもって頂き、来年公開予定のアニメ版『シティーハンター』を楽しみにして頂きたくて、書かせて頂きました。
自身の生年月日と比べて再放送だと思うのですが、このアニメを初めて見た時、当時小学校低学年だった私が「スゲェ」「ありえねぇ」「カッケェ」と憧れてしまった事を、あれから25年以上経った今でも鮮明に覚えています。
今思えば、このアニメと出会った事が自身の「ミリオタ」&「中二病」を発症させ、こじらせる原因になったのだと確信しています。(笑)
文章:あそしえいつAM