『 あまんちゅ!~あどばんす~ 』第9話「終わらない夢とナミダのコト」【感想コラム】

『 あまんちゅ!~あどばんす~ 』第9話「終わらない夢とナミダのコト」【感想コラム】

「ピーター編」完結編、文化祭で偶然出会ったピーターと名乗る少年の正体とすべてに決着をつける第9話。
切なすぎるラスト、坂本真綾さんの挿入歌、個人的にはマジか!?と思う展開が満載で見どころだらけの回でした…最高ですエモエモですよ。

それでは第9話「終わらない夢とナミダのコト」 の感想、考察、etcをやっていきましょう。

『 あまんちゅ!~あどばんす~ 』第9話「終わらない夢とナミダのコト」

ピーターと会えたものの、彼から唐突に別れを告げられて目を覚ました愛は、ぴかりとてこに協力してもらい再び夢の世界へ。帆船の中でピーターと再会し、どうしてここに戻ってきたのか、自分の気持ちにようやく気づく愛。それは、ピーターが真斗先生に抱いている気持ちときっと同じ。

この世界でピーターに寄り添おうとした若かりし頃の真斗先生とは別のやり方で彼を救うため、愛は一緒に夢から覚めて現実の世界で会おうと必死に呼びかける。愛の求めに対し、ピーターが出した答えは……。

まさかの全員ついてきた!?

『 あまんちゅ!~あどばんす~ 』第9話「終わらない夢とナミダのコト」【感想コラム】

前回、まとちゃん先生の告白とピーターとの突然の別れで夢から醒めた愛は、もう一度やり残したことがある!と夢の続きに戻りたいと、自称夢のプロフェッショナルである後輩のてこにお願いします。

『もう一度、夢が醒める前のことを思い出して、具体的にはっきりと夢の続きを思い描いて』


また戻ってこれた…。ピーターの夢の世界に…と思っていたら、なんとてことぴかり、さらにはちゃ顧問とお姫までまさかの全員が夢とリンク!

え~みんな夢の世界にあっさりついて来すぎじゃないか!?

ピーターの夢の世界に来るのは、そもそも今の状況に留まっていたいと願う人物が迷い込む世界という設定があったような気がするので、うーんこの改変は個人的にはどうなのかなと思ったり…。誠だけいないのもなんだかなあ…。

てこぴかりは愛の力になりたという思いが強かったからこそ…という理由ももちろんありますし、夢の世界できっちりと愛をサポートする役割がありましたが…。

そんな夢の世界についてきたてこぴかりとちゃ顧問、みんなと協力してようやくピーターと再び対面できた愛。

挿入歌が素晴らしい

ここまでして再びピーターの元に戻ってきた愛。なんで戻ってきたのかと問われてもそんなものは簡単。それはまとちゃん先生がピーターに伝えた思いと同じ、「好き」という感情。

「私があんたを好きだって言ってるの!」。大胆な告白。愛の告白。ダブルミーニング。

今まで自分の気持ちに気付いていなかった愛がストレートに思いをぶつけるっていうのも、そのあと急に恥ずかしがっちゃうのも、なんとも愛らしいですね。1期の8話でラブレターをもらって乙女な反応をした愛を思い出す場面です。

でも、その感情に気付いていないのはピーターも一緒なんだと指摘する愛。ピーターがまとちゃん先生に「一緒にいてやる」と言われたことに「さよなら」と突き放したのは、閉ざされていく世界に好きな人を巻き込まないようにするため。

そんなピーターに愛は「一緒に目を醒まそう」と言います。一緒に夢の世界で寄り添うことをしたまとちゃん先生とは違う、愛なりの告白。同時にそれは愛なりの別れの言葉。夢から醒めれば、もう目の前にいるピーターには会えない、それをわかっていての言葉。せつねえ~。

自分はこれまで夢の世界でいろいろな人間にあって見聞を広げていろいろな思い出ができた、だからもうこの世界が終わってしまっても大丈夫というピーター。

でも、それは本当の感情を隠し続けているだけ。

人出会い世界を広げても溢れる水の量は比例して増える、それは人と出会い別れるの寂しいから、結局は現実世界では孤独な赤ん坊で、夢の世界ではその気持ちがどんどんとナミダとして蓄積しているからだったのです。

『きっと夢から醒めたら、俺なんて思い出せなくなってしまう』

『絶対に忘れない、約束する』

ここのピーターと愛のやりとりの時に流れる坂本真綾さんの挿入歌がすげーいい…。1期でも最終回に流れる坂本真綾さんの曲がいいなあと感じましたがここも素晴らしい!!

こうして全ての始まり、ネバーランドは消滅したのでした。

ピーターの正体

『 あまんちゅ!~あどばんす~ 』第9話「終わらない夢とナミダのコト」【感想コラム】

夢から醒め、夢の中でなにがあったのか全てを先生に話した愛。これでよかったんだと安堵する先生と愛の前に、 偶然か奇跡かピーターとともにいつもいた猫が現れます。

その猫を追いかけて辿りついたのは、夢の世界で全ての始まりと出会いの場所だったあの神社に似た場所でした。
そしてそこにいたのは、永久野先生。

『ピーターがどうなったのか知りたいですか』

おもむろに話し始める先生は、ピーターが夢から醒めた後に実際にはすぐに親が駆け付けてことなきを得たこと、その後は普通に暮らし本人も夢の中の物語として記憶が薄れていってしまったこと。まるで自分のことのように話します。

そしてみてしまった……愛の鮮やかな「青の縞パン」を、ピーターとしてそして永久野守として。それで全てを思い出した。

謎は全て解けた、真実はいつも一つ。

全てが一つにつながったのです、ピーターとして時代を超えて愛とまとちゃんの前に現れていたのは「永久野 守」先生でした。

まさかの人物、まさかの再会に固まってしまう、まとちゃん先生をほらほらと背中を押してあげる愛。本当に切ないですここの場面。
本当の別れと失恋を経験して泣きじゃくる姉ちゃんを優しく介抱する弟くん、いい姉弟でありいいバディですね。

こうして、長い長い長い文化祭前夜祭はひっそりと終わりをつげるのでした。

伏線、挿入歌全てがこの話を際立たせる

『 あまんちゅ!~あどばんす~ 』第9話「終わらない夢とナミダのコト」【感想コラム】

ピーター編、もとい愛の出会いと別れの物語はこれにて完結。あまんちゅ!らしからぬ甘酸っぱくも切ない恋物語、まさにあまんちゅ!版ピーターパンとウェンディ。

姉ちゃん先輩が奮闘して夢の世界で思いを断ち切るために別れをつげて、そのあとすぐに再会して、でもピーターが大切に思ってる人物はまとちゃんなのを知っているっていうもう切なすぎる展開ですね。

そしてまとちゃん先生が時代や夢、現実全てを飛び越えて巡りあうラブロマンスっていう二つを一気に描いているところもいいですね。

ピーターの正体については実はいろいろ伏線が散らばっているので振り返ってこれまでを観てみてる面白いかもしれません。

それ以外にもいろいろな話がつながってつながってこの三話に繋がっているあたりが、なんというかこの話を際立たせるために原作のストーリーをうまくチョイスしてアニメ化した!っていうスタッフ愛も伝わってくる回ですよね。専用のPVとかキービジュアルまでつくるし、挿入歌までいれるしもう最高でした。

そして、今回のこのファンタジーワールドをより楽しむために、ぜひ天野こずえ先生の『夢空界』と『浪漫倶楽部』を読んでくれ!!!!!!!!と是非とも思います。

あまんちゅ!〜あどばんす〜 感想 のまとめ

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